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熱中症予防・なぜ塩分を摂取しないとダメなのか!?

おはようございます。あんり治療院の藤井です。

今年の夏はとんでもなく暑いですね。
長く続く猛暑で体力が落ちてくると熱中症の危険はさらに高くなってきます。
今日、7月25日は「最高気温記念日」といわれてまして、まだまだ続く暑さに備えて熱中症予防「塩」についてお伝えします。

過去にも熱中症予防に付いてお伝えしてきました。

過去に配信した熱中症予防の記事

【参考記事】熱中症予防の基礎知識・気温と湿度にご用心
【参考記事】熱中症予防・汗は拭きとらずに蒸発させよう
【参考記事】熱中症予防・汗腺を活性化してサラサラ汗をかこう
【参考記事】熱中症予防・クーラーガンガンで爆睡して体力回復!
【参考記事】水分摂取法・手作りフォンダンウォーターを飲んで美と健康も手に入れよう

是非、こちらの記事も合わせてご覧ください。

今日はニュースでもよく言われている「塩も一緒に摂取しよう」ということについてお伝えします。

[あんりさんから一言] このページの内容は自由にコピペしていただいて構いませんが、お役にたちましたら[いいね!]やコメント、Googleレビューを一言残していただければ嬉しいです。




人体の水分の塩分濃度について

人体の血液や体液は『0.9%の塩分濃度』に保たれています。
1lのペットボトルに1000mlの水と10gの塩が入っているような状態とイメージしてください。

脱水症状のメカニズム

汗や尿で水分と塩分が一緒に排出されると、ペットボトルの中は500mlの水と5gの塩というような状態になります。
ここで水だけを500ml摂取すると1lの水と5gの塩という『0.5%の塩分濃度』になってしまうので、0.9%に保つために水をどんどん排出してしまい、500mlの水と5gの塩の状態に戻ってしまいます。
水だけを摂取していても脱水状態は改善しないというのはこういう人体のメカニズムによるものです。

高血圧症のメカニズム

では逆に塩を摂取しすぎるとどうなるのか…。
1lのペットボトルに1000mlの水と20gの塩という状態になったとします。
人体は0.9%の濃度に保とうとするため血管外の細胞などから水を集めてくるようになります。
そして1lしか入らないペットボトルに無理やり水を入れて、2lの水と20gの塩という0.9%に保とうとします。
ペットボトルが破裂しそうな水圧になりますが、血管内でこういう状態になることを『高血圧』といいます。
血圧が高い人は塩を獲りすぎるとダメですよぉ…というのはこういう理由からです。

水分と塩の摂取のバランスについて

水だけじゃなくて塩も一緒に摂取!!と安易に考え過ぎちゃうと逆効果な場合もあります。

例えば、たくさん汗をかいた場合は水分摂取とともに塩の摂取も必要になりますが、涼しいところにいてほとんど汗をかいていない時に塩を摂取してしまうと塩分過多になってしまいます。
あくまで、汗をたくさん書いた場合には塩を摂取するようにしてください。

ほとんど汗をかいていない場合

涼しい室内にいて汗を全く書いていない場合でも、「不感蒸散」といって皮膚からは水分が蒸発しています。
また、呼吸の際の吐息にも体内の水分が含まれているので呼吸するだけでも体内の水分は減っていっています。

汗をかいていない場合は「お茶」などがいいですね。

現代の日本人の食生活でも塩分は少し摂取しすぎているらしいので、塩の摂取をあまり考えなくても大丈夫だと思います。

掃除や洗濯などで少し汗をかく場合

家事などで汗をかくとなると、上で説明した「お茶」にもう少し水分量を増やして塩分の摂取を加えないといけません。

塩分補給にオススメなのは、「塩昆布」や「梅干し」です。

塩昆布だと塩だけじゃなく昆布に含まれるミネラルも摂取することができます。
梅干しだと塩と梅干しに含まれるクエン酸も一緒に接種できます。
最近は『減塩タイプ』というのもありますが、塩分補給を目的にするなら減塩タイプじゃない方がいいでしょうね。

スポーツなどで汗をたっぷりかく場合

スポーツで大量の汗をかく場合はお茶よりスポーツドリンクが最適です。
スポーツドリンクと水を1:1で薄めて飲むと身体への吸収が速くなるそうですよ。私はマラソンの練習中はいつもアクエリを水で2倍に薄めて飲んでます。

塩の摂取は塩昆布や梅干しでもいいですけど運動中は邪魔ですから、「塩飴」や「塩サプリ」が便利です。

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※塩分やカリウムなどが多い商品ですので心臓や腎臓、血圧の高い方などはご注意ください。

私もこの商品を愛用してますが持ち運びが便利なので助かっています。

水分や塩分を摂取するタイミング

「汗をいっぱいかいたからしっかり水分と塩分を補給しよう」というのは間違い、これでは脱水症状・熱中症になってしまうかもしれません。
汗で水分を失っているのですでに脱水状態かもしれません、熱中症の危険があるかもしれません。

『これから汗をかくからしっかり水分と塩分を摂取しておこう』というのが大正解。
水分や塩分は飲んですぐ吸収されるわけではなく、水分に至っては大腸まで進んでやっと吸収されて全身に巡り始めます。
飲んですぐ吸収ということではないため、これから汗をかくと分かっている場合は事前に接種し、運動中はこまめに摂取するようにしてください。

大切なのは「汗をかく前に飲む」ことです。

熱中症ってどんな感じ?

死に至ることもある熱中症ですが、初期症状のサインを見逃さないようにしてください。

頭痛がする。
吐き気がする。
暑いはずなのに汗が出ていない。
これらを感じたらすぐに日陰で休んで水分と塩分の摂取をしてください。
おかしいな?と思ったらすぐに救急車を呼ぶようにしてくださいね。
ひどくなると意識がはっきりしなくなって電話もできなくなってしまいますので早め早めの対応を心がけてくださいね。

美味しいお茶で水分摂取

最後に「美味しいお茶(緑茶)」で水分を摂取する方法をお伝えします。

緑茶は熱湯で入れる事が多いと思いますが、温度が高いほど「渋味」や「苦味」が増し、さらに利尿作用のある「カフェイン」も多く抽出されてしまいます。
緑茶そのものの「甘味」を楽しみ、利尿作用のあるカフェインを少なくする入れ方が『氷出し緑茶』です。

氷出し緑茶の作り方

きゅうすの底に茶葉を広げ、容器いっぱいまで氷を入れて溶けるまで放っておきます。
氷が解けたらきゅうすを軽く振ってください、キレイな緑色になって出来上がりです。

茶葉は氷出し緑茶専用のものもありますが、スーパーで売ってる普通の緑茶でも美味しくいただけます。
熱湯で入れると茶葉がすぐに開いてしまいますが、氷出し緑茶の方法だとすぐには茶葉が広がらないので1回分の茶葉で4回から5回ほど楽しめます。
透明の容器で作ると目で見ても楽しめます。

飲み終わったら氷を足す、飲み終わったら氷を足すというようにするとこまめに水分摂取ができますし、脱水症予防にも効果的なのでよければお試しください。

2013年の猛暑では全国で1000人以上の方が亡くなられています。
大阪は温度も湿度も高く、全国でトップレベルの熱中症棄権地域といわれていますので、しっかりと熱中症に備えてくださいね。

最後に……

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