2度目のフルマラソン「淀川市民マラソン」の思い出

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2度目のフルマラソンとなった2017年11月5日の淀川市民マラソン。
ブログにも思い出を残しておこう……。


2016年7月から月に2回のマラソン練習会に参加して1年4カ月、2度目のフルマラソンに挑戦してきました。

今までは10回目の練習記念で初ハーフマラソンに挑戦して2時間25分、15回目の練習記念で初フルマラソンに挑戦して5時間58分、区切り区切りでマラソン大会に参加してきました。
そして今回は過去30回のマラソン練習の集大成としてのマラソン大会。
まぁ、31回目というと気持ち悪いのでこの言い方で…(笑)

ここからはフェイスブックに投稿したものと同じなんですが、所々に写真も載せています。
たくさんの仲間と共に走る…、本当に楽しいひと時でした。

2017年11月5日、第21回淀川市民マラソン、フルマラソンの部に出場しました。
ライバルとの対決も重要ですが自分との戦いも大切。
目標の5時間をめざし、キロ6分半でどこまで行けるのか挑戦!!

スタート前はとてもリラックスしていた。
ライバルとスタート直前にトイレに行こうと列に並び、用を足してトイレから出てきたら何やら花火が上がった。
長居公園の大会と違い、規模が大きい大会は何かとにぎやかだなぁ…と思ってたらライバルがトイレから出てきた。

時計を見たら9時40分、あれ?、今の花火はスタートの号砲だったようだ(汗)
慌てて列に並んだらほぼ最後方、スタートラインを越えるまで8分半ほどかかった。

キロ6分半なんてとてもとても、大混雑でキロ7分半でも走れない。
そのまま10kmを通過し、5時間の目標は諦め、気持ちよく走る事にした。

河川敷を走ってる写真

20kmに近付いた頃、暑さと疲労からか味覚がおかしくなってきた。
水もスポドリも同じ味に感じる、しかも一口飲むと吐きそうになるほどまずく感じ、水分摂取はミカンが命綱。

25km近くのエイドで水とスポドリを一口飲むも気持ち悪くて吐きそうになって飲めず、ついに28km付近で完全に足が止まった。
ハムストにピキピキくる違和感と呼吸の乱れから気持ちが切れた…。

31kmの折り返しでも走り出す事が出来ず、味覚もおかしいまま、ジェルとミカンで補給するも気持ちが前に進まない。

32km付近でライバルとすれ違う。
ライバルは力強く走っており、エールまで送ってくれた。

33km付近で振り返ると200mほど後方にライバルの姿が見えた。
残り9km、長居公園なら約3周、何とか気持ちを奮い立たせて走り出したが歩いて固まっってしまった筋肉、ロボットみたいにぎこちない…。

その後も味覚は戻らず、水分補給も満足にできないまま、キロ7分半がやっとこさのフラフラ状態。
そこに女神のエイド、ゆかりさんがコーラを入れてくれた、めちゃくちゃ美味しい!!
水分と糖分の捕球も嬉しかったが、美味しく飲めたのが何よりうれしくてもう一杯もらおうと思って後ろを見るとライバルが50mまで迫っていたのですぐに走り出した。
美味しく飲めた幸福感で気持ちがリセットでき、かなり元気が出た。

ライバルとの差は50mから200mの範囲で縮んだり広がったりしながら38kmを通過して残り4km!!
「後ろも疲れてるからこのまま歩かずに走ったら勝てるよ!!」と伴走のすぎちゃんから檄が飛ぶ。

39km通過、後ろから伴走の宮さんの元気な声が聞こえる。
後ろからの越えはよく聞こえますね、ライバルも元気なのかとプレッシャーを感じ、7月の伴走講習会の中田さんの講義を思い出した。
ギリギリの戦いでの「駆け引き」
こっちは駆け引きどころかどんどんペースが落ち、キロ8分をキープするのも難しく、一歩ずつ進むことしかできない。

40km通過、ライバルとの差は150m、すぎちゃんからの励ましに答える余力もなくなりキロ8分を越えた。

残り2kmを切ったころ、いつの間にかライバルがすぐ後ろにいた。
40kmからラストスパートをかけたのか、あっという間に抜き去られた。
必死でキロ7分まで上げても置いて行かれる。
最後のチカラでキロ6分半まで上げても少しずつ差が開く。
路面の悪い所に入り、これ以上スピードを上げられない…。

40kmを越えてこんなペースまで上げられるのか…。
これが練習量の差という事なのかな…。
ここまでの走りをされたらしょうがない、勝てない…。

そう頭に浮かんだとき、またすぎちゃんから劇が飛んだ。

「最後サイゴ、上げられる?、上げて行こう上げて行こう!!」
「もう無理?、上げれない?、無理かぁ?」

無理という言葉を聞いて気持ちを取り戻した。
このまま負けたらライバルに一生言われ続けてしまう!!
次に勝っても1勝1敗でしかない!!
そんなことは絶対に嫌だ!!

よし、路面が悪い所ではペースを維持、舗装路に出たら最後の最後、どこまで追いつけるか最後の勝負!!

冷静に呼吸を整え、フォームを最終確認、
今まで教えてもらってきたことを思い出す。
骨盤は前傾、上体は起こし過ぎない、軽くアゴを引いて視線は10m先の道路。
腕を思い切り後ろに振り、捻じれで骨盤を出す、しなりで足を前に出して骨盤の下に着地。
さぁ、舗装路に出た、差は約20m、残りは1.2km!!

イメージ通りに身体が動いた。
最後まで息が続くよう、声を出しながら深くピッチの速い呼吸を繰り返す。
少しずつスピードに乗り、キロ6分、5分半とペースが上がる。
ライバルとの差も20m、15m、10mと少しずつ縮まる。
すぎちゃんがライバルとの差をクチにしなくなった。
ここから最後の勝負、250m毎のペースで5分10秒まで上がった、

舗装路から左に曲がって路面の悪い所に入る。
「路面悪いよ!!足上げて足上げて足上げて!!」とすぎちゃんから指示が出る。

残り数十m、私の前3mのところでライバルが路面に足を取られてペースが乱れ、すぎちゃんから最後の檄が飛ぶ。
「体勢崩したよ!!ラストラスト!!」
最後は盲ダッシュ、ゴールに向かって死にもの狂い!!

そしてゴールラインを越えた…。

どちらが先にゴールしたのか分からないほどの接戦。
42.195km走ってきて私とライバルはたった1mの差でゴール。
「藤井さん、勝ったあぁ!!」とすぎちゃん。
どうやら、ゴール手前、紙一重でライバルを追い抜いて
私が先にゴールラインを越えたようです!!

グロスタイム:5時間49分00秒
私とライバルは同じタイムでのゴールとなりました。
(ネットタイム:5時間40分20秒)

完走タオルを持ってライバルと撮った写真

ラスト2kmのギリギリの勝負、フルマラソンとは思えないほど僅差での決着。
疲労で限界と思ってたペースからキロ3分も引き上げてくれたライバルの存在。
朝早くから応援に駆け付けてくれたわーわーずの皆さんの声援。

皆さんのおかげで、最高にしんどいながら最高に楽しいレースができました。
ありがとうございました。

わーわーずの仲間と記念撮影した写真

そして、こんな楽しいレースを何の不安もないように伴走してくださったすぎちゃん。
ライバルを伴走してくださった宮さん。
本当にありがとうございました!!

最後に、ライバルのケロウさん
たった1mですが、この1mは大きいですよぉ!!
勝ちと負けを分ける大きな1mですからねぇ♪

リベンジにも応じますので、しっかり練習して挑戦してくださいよ♪(^^b

記録証を持って撮った写真

★後日追記

数日後、僅差での大勝利という美酒に泥酔しながら淀川市民マラソンの公式ページを覗いたら、タイムや順位が公開されてたので見てみました。

3803位 ケロウさん 5:49:00
3804位 ○○さん 5:49:00
3805位 私 5:49:00

あれれ?、ライバルの方が順位が上になってる…。
しかも、ライバルとの間にもう1人いてる…。
どういうことだ?、1m追い抜いたのはゴールしてからだったっていうこと?

金メダルを確認しようとしたら銅メダルだったという事実…、見なけりゃよかった(汗)

まぁいいか…「銅」は『金と同じ』って書きますしね(笑)
しっかり練習してリベンジしよぉっと♪

※更に後日追記

ゴールライン付近でゴールの瞬間を見てた仲間がいました。

どうやら…。
実は…。
本当は…。

やっぱり私の方が1m早くゴールラインを越えていたそうです(ヤッター)
とはいっても、何とまぁ後味の悪い結果でしょう(汗)
完走証にも淀川市民マラソンの公式HPの大会結果のページにも、私の方が順位が下だと掲載されちゃってますからねぇ。

負けってことですね。その方が次につながって面白い!!

ケロウさん、次は機械の気まぐれなんかで入れ替わる事がないくらいの大差で勝利してやりますからね!!

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コメント

  1. ケロウ より:

    美酒をもっと噛み締めようと思ったら
    いやぁぁぁぁぁ、最高のオチが最後にありましたなぁ(ゲラゲラゲラゲラ)

    現代版、うさぎと亀ですなぁ
    これで、一生、言われ続けますなぁ(笑)(

    でも、ネットでは、負けたなぁ
    歴史に残る名勝負?になったよなぁ

    • りゅうさん より:

      いやいや、公開されてた順位では私が下になってましたけど、あれは私が勝ってたはずです(笑)

      ケロウさんたちはこちらに気付いていなかったでしょうけど、私たちは1キロ以上手前から狙いを定めて標的にしてて、追い抜く事だけを考えて走ってたんです(笑)
      その私たち(すぎちゃん)がゴールラインを越える瞬間の順番を見誤るなんてことは絶対にないと思うんですよ(笑)
      チップの計測が1秒ごとだったから同着であんな表示に…(涙)

      毎年11月、こんな話題が繰り返されるんでしょうね(笑)