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解剖学ノート07「感覚器系」

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・五感器
視覚器
平衡聴覚器
嗅覚器(前述)
味覚器(前述)
外皮

1.視覚器
眼球と副眼器に分ける
1)眼球
(1)大きさ
直径:25ミリ
(2)表面の名称
前を前極、後ろを後極という
前極と後極を結ぶ軸を眼球軸という
(3)構造(資料参照)
眼球壁と眼球内容に分ける
・眼球壁:眼球外膜、眼球中膜、眼球内膜に分ける
・眼球内容:眼房水と水晶体、硝子体に分ける
①眼球壁
ア.眼球外膜(眼球線維膜)
強膜、角膜(前の部分)
角膜:直径1センチ、厚さ:1ミリ
イ.眼球中膜(眼球血管膜)
脈絡膜(ブドウ膜)、毛様体、虹彩
いずれもメラニンを含む
・毛様体は脈絡膜の前部にあり、環状をていする
水晶体の周囲に位置し、水晶体とは網様体小体(チン帯)で結び付く
平滑筋よりなる(毛様体筋)
輪状に走る線維と(副交感神経支配)→水晶体を厚くし知覚を見るのに適するようになる
放射状に走る線維(交感神経支配)→水晶体を薄くし遠くを見るのに適するようになる
・虹彩
毛様体と水晶体の前にある
円板状をていし、中央に瞳孔がある
平滑筋よりなる
輪状に走る線維(瞳孔括約筋)→副交感神経支配
放射状に走る線維(瞳孔散大筋)→交感神経支配
ウ.眼球内膜(眼球神経膜)
脈絡膜の内層にある
表層から、色素上皮層、網膜
・網膜
視覚部と盲部に分ける
毛様体の後面で、外側の視覚部と盲部との境を鋸状縁という
網膜後部の内面を眼底という
・視神経乳頭(視神経円盤):視神経が眼球を出る部)
後極の2、3ミリ内側
視神経乳頭は色素上皮層、視細胞を欠きマリオットの盲点となる
・黄斑と中心窩
黄斑は後極の外側1ミリ
・中心窩
黄斑の中心部にあるくぼみ
・網膜中心動脈
視神経の中心を通り眼球に入り、視神経乳頭の中心から網膜に放散する
内頚動脈の枝
・網膜中心静脈
集まって視神経乳頭の中心から視神経の中を通り、眼球を出る
・視細胞(p382)
網膜は第1~第3ニューロンよりなり、色素上皮層から中心部の硝子体に向かって
第1ニューロン(感覚上皮)
第2ニューロン(網膜神経説)
第3ニューロン(視神経説)
の順で配列する
第1ニューロンの神経細胞が視細胞である
視細胞には錐状体細胞と杆状体細胞がある
錐状体細胞の原形質突起である錐状体と
杆状体細胞の原形質突起である杆状体が光を感受する
各錐状体と各杆状体に光を強く屈折する外節と、弱く屈折する内節を区別する
外節は錐状体では太い紡錘状
杆状体では細い棒状をていする
中心窩では錐状体のみが存在する
錐状体と杆状体の比率(資料参照)

②眼球内容
眼房水
水晶体
硝子体
ア.眼房水
リンパである
眼房水は毛様体と虹彩で産生され、角膜と強膜の境にある強膜静脈洞(シュレム管)を経て静脈系に入る(重要)
眼房水の産生・排出のバランスが失われると、眼圧に変化をきたす
眼圧が上がる病変を緑内障(あおぞこひ、海ぞこひ)
☆正常眼圧=10~20.5mHg
・前眼房
角膜と虹彩の間
・後眼房
毛様体と虹彩と水晶体の間
イ.水晶体
虹彩の後ろ
毛様体に囲まれている
直径=1センチ
凸レンズ状をていし、彎曲は後面が大きい
水晶体線維とその間を満たす接合質よりなる
機能は補助レンズ
年齢とともに水分が減少して弾力性を失うと、調節力が低下し老眼となる
水晶体が白濁する病変を白内障(しろぞこひ)
ウ.硝子体
水晶体の後ろにある
眼球内容の大部分を占める
統名かんてん状をていする
硝子体線維とその間を満たす液体よりなる
水分が90%を占める
機能:眼球内圧を保つ。光を網膜に導く

2)副眼器
眼瞼
結膜
涙器
眼筋(外眼筋)
(1)眼瞼
各部の名称
上のものを上眼瞼、下のものを下眼瞼という
その間を眼瞼裂という
上下眼瞼の会う部の内側を内眼角、外側を外眼角という
上下眼瞼には睫毛(睫)がある
①構造
外層より順に、皮膚、筋板、眼瞼板、眼瞼結膜よりなる
筋板は眼輪筋の一部である
眼瞼板は結合組織よりなり、その中に脂腺の一種である眼板腺(マイボーム腺)がある(重要)
この腺の導管は睫毛の後ろに一列に開口し、
分泌物は涙が眼瞼裂からあふれるのを防ぐ
麦粒腫(ものもらい)
(2)結膜(p384)
眼瞼の内面を覆った眼瞼結膜は、眼球の表面を覆う眼球結膜に続く
眼球結膜は角膜の部にはない
眼瞼結膜が眼球結膜に移行する部を上結膜円蓋、下を下結膜円蓋という
(3)涙器
涙腺と涙路からなる
①涙腺
前頭骨の涙腺窩に入り、大きさは小指頭大
漿液性の複合管状腺で、導管が多数あり、上結膜円蓋の外側に開口する
②涙路
涙点→涙小管→涙嚢→鼻涙管
・涙点:上下眼瞼の内側にあく小さな孔
・涙小管:涙点より起こり、上下眼瞼の中を内方に走り涙嚢にいたる
・涙嚢:上顎骨と涙骨が作る涙嚢窩にある
・鼻涙管:涙嚢より起こり、下鼻道の前部に開口する
(4)外眼筋
上直筋、下直筋
内側直筋、 外側直筋
上斜筋、下斜筋
上眼瞼挙筋
★起子、停止、作用、神経については資料参照

2.平衡聴覚器
・平衡覚器
・聴覚器
外耳、中耳、内耳からなる
1)外耳
耳介、外耳道、鼓膜からなる
(1)耳介
耳介軟骨(弾性軟骨)と
皮膚よりなる
①各部の名称
・周囲の隆起を耳輪(耳介外周部分)
・耳輪の続きで外耳孔の上に至る部を耳輪脚
・耳輪の内側を対輪(外側の法を走る溝)
・対輪の前のくぼみを耳甲介腔
・耳甲介腔の中央に外耳孔がある
・外耳孔の前の突出部を耳珠
・耳珠の後下の突出部を対珠
・耳珠と対珠の間を珠間切痕
・対珠の下の柔らかい部を耳垂
(2)外耳道
長さ:2.5センチ
・S字状に曲がる
・外側3分の1を軟骨性外耳道といい、弾性軟骨よりなる
・内側3分の2を骨性外耳道といい、側頭骨錐体の中にある
・外耳道の皮膚には特殊な大汗腺(アポクリンセン)である耳道腺がある
この分泌物が耳垢である
(3)鼓膜
・位置
外耳と中耳の境をなす
・形態
円形をなす
中央が内に向かってくぼみ、菅笠状をていする
・大きさ
直径:1センチ
厚さ:1ミリ
・傾斜
上外方から下内方へ40~50度傾斜
・鼓膜臍(鼓膜の中心部)と傾斜は、鼓膜が空気の衝撃により敗れるのを防いでいる
①各部の名称
・外面から見て鼓膜臍から上方に向かう白い条を
ツチ骨条といい、ツチ骨柄がすけて見える
・鼓膜上部の緩んだ部を弛緩部
・他の大部分の緊張している部を緊張部という
②構造
3層からなる
・外層より順に
外耳道の皮膚の続きの重層扁平上皮
結合組織
鼓室の粘膜の続きの単層立方上皮よりなる
・結合組織は2層よりなり内層のものは線維が輪走し、外層のものは線維が縦走する

2)中耳
中耳の内腔を鼓室といい、ここに耳小骨、耳小骨筋がある
(1)鼓室
内側壁、外側壁、前壁、後壁、上壁、下壁に分ける
・外側壁には鼓膜がある
・内側壁には内耳に続く前庭窓(卵円窓)と蝸牛窓(正円窓)の二つの孔がある
・前壁上部には耳管鼓室孔があり、耳管をへて咽頭鼻部外側壁にある耳管咽頭孔に続く
・後壁上部には乳突洞があり、乳突蜂巣に続く
(2)耳小骨
3個ある
・大きさ
米粒大から小豆大
・それぞれ関節でつながる
・外側より順にツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨
①区分
ツチ骨;頭、頚、外側突起、前突起、柄
キヌタ骨:身体、長脚、短脚
アブミ骨:頭、前脚、後脚、底
・ツチ骨柄:鼓膜の内面につく
・アブミ骨底:前庭窓に入る

(3)耳小骨筋
2個ある
横紋筋である
①鼓膜張筋
・起始:鼓膜張筋半管(前壁上部にある)
・停止:ツチ骨柄
・作用:鼓膜を緊張させる
・神経:三叉神経第3枝(下顎神経)の鼓膜張筋に行く枝
②アブミ骨筋
・起始:鼓室後壁
・停止:アブミ骨頭
・作用:鼓膜を弛緩させる
・神経:顔面神経のアブミ骨筋神経

(4)耳管
・位置
咽頭と鼓室(中耳)を連ねる
・長さ:3~4センチ
①各部の名称
・咽頭側の開口部を耳管咽頭孔といい
・耳管咽頭孔は咽頭鼻部外側壁、下鼻道の後ろに開口する
・鼓室側の開口部を耳管鼓室孔といい、鼓室前壁上部に開口する
②構造
内面は粘膜よりなり、粘膜上皮は繊毛上皮である
咽頭側3分の2は軟骨の支柱(主として硝子軟骨)を有し、
鼓室側3分の1は側頭骨の中にある
③機能
鼓室内圧を咽頭内圧、すなわち臥位気圧と等しくする
平時は圧平され閉じているが、嚥下時には口蓋帆張筋の収縮により開く
・自声強聴(p388)

(5)中耳の粘膜
鼓室内面と耳小骨、耳小骨筋の表面を覆う
蝸牛窓をふさぐ部を第2鼓膜という
粘膜上皮は単層立方上皮
ただし、耳管鼓室孔付近では繊毛上皮である

3)内耳
迷路ともいう
骨迷路と膜迷路が区別される
内耳は側頭骨錐体の中にあり、長さ2センチ、幅:1センチである
・骨迷路は厚さ2~3ミリの、骨の中でも緻密質よりなり、
膜迷路は骨迷路の中にある結合組織の嚢である
骨迷路、膜迷路の間にあるリンパを外リンパ
膜迷路の中にあるリンパを内リンパという
(1)骨迷路(389、390、391)
前から順に
蝸牛、前庭、骨半規管
①前庭
中耳とは前庭窓、蝸牛窓で続く
側頭骨錐体後面とは、前庭水管で続く
イ.骨半規管
3本の半輪状の部よりなる
前骨半規管、後骨半規管、外側骨半規管がある
前骨半規管は、錐体の長軸と直角位に
後骨半規管は、錐体の長軸と平行位に
外側骨半規管は、水平位にある
各骨半規管は骨端脚と骨膨大部を有する
骨膨大部脚で前庭に開口する
前骨半規管の骨端脚と
後骨半規管の骨端脚は合わさって前庭に開口する
これを骨双脚という
ウ.蝸牛
・前庭より始まり、2回と4分の3回巻く、巻き貝状をていする
・長さ:3センチ(伸ばした長さ)
☆高さ:4~5ミリ
・外側で蝸牛の頂点を蝸牛頂という
・内側で蝸牛の底面を蝸牛底という
・蝸牛頂と蝸牛底を連ねる骨軸を蝸牛軸
・巻き貝状の管を蝸牛ラセン管(ラセン管)といい、この中に蝸牛軸から出て外周に達しない薄い骨の板である、骨ラセン板が出る
・骨ラセン板により蝸牛ラセン管を外側の前庭階と内側の鼓室階に分ける
・前庭階は前庭の前庭窓より続き、鼓室階は前庭の蝸牛窓より続く
・前庭階と鼓室階は蝸牛頂の部で蝸牛孔により連絡する

(1)膜迷路
・前庭の中には球形嚢と卵形嚢がある
・骨半規管の中には半規管(膜半規管)がある
・蝸牛の中には蝸牛管がある
上記の三つは骨迷路同様、連続している
①球形嚢と卵形嚢
・前に球形嚢、後ろに卵形嚢があり、連嚢管により連絡する
・連嚢管からは内リンパ管が出て、前庭水管の中を通り、側頭骨錐体後面にある内リンパ嚢にいく
②半規管(膜半規管)
・卵形嚢より起こる
・前骨半規管の中に前半規管
後骨半規管の中に後半規管
外側骨半規管の中に外側半規管がある
・骨膨大部に一致して膨大部がある
③蝸牛管
・球形嚢より続く結合管より始まり、蝸牛ラセン管の中を蝸牛頂に達して終わる
・蝸牛ラセン管の断面を見ると、前庭階、蝸牛管、鼓室階の3部に分けられる
・蝸牛管の内で、上壁(内側壁)は前庭階壁を
下壁は骨ラセン板および基底板(基底膜)をおおい、鼓室階壁(ラセン膜)という
外側壁は骨膜の一部が厚くなり、ラセン靭帯という
・基底板(基底膜)は骨ラセン板とラセン靱帯の間にある
・蝸牛管は鼓室階壁と基底板により鼓室階に接する
☆鼓室階と蝸牛管の間のへだて
鼓室階側:基底板
蝸牛管側:鼓室階壁
☆前庭階と鼓室階の隔て
骨ラセン板が内側のへだて
途中から鼓室階壁と基底膜になり、蝸牛管とのへだてにつながる

④膜迷路にある感覚受容器
ア.平衡斑(p391)
・球形嚢と卵形嚢にある
・単層円柱上皮よりなる有毛細胞と、その上にのる、平衡砂膜により構成される
・有毛細胞の毛を平衡毛(感覚毛)という
・機能
頭部の傾斜と直鍼方向、加速度を感受する
平衡砂膜の有毛細胞に加わる重さの変化を感受することにより、上記の感覚が起こる
イ.膨大部稜(p391)
・半規管の膨大部にある
・構造
単層円柱上皮よりなる有毛細胞により構成される
有毛細胞の毛は筆の先状をていし、先端を膨大部頂(小帽)という
有毛細胞の毛を平行毛(感覚毛)という
・機能
頭部の回転の方向(多軸性)、回転の加速度を感受する
内リンパの移動を有毛細胞が感受することにより、上記の感覚が起こる
あらゆる方向の回転に対応するため半規管は三本あり、いずれも方向がことなる

ウ.コルチ器(ラセン器)
蝸牛管の中、鼓室階壁(ラセン膜)にのる
・構造
単層円柱上皮よりなる有毛細胞と、その上を覆う蓋膜により構成される
有毛細胞の毛を聴毛という
・機能
聴覚を感受する
・聴覚の起こり方
音源
→空気の振動
→鼓膜の振動
→耳小骨の振動→アブミ骨の振動
→前庭階の外リンパの振動
→蝸牛頂まで達する
→鼓室階の外リンパの振動
→外リンパの振動により蝸牛管の内リンパの振動に変わる
→内リンパの振動をコルチ器の有毛細胞が感受する

3.外被(皮膚)
①厚さ
数ミリ~数センチ
②色
メラニン色素の量により決定される
③蒙古斑
 蒙古人種の乳幼児の殿部や背部を中心として見られる青い斑点を蒙古斑という。これは、皮膚の真皮の中にメラニン色素が溜まったものである。
④皮膚理紋
 小さな皮膚の隆起である皮膚小稜が規則正しく集まったものを皮膚理紋という。皮膚理紋のうち、指のものを指紋、手掌のものを掌紋、足底のものを足底紋という。
⑤熱傷
熱傷などで体表面積の3分の1を超える皮膚が失われると、生命の危険がある
1)構造
表皮、真皮、皮下組織に分ける
(1)表皮
①厚さ
部位により異なるが、普通0.05ミリ~0.2ミリ
手掌や足底では1ミリにも達する
重層扁平上皮よりなる
②構造
3層よりなる
表層より順に
角質層、中間層、胚芽層
ア.角質層
細胞は角質化(ケラチン化)しており、一日あたり6~14グラム脱落する
イ.中間層
淡明層と顆粒層に分かれる
・淡明層
細胞は死滅している
・顆粒層
細胞内に角質(ケラチン)となる前段階の、ケラトヒアリン渦流を含む
ウ.胚芽層
有棘層と基底層
・有棘層
マルピギー網ともいう
細胞は細胞間橋を介して互いに連なり、網状をていする
・基底層
表皮が新生する部で、メラニン色素を含む
表皮はここで新生され続ける
胚芽層は中間層になり、中間層はやがて角質層となり脱落する
メラニンを産生する細胞であるメラノサイトがある

(2)真皮
①厚さ
部位により異なるが、普通1~2ミリ
手掌、足底では3ミリ以上にも達する
②密生結合組織よりなる
③構造
2層よりなる
表層より順に
乳頭層、網状層
ア.乳頭層
皮膚乳頭となって表皮に突出する
皮膚乳頭には2種類あり、神経乳頭と血管乳頭がある
*神経乳頭の中には触覚小体(マイスネル小体)が入る
*血管乳頭では、皮膚に来る血管が終わる
(表皮には血管がないが、神経は表皮までくる)
イ.網状層
結合組織が網状に配列する

(3)皮下組織
疎性結合組織と脂肪よりなる

2)皮膚にある神経終末
自由神経終末と終末神経小体がある
これらは感覚受容器である
(1)自由神経終末
裸の軸索で表皮に達する
主として痛覚を感受する
(2)終末神経小体
神経の末端にある特殊な装置である
触圧覚を感受する
①触覚細胞(メルケル細胞)
表皮の胚芽層にある
②触覚小体(マイスネル小体)
真皮の神経乳頭にある
③層板小体(ファーテル・パチニ小体)
真皮の下層から皮下組織にかけてある
直径0.5ミリ
①~③は触圧覚を感受
④その他
ア.クラウゼ小体
真皮にある
冷覚を感受する
イ.ルフィニ小体
真皮の下層から皮下組織にかけてある
触圧覚を感受する(教科書では温度覚を感受するとなっているが、実際には関与しない)

3)角質器
表皮の変形したものを角質器という
毛、爪がある
(1)毛
手掌、足底、口唇など、特定の場所を除き、ほとんど全身の皮膚に生えている
①各部の名称
毛幹と毛根に分ける
・毛幹は表皮の角質層に相当し、毛孔より皮膚上に出る
・毛根は皮膚内にあり、先端の膨大部を毛球、
毛球の中心を毛乳頭という
・毛球は表皮の胚芽層に相当し、分裂・増殖し、毛の成長を行う
・毛乳頭は真皮の乳頭に相当し、毛球に栄養分を与えている
・毛包は、毛根を鞘状に包み、白色寒天状をていする
2層よりなり、内層のものは表皮性
外層は結合組織性である
・毛包には立毛筋がつき、脂腺が開口する
③立毛筋
平滑筋よりなり、毛の皮膚面に対する鈍角側(皮膚内からみて)にある
真皮より起こり、毛包につく
・交感神経の支配を受ける
・機能
収縮により毛を立たせる
動物では毛の間の空気の層を厚くして体温の放散を防ぐ
人では毛を立たせると皮膚面に鳥肌をみる
④毛の構造
・毛の中心部と表層、際表層の分類
中心部:髄質
表層:皮質
最外層:毛小皮
⑤身体各部の毛の名称(重要でない)
頭髪:頭毛
腋の毛:腋毛
眉の毛:眉毛
まつげ:睫毛
顔の毛:須毛
耳の毛:耳毛
鼻の毛:鼻毛
陰部の毛:陰毛
うぶ毛:生毛
⑥毛ののびる速度(重要でない)
資料参照
⑦毛の寿命(重要でない)
資料参照

(2)爪(p397)
①各部の名称
・表面に出ている部を爪体
皮膚の中にある部を爪根という
・爪体の下層を爪床といい表皮の胚芽層と真皮よりなる
・爪の潜入線と外側縁を覆う皮膚の隆起を爪部といい、
爪部の表面の角質層は周囲の皮膚と同一の構造を示し、爪体の後部と外側部は連続して覆われる
これを上爪皮という
・爪床の胚芽層を舌爪皮という
②爪の成長
爪根と爪体の根元の胚芽層で行われる
その一部が半月として表面からみえる
・半月は爪の上皮の角化が完全に終わって折らす、深層の血管が透視できないため白く見える
③爪の伸びる速度(重要でない)
資料参照
④爪の表面の溝(重要でない)
資料参照

4)皮膚腺
表皮が真皮や皮下組織に落ち込んだものである(皮膚内にある)
脂腺、汗腺、乳腺がある
(1)脂腺(P394)
・単一胞状腺
・皮脂を分泌する
・毛のあるところに脂腺がある
ただし、睫毛にはない(睫毛のところには眼板腺=マイボーム腺がある)
・毛に関係なく皮膚に開く独立脂腺が口唇、肛門、乳輪、陰茎亀頭、などに見られる
・脂腺は毛包に開口し、立毛筋の収縮により皮脂を皮膚上に出す
・皮脂は脂腺の分泌部(腺体)が脂肪化してできたものである
・皮脂の機能
皮膚面を滑らかにする
体温の放散を防ぐ
(2)汗腺
単一管状腺
真皮の下層から皮下組織にかけてある
腺体は糸のかたまり状をていし、導管は表皮内でらせん状に湾曲する
手掌、足底では 皮膚小稜の上に1列に並んで開口する
・小汗腺と大汗腺に分類
①小汗腺(エクリン腺)
普通の汗腺で汗のみ分泌する
分泌物「汗」は体温調節を行う
②大汗腺(アポクリンセン)
小汗腺よりも腺細胞や腺腔が大きい
汗とともに腺体が破壊されたものを分泌する
大汗腺の分泌物は臭気を有し、胃性をひきつける体臭を作り出す
例)
・腋窩線:腋窩にある
・耳道腺:外耳道にある
・乳輪腺:乳輪にある
・肛門周囲腺:肛門周囲にある
(3)乳腺(P399)
・乳房の中にある
乳房は第2~第7肋骨の高さにある
乳房は乳房体と乳頭に分けられる
①乳房体
内部は脂肪と乳腺よりなる
②乳腺
複合管状胞状腺
乳房体の中に十数個の乳腺葉があり、乳腺葉は結合組織とよく発達した脂肪組織によりへだてられる
乳腺葉は小葉間中隔により多数の乳腺小葉に分けられる
分泌部を腺胞という
③乳頭
第4肋間にある
1個の乳腺葉に1個の乳管がある
乳管は乳頭の中で乳管洞というやや広くなった部を作ったのち、乳口に開口する
乳頭を囲む輪上部を乳輪(乳暈)という
・分泌物:乳汁
・分泌機序:p399参照

4.味覚
味覚の受容器は味蕾である
味蕾については(p392)
①大きさ
長さ:80マイクロ
直径:40マイクロ
②存在する部
舌の有郭乳頭(分界溝の前)
葉状乳頭(人類では退化)
その他茸状乳頭、舌下面、喉頭蓋、咽頭壁などに散在する
③構造
粘膜面の味孔の下に味細胞と支持細胞の2種類の円柱形の細胞があり、味細胞が味の刺激を感受する

5.嗅覚器
嗅覚の受容器は嗅上皮である
嗅上皮(p393)
①部位
上鼻甲介とこれに対応する鼻中隔にある
周囲の鼻粘膜に比べてやや黄色く見える
②構造
嗅細胞と支持細胞の2種類の丈の高い細胞が1列に並ぶ
嗅細胞は神経細胞である
神経突起(軸索)が嗅神経となり、嗅脳の嗅球に達する
嗅細胞の先端は膨れて内部に多くのミトコンドリアを入れる
また、先端の膨大部からは数本の嗅毛が出て表層の粘膜層の中を長く伸びる





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