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解剖学ノート02「骨格系」

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1)骨格の役割
①支持
②保護
③運動
④電解質(イオン)の貯蔵
電解質=K、P、Na、Ca
⑤造血作用…骨髄
★骨髄
ア.細網組織よりなる
イ.海面質の骨梁(こつりょう)の間、および管状骨の隋腔にある
ウ.種類:赤色骨髄・黄色骨髄の二種類
・赤色骨髄:小児のすべての骨髄、成人の体幹の骨髄、赤色を呈する
造血作用(赤血球、白血球、血小板を産生)を有する
・黄色骨髄:成人の体肢、赤色骨髄が脂肪化したもので、黄色を呈する
造血作用は有しない

2)骨の数
・体幹:23
・脊柱:26
・胸郭:25
・体肢上肢:32×2=64
・体肢下肢:31×2=62
合計=200

3)骨の形状※
①長骨
ex.大腿骨、上肢骨
区分:骨幹、骨端、髄腔
②短骨
ex.手根骨、足根骨
③扁平骨
ex.頭頂骨、胸骨、肋骨
④含気骨
ex.前頭骨、蝶形骨、上顎骨、篩骨(しこつ)
…副鼻腔を含む骨
前頭洞、蝶形骨洞、上顎洞、篩骨洞

4)骨の構造と化学的性状
①骨の構造
骨膜、骨質、骨髄の三つからなる
ア.骨膜
・密性結合組織からなる
・関節面を除く骨の表面を覆う(関節面には関節軟骨)
・骨質に直角に進入するシャーピー線維により、骨質とかたく結びつく
☆シャーピー線維…線維性結合組織
・筋、腱、靭帯が付着する部は厚くなる
・血管、神経に富む
☆骨に鍼があたると痛い

イ.骨質
・緻密質と海綿質からなる
・長骨の場合、骨端の表面と骨幹の大部分は緻密質
骨端の内部と骨幹の髄腔面は海綿質
・長骨以外は表面は緻密質
内部は海綿質
・扁平骨の緻密質を内板、外板と言い、その間に入っている海綿質を板間層という

a.緻密質の微細構造(重要)(p31、32)
①ハバース管:中心の血管腔(ハバース層板を養う血管が通る)
②ハバース層板:ハバース管を中心とした同心円状の層板(複数ある)
③基礎層板:表層の骨表面に平行な層板
④フォルクマン管:基礎層板を貫く血管腔(基礎層板を貫いたりハバース管をつなげたりする管、骨髄に栄養を送るわけじゃない)
⑤栄養孔:表面の孔で血管(栄養血管)が通る。通常、1~数個ある
★栄養管は骨髄につながっている
⑥骨小腔:ハバース層板に沿って並ぶ小腔で、骨細胞が入る(ハバース層板の層と層の間の隙間
⑦骨細管:隣接する骨小腔を束ねる管で、骨細胞の突起が通る(二相目と3層目の層同士をつなぐ)
骨細胞は突起によって隣接するもの同士が連なる

b.海綿質の微細構造
海綿質における骨質は骨梁(骨柱)という
基礎層板はなく、ハバース層板は不規則
他は緻密質と同じ

ウ.骨髄
★1)骨の役割の⑤造血作用を参照

②化学的性状
・有機質:膠原線維、骨細胞
・無機質:石灰分(その85%はリン酸カルシウム)
★膠原線維=引っ張りにつよい
石灰分は圧力に強い

5)骨の発生と成長
①骨の発生(重要)
「置換骨:軟骨から骨ができる
| →軟骨内骨化(ほとんどの骨がこれ)
|付加骨(被蓋骨):線維性結合組織から骨ができる
| →膜内骨化
L 頭蓋冠、顔面の骨にみられるのみ

ア.置換骨
骨幹では軟骨破壊組織が原始骨髄腔を作り、後に一時髄腔となり、ここに骨組織が作られる
軟骨膜の細胞→骨芽細胞→骨細胞
となる
細胞周囲に硬い基質を作り石灰化(カルシウム沈着)が起こる。これを一時骨化点という
骨端でも骨化点(化骨点)ができる。これを二次骨化点という
両骨化点の間の軟骨層は生後も骨端軟骨として残る
骨端軟骨は思春期以後は骨化して骨端線となる
★骨幹の中心から骨化がおこり、後に骨端でも起こる
★完全に石灰化が終わると、骨幹と骨端の間に線が残る(骨端軟骨の部分)

イ.付加骨(被蓋骨)
線維性結合組織の中に骨化点(化骨点)ができる
骨芽細胞が現れ骨細胞となり、細胞周囲に硬い基質をつくり、石灰化(カルシウム沈着)が起こる
p33の図参照

②骨の成長
ア.長さの成長
軟骨内骨化で、骨端軟骨から骨ができる
イ.太さの成長
膜内骨化で骨膜から骨できる

2.人体各部の骨核
1)頭蓋
・脳頭蓋…5種7個
・顔面頭蓋…10種16個

(1)脳頭蓋の構成
<脳頭蓋骨: 5種7個>
・前橈骨:1
・頭頂骨:2
・後頭骨:1
・側頭骨:2
・蝶形骨:1
★側頭骨と頭頂骨の間は鱗状縫合

①前頭骨
・前頭鱗
・眼窩部
・鼻部
<生体観察ポイント?
ア.前頭洞(副鼻腔 内部の空洞)
前頭鱗の下部から眼窩部にかけてある
内部は薄い骨板により左右に分けられる
イ*.眼窩上縁
外面で前頭鱗と眼窩部の境をなす縁
ウ*.眼窩上孔(眼窩上切痕)
眼窩上縁の内側の三分の一にある孔(切痕)
エ*.前頭切痕(前頭孔)
眼窩上孔の内側の切痕
オ.頬骨突起
外側から下方に出る突起

a.前頭鱗:なし
b.眼窩部:
・涙腺窩:下面外側のくぼみ(涙腺がはいる)
c.鼻部
・鼻棘:下方に出る突起
d.前頭洞口
・鼻棘根部の両側に一対あく口。前頭洞の開口部

②頭頂骨
・頭頂結節:外面中央の大きな結節(頭頂骨の一番張り出している部分)
③後頭骨
<分類>
・底部
・外側部
・後頭鱗

a.大後頭孔(大孔):下部正中の大きな穴
★脳(延髄)と脊髄のさかいをなす

<各部の部位>
ア.底部:なし
イ.外側部
a.後頭顆:下面の突出部。環椎後頭関節の関節頭をなす
*関節で、くぼんでいるほうを関節窩、出ている方を関節頭)
*環椎=第1頚椎
b.頸静脈切痕:外側縁の切痕
c.舌下神経管:後内方から前外方 へ走る管で、後頭顆と頸静脈切痕の間に開口する。舌下神経(12脳神経が通る)
★脳神経(参考)
嗅神経、視神経、動眼神経、滑車神経、三叉神経、外転神経、
顔面神経、内耳神経、舌咽神経、迷走神経、副神経、舌下神経。

イ.後頭鱗
a.*外後頭隆起:外面正中の隆起
b.*上項線:外後頭隆起から外方へ走る隆起

④側頭骨
・鱗部
・岩様部(錘体乳突部:錘体部と乳突部(=乳様突起)にわけられる)
・鼓室部
★三部が融合して単一の骨となるのは、生後一年ほどたってからである
ア.鱗部
a.*頬骨突起:外面下部で禅法に出る突起
b.下顎窩:頬骨突起根部の下のくぼみ。顎関節の関節窩をなす
イ.岩様部
a.錐体乳突
①錐体部
・三叉神経圧痕:前面で尖近くのくぼみ(とがっているところに近い)。錐体部の先の方に走る溝。S状洞溝の延長線上
・内耳孔(重要):後面やや内側にあく孔(顔面神経、内耳神経が通る)
・内耳道:内耳孔に続く袋小路の道
・頸静脈切痕:後縁にある切痕、
・頸静脈孔(重要):後頭骨の頸静脈切痕と、側頭骨の頸静脈切痕が合わさってできる孔。舌咽神経、迷走神経、副神経、内頸静脈が通る
・頚動脈管外口:下面にあく口
・頚動脈管内口:尖にあく口
・頚動脈管:頚動脈管外口と頚動脈管内口を連ねる管(内頸動脈が通る)
②乳突部
・乳様突起*:乳突部の大部分を占め、前下方に出る突起
・乳突蜂巣(ほうそう):乳様突起内部の空洞。薄い骨板により区切られ、蜂巣状を呈する
・S状洞溝:乳突部内面と錐体部後面境の溝
ウ.鼓室部
上部のかけた円筒状を呈する
・外耳孔*:鼓室部と鱗部が作る孔
・外耳道*:鼓室部と鱗部と錐体部が作る道。外耳孔に続く袋小路の道
・鼓室:外耳道の奥野空洞。生体では鼓膜の内側をいう
★外耳孔→外耳道→鼓膜→中耳(鼓室、鼓膜と外耳道の突き当たりの間)→内耳(迷路:骨迷路と膜迷路)→
・茎状突起:下面から前下方に出る突起。橈骨、尺骨にも茎状突起がある
・茎乳突孔:茎状突起と乳様突起の間の孔、顔面神経の終枝が通る
・顔面神経管:内耳道底と内耳道と茎乳突孔を連ねる管
・耳管:鼓室前壁と錐体部下面を連ねる管。生体では、鼓室前壁と咽頭鼻部外側壁を連ねる管
・乳突洞:鼓室後壁の空洞で鼓室と乳突蜂巣を連ねる(連絡する)

⑤蝶形骨
・体
・大翼
・小翼
・翼状突起

ア.体
・蝶形骨洞:内部の空洞、薄い骨板により左右に分けられる(副鼻腔の一つ)
・蝶形骨洞口:前面に一対あく口、蝶形骨洞の開孔部
・トルコ鞍:上面のくぼみ、背もたれのあるいすのような形をしている
・下垂体窩:トルコ鞍中央のくぼみ(下垂体が乗っている)、トルコ鞍の座る部分にあるへこみ
★下垂体とは
間脳の視床下部から下垂する内分泌腺
・鞍背:トルコ鞍の後ろの突出部、背もたれの部分
・斜台:鞍背の後上面と後頭骨底部上面で作られる
・視神経交叉:トルコ鞍の前を横走する溝、視神経交叉が伸びる
★視神経交叉:網膜の内側から出ている神経が左右交差する部分
イ.大翼
・上眼窩裂:大翼と小翼との間の裂、動眼神経、滑車神経、外転神経、三叉神経第一枝(眼神経)が通る
・下眼窩裂:大翼と上顎骨(眼窩面)の間の裂、三叉神経第二枝(上顎神経)の(眼窩下神経、頬骨神経が通る
・正円孔:三個あく孔のうち内側(前)のもの、三叉神経第二枝(上顎神経)が通る
・卵円孔:三個あく孔のうち、中央のもの、三叉神経第3枝(下顎神経)
・棘孔:三個あく孔のうち、外側(後ろ)のもの、三叉神経第三枝(下顎神経)の硬膜枝が通る(いったんでたものが入ってくる)
・破裂孔:蝶形骨体と側頭骨底部と側頭骨錐体部が作る孔、生体では線維軟骨で埋められる。
ウ.小翼
・視神経管:根部を前後に貫く管、視神経が通る
エ.翼状突起
内側版と外側板の二枚からなる
・翼突窩:後面で内側板と外側板の間のくぼみ
・翼突管:根部を前後に貫く管

骨の連結
1)線維性の連結
(1)靱帯結合
(2)縫合
シャーピー線維(線維性結合組織)による結合
・冠状縫合
前頭骨と頭頂骨の間の抱合
・矢状縫合:
左右の頭頂骨の間の抱合
・ラムダ縫合(人字縫合)
頭頂骨と後頭骨の間の抱合
・鱗状縫合
頭頂骨と側頭骨の間の抱合
<泉門>
縫合の会合部にある未骨化部をいう
・大泉門:冠状縫合と矢状縫合の会合部にあり、二歳後半で閉じる
・小泉門:矢状縫合とラムダ縫合会合部にあり、生後3ヶ月で閉じる
・前側頭泉門:冠状縫合の外側端の泉門(左右にある)
・後側頭泉門:ラムダ縫合の外側端の泉門(左右にある)

★眼窩を構成する骨(7骨)
上壁:前頭骨の眼窩部、蝶形骨の小翼
下壁:上顎骨の体の眼窩面、口蓋骨の眼窩突起
内壁:篩骨の迷路、涙骨
外壁:頬骨の眼窩面、蝶形骨の大翼

★鼻腔を構成する骨(9骨)
上壁:篩骨の篩板、鼻骨、前頭骨、蝶形骨
下壁:上顎骨の口蓋突起、口蓋骨の水平板
内壁(左右にしきる骨):鋤骨、篩骨の垂直板
外壁:下鼻甲介、涙骨、篩骨、上顎骨の体、口蓋骨の鉛直板、蝶形骨の翼状突起内側板

★副鼻腔と開口部
1.上顎洞:中鼻道に開口
2.前頭洞:中鼻道に開口
3.蝶形骨洞:鼻腔の後上方に開口
4.篩骨洞:大部分は中鼻道(前・中篩骨蜂巣は中鼻道、後篩骨蜂巣は上鼻道)に開口

(2)顔面頭蓋骨(10種16個)
・篩骨:1
・鼻骨:2
・涙骨:2
・下鼻甲介:2
・上顎骨:2
・頬骨:2
・口蓋骨:2
・鋤骨:1
・下顎骨:1
・舌骨:1

①篩骨
・篩板
・垂直板
・篩骨迷路
★篩骨の形状
篩骨の断面はEの字を横倒しにしたもの
上の板(薄め)を篩板
両サイドの集めのたて板は中が小さな空洞がたくさんあって篩骨蜂巣を形成している。そこを篩骨迷路という
中心を縦に分割しているのが垂直板(左右に分ける板)
篩板の上面で垂直板の延長線上にとさかのように飛び出した部分があり、それを鶏冠という
篩骨迷路と垂直板にはさまれた通路が美腔だが、篩骨以外の骨とも組み合わされる
上鼻甲介、中鼻甲介、下鼻甲介と三つのひさしが篩骨迷路の内側や、篩骨迷路の延長戦の壁にでている
鼻腔下部で、ひさしの内中空を総鼻腔という
篩板の上面から鼻腔へ貫くように縦に孔が開いていて、そこを嗅神経が通る
鼻腔の底部を構成するのは口蓋骨。口蓋骨は水平な底部と、両端に垂直に持ち上がる壁を持っている。両側の壁は篩骨の篩骨迷路とつながる
鋤骨は口蓋骨を直径に持つ半月型をしたモヒカン状のもの。もっとも高くなる部分の前後で篩骨の垂直板と接触している。篩骨の垂直板もまた下に向かうにつれて細くなる下向きの富士山型をしている

ア.篩板
上下に貫く小孔が20個あまりあり、嗅神経(嗅糸)が通る
・鶏冠:上面正中上に立つ薄い板
イ.垂直板
骨性鼻中隔の上部を作る
・骨性鼻中隔:鼻腔を左右にしきる薄い骨板
篩骨垂直板と鋤骨からなる
ウ.篩骨迷路
篩骨の両サイド
・篩骨洞:内部の空洞。薄い骨板により区切られ、蜂巣状を呈するので、篩骨蜂巣という
篩骨蜂巣は比較的厚い骨板により前篩骨蜂巣、中篩骨蜂巣、後篩骨蜂巣に分けられる
・上鼻甲介、中鼻甲介:鼻腔面に突出する隆起で、上のものを上鼻甲介、下のものを中鼻甲介という
・上鼻道と中鼻道:上鼻甲介と中鼻甲介の間を上鼻道、中鼻甲介と下鼻甲介の間を中鼻道という
★下鼻甲介と上顎骨、口蓋骨の間を下鼻道という
・鉤状突起(こうじょうとっき):中鼻甲介下縁から前方に出てのち、後下方に向かう突起
鉤状突起は中鼻道にあり。前篩骨蜂巣は鉤状突起の前に開口する

②鼻骨
鼻根を作る。
★鼻部の説明
正面からみると、天井部は前頭骨(下底の方が台形)、その下を支えるように鼻骨が並ぶ。鼻骨は正中線を挟んで二つあり、前頭骨の下底の3分の2を占めるぐらいの幅。両端の部分は上顎骨の前頭突起。
断面を見ると、前頭骨と尾骨で鼻の傾斜を作っている。前頭骨は中途で斜めに切られたような形。下の方が長い、先のとがった状態。それに合わせて尾骨がつながる(鼻骨の法は上の方が長くとがった状態

③涙骨
上顎骨のサイド後方に位置する。つまり眼窩の内側

④下鼻甲介
下鼻道:下鼻甲介と骨甲介(上顎骨口蓋突起と口蓋骨の水平板)との間
★口腔の上壁は鼻腔の底辺、後が口蓋骨、前が上顎骨

⑤上顎骨
・体
・前頭突起
・頬骨突起
・歯槽突起
・口蓋突起
★上顎骨の4突起は重要
ア.体
・上顎洞:内部の空洞、副鼻腔中最大
(上顎骨にある副鼻腔の一つ)
・上顎洞裂孔:鼻腔面にあく孔で上顎洞の開孔部
・*鼻切痕:内側縁の大きな切痕(梨状口の下外側)
★梨状口:洋ナシの形をしている。その下の2つの角が鼻切痕
・*梨状口:左右の鼻切痕と鼻骨が作る口
三角形の頂点のあたりだけが鼻骨、サイドと底辺は上顎骨
・下眼窩裂:上顎骨体の後外側縁と蝶形骨大翼が作る裂
・眼窩下溝:後縁から前内方に走る溝
・*眼窩下孔:眼窩下縁を作る部より、1.5~2センチ下にあく孔
・眼窩下管::眼窩下溝と眼窩下孔を連ねる管
・歯槽孔:側頭下面に2~3個あく孔

イ.前頭突起
・涙嚢窩:前頭突起と涙骨の間のくぼみ。涙嚢が入る
・鼻涙管:涙嚢窩と下鼻道前部を連ねる管。涙骨、上顎骨、下鼻甲介が作る

ウ.頬骨突起
頬骨と結合する

エ.歯槽突起
・歯槽:歯根が入るくぼみ
★歯肉は歯槽の周りを覆う。歯の歯根と歯槽突起はシャーピー線維で結合される。
歯根が歯槽に埋まっている。この埋まり方を釘植という
・歯槽管:歯槽口と歯槽を連ねる管(歯へつながる神経や血管が走る)

オ.口蓋突起
骨口蓋前部を作る
骨口蓋とは上顎骨口蓋突起と口蓋骨水平板
★骨口蓋の後ろが軟口蓋
・切歯孔:左右の口蓋突起が合する前部にあく孔(歯の後ろにあたる)
・切歯管:切歯孔から上方に続く管。下口は正中の切歯孔であるが、上口は二個あ。したがって切歯管は一対ある(二股になっている)

⑥頬骨
3面、3突起を区別する
(3面)
・*外側面:表面に出ている面
…頬骨顔面孔:外側面にあく孔
・眼窩面:
…頬骨眼窩孔、眼窩面に開くあな
・側頭面
… 頬骨側頭孔:側頭面にあく孔
・頬骨管:頬骨顔面孔、頬骨眼窩孔、頬骨側頭孔をつらねる管。三叉神経第2枝(上顎神経)の頬骨神経が通る

(3突起)
・*前頭突起:前頭骨頬骨突起と連なる
・*側頭突起:側頭骨の頬骨突起と連なる
・上顎突起:上顎骨の頬骨突起と連なる。
・*頬骨弓:側頭骨頬骨突起と頬骨側頭突起が

⑦口蓋骨
・垂直板(鉛直板ともいう)
・水平板

ア.垂直板
・半月裂孔:上顎洞裂孔が篩骨鉤状突起、下鼻甲介、口蓋骨垂直板でふさがれてできる孔。上顎洞は上顎洞裂孔、半月裂孔を経て中鼻道に開口する(p48参照)
・翼口蓋窩:上顎骨と蝶形骨の翼状突起の間にある狭いくぼみ。内側壁は口蓋骨垂直板、前壁は上顎骨の体、後壁は翼状突起によってつくられる。前は下眼窩裂、によって眼窩に、内方は翼口蓋孔によって鼻腔に通じる
・蝶口蓋孔:上端と蝶形骨の体がつくる孔。翼口蓋窩と鼻腔を連ねる。

イ.水平板
骨口蓋の後部を作る
・骨口蓋:前述、上顎骨を参照
・大口蓋孔:外側縁と上顎骨の体の間にあく孔。
・大口蓋管:翼口蓋窩と大口蓋孔を連ねる管
・小口蓋孔:大口蓋孔の後ろに2個あく孔
・小口蓋管:大口蓋管と小口蓋孔を連ねる管
★縦に大口蓋管という大きなトンネルが走る。大口蓋管の途中から二本に枝分かれして斜め下方におりる管が小口蓋管

⑧鋤骨
骨性鼻中隔の下部を作る
・骨性鼻中隔:篩骨の垂直板を参照

⑨下顎骨
・下顎体
・下顎枝(顎関節を作るようにうえにあがった部分)

ア.下顎体
・歯槽:歯根が入るくぼみ(16個ある)
★上顎骨の歯槽は8個ずつ
・オトガイ孔:前面で第二小臼歯歯根部にあく孔
・オトガイ棘:後面正中の棘状の突出部
・二腹筋窩:オトガイ棘の下外方のくぼみ
・顎舌骨筋線:二腹筋窩の上から後上外方に走る隆起
・顎舌骨筋神経溝:・顎舌骨筋線の下をこれと平行して走る溝

イ.下顎枝
・*下顎角:後縁と下顎体下縁が作る角
・咬筋粗面:下顎角外面の粗面
・*筋突起:下顎枝の上縁で前の突起
・関節突起:下顎枝の上縁で後の突起
・下顎頭:関節突起上端の膨大部
・下顎頸:下顎頭の下の細い部
・下顎孔:内側面ほぼ中央にあく孔
・下顎管:下顎孔とオトガイ孔を連ねる管

⑩舌骨
・*体
・*大角
・小角
★舌骨の構成
Uの字型。上部の二本の突起が大角、下部のラインが体
喉頭隆起の上1センチで体、大角に触れる

(3)頭蓋の連結
・縫合
・軟骨結合
・顎関節
・舌骨の連結

①縫合
線維性(シャーピー線維による)の連結である
頭蓋冠、顔面の骨にみられる
縫合は、40歳ごろから骨化が始まる
<例>
冠状縫合、矢状縫合、ラムら(人字)縫合、鱗状縫合(←前述)

<泉門>
特に3~4個の骨が出会うところでは、広い未骨化部ができる
この未骨化部を泉門という
・大泉門:冠状縫合と矢状縫合の会合部(2歳後半で閉じる)
・小泉門:ラムダ縫合お矢状縫合との会合部
・前側頭泉門:冠状縫合の外側端
・後側頭泉門:ラムダ縫合の外側端
★縫合の未骨化部は、胎児の頭が狭い産道を通りやすくするため、

②軟骨結合
骨と骨とが軟骨で結合する
頭蓋底の骨に見られる
骨化するものと一生骨化しないものがある

③顎関節
(構成)
下顎骨の下顎頭と側頭骨の下顎窩との間に楕円関節を作る
(金子解剖では顆状、藤田解剖では蝶板としている)
★楕円関節:関節面の形状による分類
(特徴)
・関節円板がある
・関節包はゆるい
・補強靭帯が内側と外側にある
(運動)
・下顎骨の上下(口の開閉運動)
・下顎骨の前進・後退
・下顎骨の側方への回旋(臼摩運動)

②舌骨の連結
舌骨は下顎骨、側頭骨と舌骨上筋(舌骨上筋群)で連結し、
胸骨、肩甲骨、喉頭軟骨(甲状軟骨)と舌骨下筋(舌骨下筋群)と連結

ア.舌骨上筋(群):5つ
・顎二腹筋前腹
・顎二腹筋後腹
・茎突舌骨筋
・顎舌骨筋
・オトガイ舌骨筋

イ.舌骨下筋(群)=5つ
・肩甲舌骨筋上腹
・肩甲舌骨筋下腹
・胸骨舌骨筋
・胸骨甲状筋
・甲状舌骨筋

(4)頭蓋冠と頭蓋底

頭蓋-脳頭蓋-頭蓋冠
| - 頭蓋底-内頭蓋底
| -外頭蓋底
-顔面頭蓋

・脳頭蓋の内腔は頭蓋腔という
・*頭蓋冠と底の境
外後頭隆起-上項線-乳様突起根部-外耳孔上縁-頬骨弓-眼窩上縁-鼻根
この線より上を頭蓋冠、下を頭蓋底という
・内頭蓋底(頭蓋窩ともいう)は3つに分類
前頭蓋窩、中頭蓋窩、後頭蓋窩
(前頭蓋窩と中頭蓋窩の境)
蝶形骨小翼後縁
(中頭蓋窩と後頭蓋窩の境)
蝶形骨鞍背-側頭骨錐体部上縁

前頭蓋窩:大脳半球の前頭葉がのる
中頭蓋窩:大脳半球の側頭葉がのる
後頭蓋窩:大脳半球の後頭葉がのる

(4)頭蓋の凹窩
・眼窩:眼窩を構成する骨(7骨 参照)
・鼻腔:鼻腔を構成する骨(9骨 参照)
(開口部)
外界への開口部:梨状口
咽頭への開口部:後鼻孔
・側頭窩:頬骨弓の上方にある浅く広い陥凹部
・側頭下窩:頬骨弓の下内方にある深い陥凹部
・翼口蓋窩:口蓋骨 参照

<副鼻腔>
・上顎洞:
上顎洞裂孔→半月裂孔→中鼻道に開口
副鼻腔中最大
解剖学的肢位において最も低い意智にある
出口が二階にあるので一階の水を排出しにくい
・蝶形骨洞:
蝶形骨洞口→鼻腔上壁後部に開口
・前頭洞
前頭洞口→中鼻道に開口
解剖学的肢位において最も高い位置にある
・篩骨洞
前中篩骨蜂巣は中鼻道に開口
後篩骨蜂巣は上鼻道に開口

3.骨の連結
1)連結の種類
(1)線維性の連結
骨と骨とが線維性結合組織で結合する
①靭帯結合
・強靭な線維性結合組織である靭帯による結合
ex.脛腓靭帯結合、
・線維性結合組織が幅広く膜状をていするものを骨間膜という
ex.前腕骨間膜、下腿骨間膜
②縫合
骨の連結面に直角に走る膠原線維素(シャーピー線維)による結合
ex.冠状縫合
③釘植
歯根膜による歯根と上顎骨下顎骨の歯槽との結合

(2)軟骨性の結合
骨と骨とが軟骨で結合する
ex.第1肋骨・胸骨軟骨結合、恥骨結合、椎体間結合

(3)滑膜性の結合
骨と骨との間に狭い間隙、すなわち関節腔が介在しその内面に滑膜と呼ばれる組織があるものをいう
一般に関節という

2)関節の構造
・関節頭:関節をつくる骨のうち、突出するほう
・関節窩:関節をつくる骨のうち、陥凹するほう
・ 関節面:関節頭と関節窩が接する面
・関節軟骨:関節面にある軟骨、硝子軟骨よりなる
・関節包:関節を包む袋、二層よりなる
外層は骨膜から続く線維性結合組織よりなり、線維膜という
内層は血管に富む柔らかな膜で滑膜といい、滑液を分泌する。滑液は関節面の摩擦を減じ、関節軟骨に栄養を与える
・関節唇:関節頭に比べて関節窩が浅すぎるとき、これを補うために関節窩の周囲にできる線維軟骨の縁
x.肩関節、股関節
・関節半月:関節頭と関節窩の間に隙間があり、しっくりしないとき隙間をうめる関節包から出る線維軟骨の半月状の板。関節面をうまく適させ運動を円滑にするとともに緩衝作用をもつ
ex.膝関節のみ
・関節円盤:関節半月が発達したもので、円板状をていし関節頭と関節窩の間に入り込み、関節腔を二分する(孔の小さなドーナツ状)
ex.顎関節、胸鎖関節、肩鎖関節、橈骨手根関節
・関節腔:関節包の内腔
・関節の補強:靭帯、関節包、筋。腱、皮膚
靭帯には関節外靭帯関節内靭帯がある
関節内靭帯は関節腔内にある靭帯
関節外靭帯は関節包の外にある靭帯
(関節内靭帯)ex.膝十字靱帯、大腿骨頭靱帯

3)関節の分類
ア.関節を作る骨の数による分類
・単関節:一つの関節が2骨の間に作られる
ex.肩関節、指節間関節などたくさん
・複関節:一つの関節が3骨以上の間に作られる
ex.肘関節、橈骨手根関節、距腿関節

イ.運動軸による分類
・一軸性関節:一個の関節運動軸をもつ
ex.指節間関節(蝶番関節)、上橈尺関節(車軸関節)など
・二軸性関節:2個の関節運動軸をもつ
ex.環椎後頭関節、橈骨手根関節など(両方楕円関節)
・多軸性関節:3個以上の寒泄運動軸をもつ
ex.肩関節、股関節(球関節)、股関節(臼状関節)など

ウ.関節面の形状による分類
a.関節頭、b.関節窩、c.運動軸による分類
①球関節
a.球状
b.関節頭に対応する凹面
c.多軸性
ex.肩関節、腕橈関節
★関節窩が特に深いものを臼状関節という
ex.股関節
②蝶番関節
a.骨の長軸と直角方向をなす円柱の一部
b.関節頭に対応する凹面
c.一軸性
ex.腕尺関節、指節間関節
③ラセン関節
a.骨の長軸と直角方向をなす円柱の一部で、ラセン状の凹凸を有する
b.関節頭に対応する凹面
c.一軸性
ex.距腿関節
④車軸関節
a.骨の長軸と平行方向をなす円柱の一部
b.関節頭に対応する凹面
c.一軸性
ex.上橈尺関節、正中環軸関節
⑤楕円関節
a.楕円球状
b.関節頭に対応する凹面
c.二軸性
ex.橈骨手根関節、環椎後頭関節
⑥顆状関節
a.球関節に似るが球状ではない.
b.球関節に似るが浅く関節頭は関節窩の側面に達していない
c.二軸性
ex.中手指節関節、膝関節
⑦鞍関節
a.双曲面
b.関節頭に対応する凹面
c.二軸性
ex.拇指の手根中手関節
⑧平面関節
a.b.関節面は平面
c.わずかに動くに過ぎない
ex.椎間関節
⑨半関節
a.b.関節面は平面であるが複雑な凹凸を有する
c.ほとんど動かない
ex.仙腸関節、脛腓関節

2.脊柱
32~34個の椎骨よりなる
・頚椎:7個
・胸椎:12個
・腰椎:5個
・仙椎:5個
・尾椎:3~5個
★成人の場合1個の仙骨と1個の尾骨となる

(1)真椎と仮椎
・真椎:回旋椎と副真椎
回旋椎:第1~2頚椎
副真椎:第3頚椎から第5腰椎まで
・仮椎:仙椎と尾椎

(1)椎骨の基本形
・椎体:前の円柱状の部分
・椎弓:後ろのアーチ状の部分
・椎孔:椎体と椎弓の間の穴、椎骨が重なって脊柱を作るとき、脊柱管となり脊髄が入る
・椎弓根:椎弓で椎体との境
・上椎切痕:椎弓根の上縁にある切痕
・下椎切痕:椎弓根の下縁にある切痕
・椎間孔:椎骨が重なって脊柱を作るとき、上位椎骨の下椎切痕と下位椎骨の上椎切痕が合わさってできる孔、脊髄神経が通る
<椎弓から出る突起>4種7個
・棘突起:1個、正中後面
・横突起:2個
・上関節突起:2個、椎間関節を作る
・下関節突起:2個、椎間関節を作る
★上関節突起は後面、下関節突起は前面に関節面がある
それぞれの関節面を上関節面、下関節面という

(2)頚椎
①第1頚椎(環椎、アトラス)
前弓、後弓、外側塊の3部に分類
・歯突起窩:前弓後面正中のくぼみ
・上関節窩:外側塊上面のくぼみ
・下関節窩:外側塊下面のくぼみ
★環椎には関節頭はない
・*横突起:外側塊から外方に出る得気、 下顎角と乳様突起の間
・横突孔(重要):横突起を上下に貫く孔、椎骨動脈・静脈が通る
★横突孔は第1~7頚椎にある
椎骨動脈は第6~1まで
椎骨静脈は第1~7
・前結節:前弓前面正中の結節
・後結節:後弓後面正中の結節

②第2頚椎(軸椎)
ア.椎体
・歯突起:上面から情報に出る突起
・上関節面:歯突起の外側にある関節面
イ.棘突起
短い、後方に水平に出る。
先端は二分するか結節状に肥厚する
ウ.横突起
横突孔、前結節、後結節がある
*側頸部で触れる
エ.関節突起
下関節突起のみがある
高さが低い
③第3~7頚椎(第7:隆椎)
ア.椎体
・ルシュカ関節:椎体の上面、下面の周囲が底帽状に隆起し、第3~7頚椎椎体間に関節を作る。これがあるため頚椎では椎間板ヘルニアを起こしにくい
イ.棘突起
下位ほど長く、かつ後下方への傾斜が大きい
先端は二分するか結節状に肥厚する
第7は先端が大きく肥厚する
*第3~6頚椎は表面に項靱帯があるため、触れにくい
第7は触れる
ウ.横突起
横突孔、前結節、後結節がある
*側頸部で触れる
エ.関節突起
上関節突起、下関節突起がある
突起の高さが低い

(3)胸椎
ア.椎体
・肋骨窩:椎体外側面後部のくぼみ。
第1~9胸椎の肋骨窩は上縁と下縁にある
上縁のものを上肋骨窩、下縁のものを下肋骨窩
一個の肋骨がまるまる入るものを全窩
二分の一個の肋骨が入るものを半窩という
<それぞれの胸骨肋骨窩>

| 上肋骨窩 下肋骨窩
ーーーーーーーーーー+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第1胸椎 | 全窩(第一肋骨) 半窩(第2肋骨)
第2胸骨 | 半窩(第2肋骨) 半窩(第3肋骨)
|
第9肋骨 | 半窩(第9肋骨) 半窩(第10肋骨)
第10 | 半窩(第10肋骨) なし
第11 | 全窩(第11肋骨)…上下肋骨窩の区別なし、どちらかというと上縁に近い
第12 | 全窩(第12肋骨)…上下肋骨窩の区別なし、上下の中あたりから

イ.棘突起
第1~8胸椎は下位ほど長くかつ後下方への傾斜が大きい
第9~12胸椎は下位ほど短く、かつ水平に近づく
ウ.横突起
・横突肋骨窩:先端前面のくぼみ(第11、12胸椎にはない)
エ.関節突起
上関節突起、下関節突起がある。突起は垂直に出る

(4)腰椎
ア.椎体
大きくて厚い
イ.棘突起
短く後方に水平にでる
ウ.横突起
・肋骨突起:見かけ上の横突起で肋骨が退化したもの
・副突起:本来の横突起で肋骨突起根部後面から後方にでる
・乳頭突起:副突起と棘突起の間の突起
エ.関節突起
上関節突起、下関節突起がある
垂直にでる

(4)仙骨
上部(仙骨底)
下部(仙骨尖)
前部
後部

・仙骨管:内部を上下に貫く管で、脊柱管の下部を作る
①上部
なし
②下部
なし
③前部
・岬角:上部で前方に突出する部。
仙骨と第5腰椎の間の前方への突出(p75では)
・前仙骨孔:4対あく孔、真椎の椎間孔にあたる。仙骨管より続く。脊髄神経前枝が通る
・横線:左右の前仙骨孔を連ねる細い隆起
(各千対の境
④後面
・正中仙骨稜:正中を上下に走る隆起。棘突起が癒合したもの
・中間仙骨稜:正中仙骨稜の外則を上下に走る隆起。関節突起が癒合したもの
・外側仙骨稜:中間仙骨稜の外側を上下に走る隆起。横突起が癒合したもの
・上関節突起:中間仙骨稜上端の突起
・*仙骨角:中間仙骨稜下端の突出部
・*仙骨裂孔:左右の仙骨角の間の平らな部。仙骨管の下口をなす
・後仙骨孔:中間仙骨稜と外側仙骨稜の間に、各側4個(左右で4対)あく孔。真椎の椎間孔にあたる
・耳状面:外側仙骨稜の外側の関節面(仙腸関節)

(6)頭蓋と脊柱の連結
①環椎後頭関節
・構成:後頭骨の後頭顆と環椎の上関節窩との間に楕円関節を作る
・運動:頭の前後屈と左右の側屈
②環軸関節
・構成
a.正中環軸関節:軸椎の歯突起と環椎の歯突起窩との間に車軸関節を作る
b.外側環軸関節:環椎の下関節窩と軸椎の上関節面との間の関節
・運動:頭の廻船を行う
③補強靭帯:
p81にイラストあり
ア.環椎十字靱帯(環椎横靱帯、縦束を合わせて)
a.環椎横靱帯:左右の外側塊の内側を連ねる
b.縦束:環椎横靱帯の中央から上は大後頭孔前縁へ、下は軸椎椎体後面
・機能:歯突起の後方への移動を防ぐ

(7)脊柱の連結
・椎体の連結
・椎弓の連結
①椎体の連結(椎体間結合)
椎間円板による軟骨性の結合である
椎間円板は中心部の髄核と周辺部の線維輪よりなる
・髄核:水分を多く含む寒天状の軟部組織
・線維輪:線維軟骨である。膠原線維は外周に沿い平衡ないしらせん状に走る
・機能:身体下部に加わった衝撃が頭部に達するのを和らげる
脊柱の屈伸等の運動により生じた椎体間の間隙を埋める(主として髄核)
※椎間板ヘルニア
線維輪の損傷により髄核が外へ押し出されること
髄核ヘルニアともいう

②」椎弓の連結(椎間関節)
・構成:
上位椎骨の下関節突起の下関節面、下位椎骨の上関節突起の上関節面との間に平面関節を作る
・補強靭帯
a.前縦靱帯:椎体と椎間円板の前面を上下に帯状に走る
b.後縦靱帯:椎体と椎間円板の後面(脊柱管の中)を上下に帯状にはしる
★後縦靱帯骨化症:日本人に多い
c.黄色靱帯:椎弓の間、弾性線維を含み黄色をていする
d.棘間靭帯:棘突起の間
e.棘上靭帯:棘間靭帯の続きで棘突起上を連ねる
★項靱帯:棘上靭帯が頚椎ではったつしたもの。外後頭隆起から第7頚椎棘突起にかけて後部正中皮膚と第1~第6頚椎棘突起の間にはる三角柱状の靭帯。項窩は項靱帯が後部正中皮膚を内部に引くためできる
f.横突間靭帯:横突起の間を連ねる

(8)脊柱の弯曲
胎児では後弯(=一次弯曲)
成長し直立歩行するようになると、頚部と腰部に前弯をみる(二次弯曲)
頚椎前弯は生後3ヶ月ごろ頚がすわるとあらわれる
腰椎前弯は生後一年以後2足直立するころ現れる
成人では
・頚椎:前弯
・胸椎:後弯
・腰椎:前弯
・仙椎、尾椎:後弯
★老人性円背では一次弯曲が強くなるため起こる

(9)棘突起の見つけ方
・第3胸椎棘突起:肩甲棘の内側端を結んだ線上
・第7胸椎棘突起:肩甲骨下角を結んだ線
・第12胸椎棘突起:肘頭を結んだ線上
・第2腰椎棘突起:第12肋骨先端を結んだ線
・第4腰椎棘突起:腸骨稜の最高点を結んだ線(=ジャコビー線、ヤコビー線)

3)胸郭
構成
・胸骨:1個
・肋骨:12対(24個)
・胸椎:12個
計:37個

(1)胸骨
・胸骨柄
・胸骨体
・剣状突起

①胸骨柄
・*頸切痕:上縁正中の切痕
・鎖骨切痕:頸切痕外側の切痕、鎖骨と関節をなす(胸鎖関節)
・肋骨切痕:後述
・*胸骨角:胸骨柄と胸骨体の境、前面の隆起。小児では軟骨性の結合をなし、成人では骨化する

②胸骨体
・肋骨切痕:後述

③剣状突起
小児では軟骨、成人では骨化
・肋骨切痕:胸骨柄と胸骨体の外側縁にある。肋骨と連結する。胸骨柄には第1肋骨と連結する肋骨切痕、胸骨角には第2肋骨と連結する肋骨切痕、胸骨体には第3~6肋骨と連結する肋骨切痕、胸骨体と剣状突起の境には第7肋骨と連結する肋骨背紺がある

<肋骨の見つけ方>
胸骨角を探し、そこにつく第2肋骨を基準とする

(2)肋骨
12対ある
・真肋:上7対(第1~7肋骨)
・仮肋:下5対(第8~12肋骨)
付着肋:第8~10肋骨
浮遊肋:第11、第12肋骨

①肋軟骨:
先端の小部分を占める
硝子軟骨よりなる
成人すると骨化(石灰化)が始まる
②肋硬骨
先端を除く大部分をしめる
肋骨と肋骨頭、肋骨頸、肋骨体にわけられる
・肋骨頭:後端の膨大部
・肋骨頸:肋骨頭に続く細い部、第11、12肋骨にはない
・肋骨体:肋骨頸に続く部で、肋硬骨の大部分をしめる

・肋骨結節:肋骨頸と肋骨体の境、外面下端の結節。第11、12肋骨にはない
・肋骨角:後ろから前への弯曲の強い部、第11、12肋骨にはない
・肋骨溝:下縁近くを下縁に沿い内面を走る溝、第1、12肋骨にはない。肋間神経が通る
★肋骨頸、肋骨角、肋骨結節=第11、12にはない
肋骨溝=第1、12にはない

(3)胸郭の連結
(連結の種類)
・胸椎と胸椎の連結
・肋骨と胸椎の連結
・胸骨と肋骨の連結
・肋骨と肋骨の連結

①胸椎間連結:前述
②肋椎関節
ア.肋骨頭関節
肋骨の肋骨頭と、胸椎椎体の肋骨窩との間の関節
イ.肋横突関節:
肋骨の肋骨結節と、胸椎横突窩との間に半関節を作る
第11、12肋骨と、第11、12胸椎の間にはない。

③胸肋関節
ア.第1肋骨・胸骨軟骨結合
第1肋骨の肋軟骨先端と胸骨柄の肋骨切痕との間の軟骨性結合
イ.胸肋関節
第2~7肋骨と胸骨の肋骨切痕との間の関節

④肋間連結
・.肋骨弓:第8~10肋骨の肋軟骨は上位のものと関節で連なって弓状をていする
・胸骨下角:左右の肋骨弓が作る角

(4)胸郭の全体的観察
左右径は第9肋骨の高さで最大である
左右径は前後径に比べて大きい

4)上肢の骨
片側で8種、32個
・上肢帯骨
・自由上肢骨

(1)上肢帯骨
・鎖骨
・肩甲骨
①鎖骨
・胸骨端
・体
・肩峰端
★外3分の1のところ骨折しやすい(S字の曲がり角の部分)

<体幹と上肢帯との連結>=胸鎖関節
体幹と上肢が関節をなすのはここだけ
(構成)
鎖骨の胸骨端と胸骨の鎖骨切痕との間に鞍関節を作る
関節円板がある

②肩甲骨
2面、3縁、3角を区別する
・2面:前面、*後縁
・3縁:*上縁、*内側縁、*外側縁
・3角:*上角、*下角、外側角

①2面
ア.前面(肋骨面)
肩甲下窩ともいう
イ.後面
背側面ともいう
・*肩甲棘:上部でななめ外上方にはしる大きな隆起
・棘上窩:肩甲棘の上のくぼみ
・棘下窩:肩甲棘の下のくぼみ
・肩峰:肩甲棘の外側端の突出部
・*肩峰角:肩峰の先端:上肢の長さを計測するときの基準点(肩峰点)となる
②3縁
ア..上縁
・肩甲切痕:大きなせっこん
・烏口突起:肩甲切痕の外側で、上方に出て前外方に曲がる突起
イ.内側縁
ウ.外側縁

③3角
ア.上角
内角、または内上角ともいう
イ.下角
ウ。外側角
・関節窩:卵円形のくぼみ、肩関節の関節窩をなす
・関節上結節:関節窩の上の結節
・関節下結節:関節窩の下の結節

<上肢帯の連結>=肩鎖関節
(構成)
肩甲骨の肩峰と鎖骨の肩峰端との間に半関節をつくる
関節円板がある

(2)自由上肢骨
・上腕の骨:上腕骨
・前弯の骨:尺骨、橈骨
・手の骨:手根骨、中手骨、指骨
①上腕骨
・上端
・体
・下端
ア.上端
・*上腕骨頭:半球状の関節面、肩関節の関節頭をなす
・解剖頸:上腕骨頭の基部を取り巻くくびれ
・*大結節:解剖頸の外側面の結節
・*小結節:解剖頸の前面の結節
・大結節稜:大結節から下方に続く隆起
・小結節稜:小結節から下方に続く隆起
・*結節間溝:大結節・大結節稜と小結節・小結節稜との間の溝。上腕二頭筋長頭腱が通る
・*外科頸:上端と体の境、上腕骨上部の骨節は外科頸が多い。上腕切断の箇所となる
イ.体
・三角筋粗面:外側中央の粗面
・*橈骨神経溝:三角筋粗面の後ろで、上内方から下外方へ走る溝。橈骨神経が通る
ウ.下端
・上腕骨滑車:内側の関節面。腕尺関節の関節頭をなす
・上腕骨小頭:外側の関節面。腕橈関節の関節頭をなす
・鉤突窩:前面で上腕骨滑車の上のくぼみ。肘関節を屈曲したとき尺骨の鉤状突起が入る
・肘頭窩:後面で上腕骨滑車の上のくぼみ。肘関節を伸展したとき尺骨の肘頭が入る
・橈骨窩:前面で上腕骨小頭の上のくぼみ。肘関節を屈曲したとき橈骨の橈骨頭が入る
・*内側上顆:内側の突出部
・*外側上顆:外側の突出部
・尺骨神経溝:内側上顆と尺骨の肘頭との間の溝

エ.肩関節
(構成)
上腕骨の上腕骨頭と肩甲骨の関節窩との間に球関節をつくる
関節唇がある
関節窩の面積は、関節頭の面積の3分の1しかない
関節包は関節唇から解剖頸にかけてつく
滑膜は関節包の内面を覆うとともに、関節包内を走る上腕二頭筋長頭腱をつつみ、肩甲下筋の腱下包(滑液包)と交通する
(補強靭帯)
・烏口肩峰靭帯:烏口突起→肩峰につく人体
・烏口上腕靭帯:烏口突起→大結節小結節につく
・関節上腕靭帯:関節唇→大結節・小結節→解剖頸
(関節包の補強)
前面:関節上腕靭帯と肩甲下筋
上面:烏口上腕靭帯と棘上筋・上腕に頭筋長頭腱
後面:棘下筋と小円筋
★肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋の停止腱全体が回旋筋腱板(廻船腱板、ローテーターカフ)となり、肩関節を保護する
(関節の固定)
・上からの固定:烏口突起、肩峰、烏口肩峰靭帯、三角筋
・外側方への脱臼を防ぐ:
関節窩の直上につく、上腕二頭筋長頭腱
・下方への脱臼を防ぐ:
関節窩の直下につく、上腕三頭筋長頭腱
(滑液包)
腱と関節包、靭帯、骨、との間に介在し、相互の移動を潤滑にする

②尺骨
・上端
・体
・下端

ア.上端
・滑車切痕:前上方に向かう大きな切痕。腕尺関節の関節窩をなす
・鉤状突起:滑車切痕の下の突起
・*肘頭:滑車切痕の後ろの突出部
・尺骨粗面:鉤状突起の下の粗面
・橈骨切痕:鉤状突起の外側の切痕。上橈尺関節の関節窩をなす

イ.体
・骨間縁:橈骨に向かいあう鋭い縁

ウ.下端
*尺骨頭ともいう
・関節環状面:尺骨頭周囲の関節面、
・*茎状突起:内側から下方に出る突起
回外位で見ると生体か刷できる

③橈骨
ア.上端
橈骨頭ともいう
・橈骨頭窩:橈骨頭上面のくぼみ
・関節環状面:橈骨頭周囲の関節面。上橈尺関節の関節頭をなす
・橈骨頚:橈骨頭の下の細い部

イ.体
・橈骨粗面:橈骨頚の下。前内側の粗面。上腕二頭筋の停止部
・円回内筋粗面:外側中央の粗面
・骨間縁:尺骨に向かい合う鋭い縁。
※前弯骨間膜:尺骨の骨間縁と橈骨の骨間縁の間に張る線維性結合組織の膜
前面・後面に筋がつき、筋の起始面となる

ウ.下端
・尺骨切痕:内側の切痕
・茎状突起:外側から下方に出る突起
・手根関節面:下面の関節面。橈骨手根関節の関節窩をなす
・*後結節(リスターの結節):後面の結節

エ.肘関節
複関節である(上腕骨、橈骨、尺骨)
腕尺関節と腕橈関節、上橈尺関節からなる
(構成)
①腕尺関節
上腕骨の上腕骨滑車と尺骨の滑車切痕との間に蝶番関節を作る
②腕橈関節
上腕骨の上腕骨小頭と橈骨の橈骨頭窩との間に球関節をつくる
③上橈尺関節
橈骨の橈骨頭の関節環状面と尺骨の橈骨切痕との間に車軸関節を作る
(関節包)
三つの関節が一つの関節包に包まれ、関節腔は共通である

(補強靭帯)
①橈骨輪状靱帯(※)
尺骨の橈骨切痕前縁→橈骨の橈骨頭を取り巻いて→尺骨の橈骨切痕後縁につく
橈骨輪状靱帯は上縁よりも下縁の方が径が小さくせばまっている
そのため橈骨が下方に引っ張られても、靭帯の輪から抜け落ちることはない
2~4歳の用事では橈骨頭がまだ十分に発達せずに小さく、靭帯も上縁と下縁の径がほぼ等しく、せばまっていない
したがって、手または前腕を強く引っぱると橈骨頭は靭帯の輪から抜けることがある
こうして起こる亜脱臼を肘内障という
★上橈尺関節を補強する靭帯。ベルトのように日本の骨を取り巻いて縛っている
②内側側副靭帯
上腕骨の内側上顆→尺骨の肘頭と鉤状突起につく
③外側側副靱帯
上腕骨の外側上顆→橈骨の橈骨輪状靱帯の前縁と後縁につく

(運動)
①腕尺関節
肘関節の屈曲・伸展の運動を行う
1軸性
★2つの側副靱帯が肘の屈曲伸展の可動域を制限している
②腕橈関節
前腕の回内・回外(肘関節の屈曲伸展をしながら)
2軸性の運動軸に限定される
③上橈尺関節
下橈尺関節とともに、前腕の回内・回外をおこなう

オ.下橈尺関節
(構成)
尺骨の尺骨頭の関節環状面と橈骨の尺骨切痕との間に車軸関節をつくる
(運動)
上橈尺関節とともに
前腕の回内・回外を行う
★運搬角(キャリーアングル)
解剖学的立位では前弯の長軸が上腕の長軸に対して10度前後橈側(外側)に傾くこと

④手根骨
8個
・近位列:橈側より順に
舟状骨、月状骨、三角骨、豆状骨
・遠位列:橈側より順に
大菱形骨、小菱形骨、有頭骨、有鉤骨

・舟状骨結節:舟状骨前面の結節
・大菱形骨結節:大菱形骨前面の結節
・*有鉤骨鉤:有鉤骨前面の突出部
・橈側手根隆起:舟状骨結節と大菱形骨結節
・*尺側手根隆起:豆状骨と有鉤骨鉤
・手根溝:橈側手根隆起と尺側手根隆起の間の溝
・※手根管:橈側手根隆起と尺側手根隆起の間にはる手関節の補強靭帯である、横手根靭帯(屈筋支帯)により手根溝がふさがれてできる管
・手根管を通るもの
橈側手根屈筋腱、長母指外転筋腱、浅指屈筋腱、深指屈筋腱、正中神経

<手根骨の生体観察>
・橈骨の後結節の延長線上に第3中手骨底を触れる。両者の間の皮膚の陥凹の近位部に月状骨を触れる
・手関節(橈骨手根関節)を外転(橈屈)すると尺骨頭の延長線に三角骨を触れる。内転(尺屈)すると、橈骨の茎状突起の近くに舟状骨を触れる
・手掌面より、舟状骨結節、大菱形骨結節、豆状骨、有鉤骨鉤に触れる

<手の関節>
普通手関節という
・橈骨手根関節
・手根間関節
(構成)
①橈骨手根関節
手根骨近位列の舟状骨、月状骨、三角骨と、橈骨の手根関節面との間に楕円関節を作る(橈骨の法が関節窩)
関節円板がある
★コリー骨節
手根骨は橈骨とのみ関節しているので、転倒して掌をついたとき、力は手から橈骨に加わり橈骨の下部で骨節が起こりやすい。これをコリー骨節といい、老人に多い骨節
②手根間関節
手根骨相互の間の関節で、平面関節をつくる
このうち、近位列と遠位列の間の関節を手根中央関節
三角骨と豆状骨の間の関節を豆状骨関節という
(補強靭帯)
・横手根靭帯(屈筋支帯):前述(手根間)
・側副靱帯:橈骨茎状突起→手根骨
尺骨茎状突起→手根骨
(参考)掌側、背側、橈骨・尺骨間、手根骨間にある
(運動)
①橈骨手根関節
屈曲(掌屈)、伸展(背屈)、内転(尺屈)、外転(橈屈)
楕円関節だから2軸性
②手根間関節:
制限されて運動は小さい(平面関節だから)

④中手骨
第1~5まで(1が拇指の側)
中手骨間を中手骨間隙という
近位より底、体、頭を区分する
★第1指から:母指、示指、中指、薬指、小指

<手根中手関節=CM関節(Carpom Po MetacarpalJoint)>
母指の手根中手関節と第2~5指の中昆虫手関節に分けて考える
(構成)
・母指の手根中手関節
大菱形骨と第1中手骨底との間に鞍関節をつくる
・第2~5指の手根中手関節
手根骨遠位列の大菱形骨、小菱形骨、有頭骨、有鉤骨
第2~5中手骨底との間に半関節をつくる
第1は大菱形骨、第2は大菱形骨と小菱形骨、第3は有頭骨、第4と第5は有鉤骨につく
(関節包)
母指の手根中手関節は独立
第2~5指の手根中手関節は共通の関節包
(運動)
・母指の手根中手関節
関節包がゆるいため、球関節様の運動をする
母指の屈曲(対立)、伸展(復位)…手掌面に垂直の動き(親指を小指に倒す)
母指の内転と外転…手掌面に平行の動き
・第2~5指の手根中手関節
制限されて小さい

<中手間関節>
(構成)
第2~5中手骨底の間に平面関節を作る
(関節包)
第2~5指の手根中手関節と共通
(運動)
制限されて小さい

⑥手の指骨
・基節骨
・中節骨
・末節骨
★母指は中節骨がない

・基節骨と中節骨…
近位より、底、体、頭を区別する
・末節骨…
近位より、底、体、末節骨粗面に分ける

<中手指節関節>=MP関節(MetaCarpo Phalangeal Joint)
(構成)
中手骨頭と基節骨底との間に顆状関節を作る
(運動)
補強靭帯により、運動が制限され主として屈曲と伸展(本来は二軸性なんだけど)
(補強靭帯)
掌側に掌側靭帯、両側(内側外側)に側副靱帯がある

<指節間関節>=IP関節(Inter Phalangeal Joint) ・近位指節間関節=PIP関節(Proximal) ・遠位指節間関節=DIP関節(Distal) ★母指は指節間関節のみ(IP関節のみ) (構成) 指骨頭と指骨底との間に蝶番関節をつくる ・母指 基節骨頭と末節骨底との間に蝶番関節をつくる ・第2~5指 基節骨頭と中節骨底との間に蝶番関節をつくる 中節骨頭と末節骨底との間に蝶番関節をつくる (運動) 屈曲と伸展 (補強靭帯) 掌側に掌側靭帯と両側に側副靱帯(3方向から固定) ⑦種子骨 掌側の腱または靭帯の中に包まれている大豆ぐらいの大きさの骨で、普通第1中手骨頭の両側(2個)、第1基節骨頭に1個、第2中手骨頭に1個、第5中手骨頭に1個、計5個ある 5)下肢の骨 ・下肢帯骨 ・自由下肢骨 片側で8種31個 (1)下肢帯骨=寛骨 腸骨、坐骨、恥骨が青年期までは軟骨性の結合。以後は骨化して1個の寛骨となる ・寛骨臼:外面の大きなくぼみ、腸骨、坐骨、恥骨が合する部にある。股関節の関節窩をなす ・寛骨臼窩:寛骨臼中央のくぼみ。大腿骨頭靱帯がつく ①腸骨 ・腸骨体 ・腸骨翼 ア.腸骨体 寛骨臼の上部をつくる イ.腸骨翼 ・*腸骨稜:上縁を前後に走る隆起 ・*上前腸骨棘:腸骨稜前端の突出部 ・下前腸骨棘:上前腸骨棘の下の突出部 ・上後腸骨棘:腸骨稜後端の突出部、この部は体表にくぼみを生じる ・下後腸骨棘:上後腸骨棘の下の突出部 ・腸骨結節:上前腸骨棘の後方5~6センチで、腸骨稜が最も外側に張り出す部 ・*腸骨稜外唇:腸骨翼外面と腸骨稜との境 ・腸骨窩:内面のくぼみ ・耳状面:腸骨窩の後ろの関節面、仙骨の耳状面と仙腸関節をなす ・弓状線:耳状面から前下方に走る隆起 ・後殿筋線:外面後部で後上方から前下方へ走る細い隆起 ・前殿筋線:後殿筋線の前で前上方から後下方へ走る細い隆起 ・下殿筋線:寛骨臼の上を前後に走る細い隆起 ・殿筋面:腸骨翼外面 ②坐骨 ・坐骨体 ・坐骨枝 ア.坐骨体 寛骨臼の後下部をつくる ・坐骨棘:後内方への突出 ・*坐骨結節:後下方への突出部 ・大坐骨切痕:下後腸骨棘と坐骨棘との間の切痕 ・小坐骨切痕:坐骨棘と坐骨結節との間の切痕 イ.坐骨枝 前方は恥骨下枝とつらなる ③恥骨 ・恥骨体 ・恥骨枝 ア.恥骨体 寛骨臼の前下部をつくる イ.恥骨枝 ・恥骨上枝 ・恥骨下枝 a.恥骨上枝 ・腸恥隆起:恥骨上枝と腸骨体の境の隆起 ・恥骨櫛:上縁の細い隆起、腸骨弓状線より続く ・恥骨結節:恥骨櫛の内側の結節 ・恥骨結合面:内側の矢状方向の面 b.恥骨下枝 後方は坐骨枝と連なる ・閉鎖孔(※):坐骨体、坐骨枝、恥骨体、恥骨上枝、恥骨下枝が作る大きな孔。生体では線維性結合組織よりなる閉鎖膜によりふさがれる。ただし、上部はふさがれず閉鎖管となる <体幹と下肢帯の連結>=仙腸関節 (構成) 仙骨の耳状面と腸骨の耳状面との間に半関節を作る (補強靭帯> ・仙棘靱帯:仙骨鼻骨外側縁、腸骨後縁→坐骨棘 ・仙結節靱帯:仙骨鼻骨外側縁、腸骨後縁→坐骨結節につく ★仙棘靱帯、仙結節靱帯により、大坐骨切痕はふさがれて大坐骨孔となり、小坐骨切痕はふさがれて小坐骨孔と成る <恥骨結合> 左右の恥骨の恥骨結合面が恥骨軟骨(線維軟骨)により軟骨性の結合をなす <骨盤> ア.構成 左右の寛骨、仙骨、尾骨よりなる 第5腰椎を入れる場合もある) イ.大骨盤と小骨盤): 分界線より上を大骨盤、分界線より下を小骨盤という ・分界線: 恥骨結合上縁 - 恥骨櫛 - 腸骨弓状線 - 仙骨岬角 を連ねる線 ・骨盤腔:小骨盤の内腔をいう ・骨盤上口:小骨盤の上口(分界線に一致) ・骨盤下口:小骨盤の下口に一致 ウ.恥骨弓 左右の恥骨下枝が弓状をていする状態 ・恥骨下角:左右の恥骨下枝が恥骨結合の下で作る角 エ.性差(※) a.骨盤上口の形 男:ハート型 女:横楕円形 b.恥骨下角 男:小さい。第2指と第3指を広げた時の角度(60度) 女:90度(母指と第2指を広げた時の角度 c.骨盤腔 男:狭く、ろうと形 女:広く、円筒形 d.閉鎖孔の形 男:卵円形 女:三角形 e.仙骨 男:幅狭く長い 女:幅広く短い オ.骨盤径者 直立胃では前方に傾斜し、骨盤上口が水平面となす角度は55~60度である 坐位では0度である カ.骨盤軸 骨盤上口、骨盤腔、骨盤下口の中心を結ぶ線 胎児の頭は骨盤軸にそって産道を下降する キ.骨盤計測 a.真結合線(産科結合線) 仙骨岬角→恥骨結合後面 日本人の平均は11.0センチ、9.0センチ以下を狭骨盤という b.解剖結合線 骨盤上口の言語径 仙骨岬角→恥骨結合上縁 c.体格結合線 仙骨岬角→恥骨結合下縁 (2)自由下肢骨 ・大腿の骨:大腿骨、膝蓋骨 ・下腿の骨:脛骨、髀骨 ・足の骨:足根骨、中足骨、趾骨 ①大腿骨 ア.上端 ・大腿骨頭:内上方に突出する大きな球状の部、股関節の関節頭をなす ・大腿骨頭窩:大腿骨中央のくぼみ。大腿骨頭靭帯がつく ・大腿骨頸:大腿骨頭の下の細い部 ・*大転子:大腿骨頸根部の上外側の突出部 ・小転子:大腿骨頸根部の後内側の突出部 ・転子窩:大転子内側面のくぼみ ・転子間線:前面で大転子と小転子を連ねる細い隆起 ・転子間稜:後面で大転子と小転子を連ねる隆起 ・殿筋粗面:大転子から下方に向かう粗面 ・恥骨筋線:小転子から下方に向かう細い隆起 イ.体 ・粗線:大腿骨粗線ともいう。後面を上下に走る二本の細い隆起。内側のものを内側唇、外側のものを外側唇という。内側唇の上方は転子間線、下方は内側上顆に続く。外側唇の上方は殿筋粗面に下方は外側上顆に続く ウ.下端 ・*内側顆:内側の膨大部 ・*外側顆:外側の膨大部 ・顆間窩:後面で内側顆と外側顆の間のくぼみ ・膝蓋面:前面中央のくぼみ 膝関節の一つ:大腿骨の膝蓋面と膝蓋骨の関節面との間の関節の関節窩をなす(鞍関節) ・*内側上顆:内側顆内側の突出部 ・外側上顆:外側顆外側の突出部 ・内転筋結節:内側上顆の上の結節 ②膝蓋骨 大腿四頭筋腱の中にある一種の種子骨で、骨と腱との間の摩擦を防ぐためにできた骨である ・関節面:後面の関節面 ・*膝蓋骨底:上方の広い部 ・*膝蓋骨尖:下端のとがった部 ☆膝蓋骨の形状 おむすびに似た逆三角形。上の広い部分を底、両側の辺を内側縁、外側縁、先端のとがった部分を尖という <股関節> (構成) 大腿骨の大腿骨頭と寛骨の寛骨臼との間に臼状関節をつくる (特徴) ・関節唇がある (関節包) 関節唇から、前面では転子間線に、後面では転子間稜につく (補強靭帯) ・腸骨大腿靱帯: 関節包の前面を補強する 寛骨臼の腸骨部→転子間線につく 人体中最大の靭帯 身体が後方に倒れないように働く ・恥骨大腿靭帯 関節包の前下面を補強する 寛骨臼の恥骨部→転子間線の下方につく ・坐骨大腿靭帯 関節包の後面を補強する 寛骨臼の坐骨部→大転子前縁につく ・大腿骨頭靱帯 大腿骨頭窩→寛骨臼窩 関節内靭帯 ・輪帯 関節包を補強する 大腿骨頚を鱗状にとりまく靭帯 ★大腿骨頭壊死(P89) 大腿骨の頚部骨折などで大腿骨頭っがくさってしまう (運動) 関節頭の3分の2が関節窩に入り込み、肩関節に比べるとはるかに安定かつ強固な構造を持つが、運動は著しく制限される 屈曲・伸展、内転・外転 、内旋・外旋、 ★先天性股関節脱臼(先股脱) 女児に多い トレンデレンブルグ歩行を示す(腰フリ歩行) ③脛骨 ・上端 ・体 ・下端 ア.上端 ・*内側顆:内側の膨大部 ・*外側顆:外側の膨大部 ・上関節面:内側顆と外側顆の上面の関節面 ・顆間隆起:内側顆と外側顆の上関節面の間の隆起 ・前顆間区:顆間隆起の前の平らな部 ・後顆間区:顆間隆起の後ろの平らなぶ ・髀骨関節面:外側顆の関節面。髀骨の腓骨頭関節面と脛腓関節をなす イ.体 ・脛骨粗面:前縁上部の粗面 ・骨間縁:髀骨に向かい合う鋭い縁 ・ヒラメ筋線:後面の上3分の1の部を上外方から下内方へ走る細い隆起 ウ.下端 ・*内果:内側の突出部 ・内果関節面:内果の外側面の関節面。距腿関節の関節窩の一部をなす ・下関節面:下面の関節面。距腿関節の関節窩の一部をなす ・髀骨切痕:外側の切痕 ④髀骨 ・上端 ・体 ・下端 ア.上端 *腓骨頭ともいう ・腓骨頭関節面:腓骨頭の内側面の関節面。脛骨の髀骨関節面と脛腓関節をなす イ.体 ・骨間縁:脛骨に向かい合う鋭い縁 ・下腿骨間膜:脛骨の骨間縁と髀骨の骨間縁の間にはる陝西結合組織の膜、前・後面に筋がつき、筋の起始面となる ウ.下端 ・*外果:外側の突出部 ・外果関節面:外果の内側面の関節面。距腿関節の関節窩の一部をなす <膝関節> 人体中最大の寒泄 (構成) 複関節である。3つの関節とみなす a.大腿骨の内側顆と脛骨の内側顆の上関節面との間に顆状関節をなす b.大腿骨の外側顆と脛骨の外側顆の上関節面との間に顆状関節をなす c.膝蓋骨の関節面と大腿骨の膝蓋面との間に鞍関節をなす(関節とみなさない場合もあるので注意) (関節包) 3(2)つの関節が、一つの関節包に包まれ関節腔は共通 (特徴) 関節半月がある 脛骨の上関節面の上にあり、機能的には関節窩を深める 内側半月・外側半月がある ・内側半月:大きくて半月状をていする ・外側半月:小さくて円状をていする (補強靭帯)(p90) ・膝十字靱帯:関節内靭帯である(前十字靱帯と後十字靱帯がある ○前十字靭帯::脛骨の前顆間区内側→大腿骨の外側顆 顆間窩面の後部につく。大腿骨が後方にずれるのをふせぐ ○後十字靱帯:脛骨の後顆間区外側→大腿骨の内側顆 果間下面の前部につく。大腿骨前方にずれるのを防ぐ ・内側側副靱帯 大腿骨の内側上顆→脛骨の内側顆につく ・外側側副靱帯 大腿骨の外側上顆→脛骨の外側顆につく ★内側側副靱帯は関節包に密着するが、外側側副靱帯は離れている ★内側・外側側副靱帯の生体観察 膝関節を屈曲して足を反対側の膝の上に乗せ、膝関節を外転・外旋するとふれる ・膝蓋靱帯 大腿四頭筋の腱で膝蓋骨を包んだ後、脛骨粗面につく (その他の保護) ・湿咳支帯:膝蓋骨の両側で大腿筋膜が厚くなったもの ・*腸脛靱帯:大腿筋膜が大腿の外側で発達したもの (運動) 主として屈曲・伸展。屈曲位では若干の廻船(内旋・外旋)が可能である(最大30度)。膝十字靱帯は関節頭部の前後への移動を制限するだけでなく、側屈や廻船を制限する。内側・外側側副靱帯は新点耳に緊張して膝関節を固定する <脛腓連結> ・脛腓関節 骨間膜による連結 ・脛腓靱帯結合 a.脛腓関節 脛骨の髀骨関節面と髀骨の腓骨頭関節面との間に半関節を作る b.骨間膜による連結(下腿骨間膜による連結) 髀骨の体参照 c.脛腓靱帯結合 髀骨下端と脛骨の腓骨切痕の間の結合 前脛腓靭帯と後脛腓靭帯がある ⑤足根骨 7個 ・近位3分の2をつくる2骨:距骨、踵骨 ・遠位3分の1をつくる5骨:舟状骨、内側楔状骨、中間楔状骨、外側楔状骨、立方骨 ・距骨滑車:距骨上部の関節面。上面、内果面、外果面を区別する。距腿関節の関節頭をなす ・*踵骨隆起:踵骨後部の隆起。いわゆる「かかと」のこと ・*舟状骨粗面:舟状骨内側面の粗面 ⑥中足骨 第1~5まである 中足骨間を中足骨間隙という 近位より底、体、頭を区別する ・第5中足骨粗面:第5中足骨底、外側の粗面 ⑦足の趾骨 手の指骨を参照 近位より基節骨、中節骨、末節骨 母指には中節骨がない ⑧種子骨 普通、第1中足骨頭の底面に2個、第1基節骨頭の底面に1個ある ★足弓 足底のアーチ状の部位。体重を支えるためにある 足弓が低下またはなくなると、偏平足になる 横足弓、内足弓、外足弓がある ■足の関節 普通、足関節という ・距腿関節 ・足根間関節 <距腿関節> (構成) 距骨の距骨滑車の上面、内果面、外果面と脛骨の下関節面、内果関節面、髀骨の外果関節面との間にラセン関節をつくる (補強靭帯) ・三角靭帯: 脛骨の内果→舟状骨上面(脛舟部) 脛骨の内果→距骨内側面(脛距部) 脛骨の内果→踵骨内側面(脛踵部) ・前距脾靭帯:髀骨の外果→距骨外側面の底部 ・後距腓靭帯:髀骨の外果→距骨外側面の後部 ・踵腓靱帯:髀骨の外果→踵骨外側面につく (運動) 解剖学的立位では足の長軸が下腿の長軸に対して90度曲がっているため、 解剖学的立位からの伸展を背屈 解剖学的立位からの屈曲を底屈 <足根間関節> 6種類の関節の総称 (構成) a.距骨下関節 関節頭は踵骨、関節窩は距骨で顆状関節をつくる b.距踵舟関節 関節頭は距骨、関節窩は踵骨と舟状骨で顆状関節をつくる c.踵立方関節 関節頭は踵骨、関節窩は立方骨で鞍関節をつくる d.楔舟関節 内側・中間・外側楔状骨と舟状骨との間に平面関節を作る e.楔間関節 内側楔状骨と中間楔状骨との間に平面関節をつくる 中間楔状骨と外側楔状骨との間に平面関節をつくる f.楔立方関節 外側楔状骨と立方骨との間に平面関節をつくる ☆距踵舟関節お距舟関節と、踵立方関節は横に一直線に並んでいる ★ショパール関節=横足根関節(p94) 距踵舟関節の距舟関節と、踵立方関節は足根を横走し、機能的には一つの関節とみなしうるので、両者を合わせてショパール関節という ☆切断場所となる (補強靭帯) ・長足底靭帯 踵骨の踵骨隆起下面→立方骨下面と第2~5中足骨下面につく ・短足底靭帯(底側踵立方靭帯) 踵骨下面→立方骨下面につく ・底側踵舟靭帯(スプリング靭帯) 踵骨下面→舟状骨下面につく 弾性に富み、スプリング靭帯とも呼ばれ、この靭帯が伸びると足底は扁平となる(偏平足) (運動) 足の内反・外反を行う。足の内反・外反は足根骨関節と足根中足関節で行われるが、主として距骨下関節、距踵舟関節、踵立方関節が働く <足根中足関節>=リスフラン関節 (構成) 内側楔状骨、中間楔状骨、外側楔状骨、立方骨と、第1~5中足骨底との間に平面関節を作る (特徴) 関節包は母趾のものだけ独立 第2~4趾のものは共通 p92 ★高所より飛び降りたときの強い刺激で起こるのは脱臼骨折 長時間の歩行で起こる第2足根中足関節に起こるのは行軍骨節 <中足間関節 (構成) 第1~5中足骨底の間に平面関節をつくる (特徴) 関節包は第2~5趾足根中足関節と共通 <中足指節関節>=MP関節 (構成) 第1~5中足骨頭と基節骨底との間に球関節 (補強靭帯) ・深横中足靭帯 中足骨等を横に連ねる この靭帯があるため、母趾は手の母指のように自由な運動はできない ☆歩行の再足で地面をけって前方に踏み出すが、このときに中足指節関節は過伸展の状態になる。だから中足指節関節の関節面は足背に向かって広くなっている。特に母趾は著しい(p92) <指節間関節>=IP関節 ・近位指節間関節=PIP関節 ・遠位指節間関節=DIP ★母趾はIPのみ( ★手の指節間関節を参照





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