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臨床医学各論ノート09「婦人科疾患」

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  1.更年期障害
 ・概念
 卵巣機能の低下のために。内部環境に変化が起こり、それに適応するために。種々の精神・身体的な症状が起こるもの。この間に閉経する。
注)更年期とは、生殖器(成熟期)から生殖不能期(老年期)への移行期。
・成因
間脳ー下垂体ー卵巣系機能低下は30歳代に始まる。閉経後1~2年間はエストロゲンは成熟期の基礎値に等しいが、その後減少し、FSH・LHは増加するこのアンバランスが種々の症状を現す。
心因性因子の関与が大きい。
・症状
(ア)内分泌系障害 : 帯下・性交障害・膣掻痒感、不正性器出血等
(イ)血管運動神経系障害 : 動悸・冷感・熱感・逆上感・顔面紅潮・発汗等
(ウ)精神神経系障害 : 頭痛・頭重・めまい、耳鳴り・不眠・気分不安定・物忘れ・優うつ・脱力感等
(エ)運動器系障害 :肩こり・腰痛・下腹痛・筋肉痛・関節痛等
(オ)消化器系障害 : 食欲不振・悪心・腹部膨満感・便秘等
(カ)泌尿器系障害 : 頻尿・残尿感等
(キ)皮膚分泌系障害 : 口渇・そう痒感等
(ク)感覚器系障害 : しびれ感・蟻走感等
(ケ)新陳代謝障害 : 痩せ・肥満等
(コ)、その他 : 浮腫等
これらの症状が単独で出現することは少なく、また、その症状程度も種々である。
血管運動神経障害症状は更年期障害の特異症状。
注)鑑別疾患 = 更年期に於ける仮面うつ病、心身症・神経症
・治療
 ホルモン補充療法(エストロゲンが主となる、但し、エストロゲン単独療法では、乳ガン・子宮癌の危険性が高まるので、プロゲステロンとの併用療法が一般的)、薬物療法(精神安定剤・漢方薬等)・心理療法等

  2 子宮癌
・概念 : 子宮に発生する上皮性悪性腫瘍である。
・発生部位
 子宮頚癌 : 子宮頚管・子宮頚部の外側を覆う粘膜より発生するもの。子宮癌の90~95%を占める。
子宮体癌 : 子宮体部の内腔を覆う粘膜より発生するもの。子宮癌の5~10%を占める。
(1)子宮頚癌
 ・女性性器癌の中で最多、40~50歳代に多い。経産婦に多い、
 ・好発部位は頚部の円柱上皮と偏平上皮の移行部。偏平上皮癌が殆どである。少数に腺癌あり。近年減少傾向にある。
・症状
 極初期には無症状、
初発症状として多いのは不正出血(性交による接触出血が多い)と帯下である。
癌進行により激しい腰痛・下腹部痛・下肢痛、圧迫症状として頻尿・排尿困難・排便困難・尿管圧迫による水腎症それによる尿毒症。
 また、癌の肺や骨への転移が多い。
・治療 : 主に手術療法
(2)子宮体癌
・頚部癌に比し高年に発生し、未産婦・不妊娠であった者に多い。殆どは腺癌である(一部扁平上皮癌のことも)。50~60歳代に多い、近年増加傾向にある。
・症状
 不正性器出血と血性粘液性帯下が主症状。
 シンプソン徴候 = 癌が頸管を狭窄し、子宮内容物が子宮の収縮により排泄される。この時、下腹部に疝痛を生じる徴候。
・治療 : 手術療法が主である。体癌は発育が遅く、長く子宮内に留まっているので頚部癌より予後はよい。
(3)絨毛癌
 ・胎児性外胚葉である絨毛上皮細胞から発生。生殖年齢の婦人に発生する。
・原因 : 胞状奇胎(絨毛性腫瘍の一つ)・流産・分娩後子宮外妊娠。
発育が早く、血行性に転移をきたし極めて悪性。
・症状 : 主な症状は不正子宮出血。転移臓器の症状を呈してくる。
・治療 : 全身疾患と考えられているので、手術療法と共に化学療法も行われている。

  3 子宮筋腫
 ・概念 : 子宮の平滑筋成分より発生する良性腫瘍であり。30~40歳代に多い。
子宮に発生する腫瘍中、最も頻度が高い。子宮筋の内・外・中層に結節状ないし球状の腫瘤を作る。
・発生部位 : 大部分が子宮体部筋腫、子宮頚部筋腫は希である。
注)大きさは顕微鏡的なものから人頭大を越えるものまで..
・症状
 月経困難(月経過多・遷延性月経・下腹痛等)、不正出血・帯下・腫瘤感・膨満感・腰痛,周囲臓器の圧迫症状(尿意頻数・排尿困難・便秘・鼓腸・テネスムス),不妊や流産の頻度が比較的高い(卵の着床障害・筋腫による卵巣機能障害等による)。 
漿膜下筋腫では殆ど無症状である。
・治療 : 手術療法が主体、黄体ホルモン療法,出血・疼痛に対する治療が行われる。
閉経後は萎縮する。

  4 乳ガン
・概念
 乳腺に発生する癌である。
本邦では閉経前の40歳代に最も多い、既婚者より未婚者の発生が多い。
・好発部位 : 乳房の外上角1/4
・症状
 腫瘤 : 硬く境界不明の凹凸のある結節状の無痛性の腫瘤を振れる。
牽縮症状 : 癌の浸潤が乳頭周囲に及ぶと、乳頭が引っ張られて乳頭の平坦化・陥凹(えくぼ様陥凹)・偏位などが起こってくる。
皮膚浸潤 : 癌の浸潤が真皮層に及ぶと血行やリンパ行の障害を生じ、皮膚が発赤。
 浮腫により光沢をおびる = 橙皮様皮膚、豚皮様皮膚
乳頭出血 : 血性分泌が見られることがある。
リンパ節転移 : 同側腋窩リンパ節が硬く触知。
遠隔転移 : 肺・骨・肝・脳・皮膚等へ血行性の転移を見る。
・治療
 手術療法・放射線療法・内分泌療法(抗エストロゲン剤)・化学療法等が行われる。

  5 子宮内膜症
・概念 : 子宮内膜組織が子宮内腔以外の部位で増殖する疾患。
 ・症状 : 月経時の下腹部痛・腰痛・性交時痛・不妊症.
 ・合併症 : 卵巣嚢腫や腹腔内癒着
 注)卵巣内で増殖すると卵巣チョコレート嚢腫を形成。

  6 妊娠中毒症
・概念 : 妊娠中に浮腫・蛋白尿・高血圧の3徴候のいずれかが見られる場合を言う。
・分類
 ①単純妊娠中毒症 : 妊娠24週以降に症状が出現するもの、原因不明である。
②混合妊娠中毒症:妊娠前から基礎疾患(腎疾患.高血圧・動脈硬化・内分泌疾患等)がありこれが妊娠中に増悪するもの。
 注)子癇 = 妊娠中毒症により起こる痙攣を言う。





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