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臨床医学総論ノート07「測定法」

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■1)意義と方法
身体計測とバイタルサイン
■2)注意事項
各計測値の年齢による正常値の違いを考慮する
測定条件による影響を考慮
■3)身体計測
1)身長、体重、坐高、頭囲、胸囲
・身長
身体の長さ(身長計を使う)
・体重
身体の重さ、栄養状態をみる(体重計)
・坐高
座った時の腰から頭までの高さ(坐高計)
・頭囲
頭の大きさ(メジャー)
眉間の中央と後頭結節を結ぶライン(最大径)
・胸囲
胸郭の大きさ(乳頭の上と肩甲骨下角を結ぶ線)
女性では乳頭のやや上または乳房の下で測定
呼気と吸気の中間で計る
★呼吸運動の幅:呼気時の胸囲-吸気時の胸囲
・腹囲
12肋骨先端と腸骨稜の中間で最も細い部を測る
・骨盤囲
第5胸椎棘突起-腸骨稜-上前腸骨棘を結ぶライン
・身長年齢
測定した慎重と同じ平均身長を持つ年齢
・上節・下節比
下節長:恥骨結合上縁から床までの長さ
上節長:身長-下節長
★坐高を仮の上節長とすることもある

2)四肢長と周径(1よりも重要)
(1)四肢長
①上肢の計測
・上肢計測時の姿勢
上肢を対側に下垂
肘間接伸展
前腕回外位
手関節掌背屈中間位
・上肢長
肩峰端-橈骨茎状突起
・上腕長
肩峰端-上腕骨外側上顆
・前腕長
上腕骨外側上顆-橈骨茎状突起
・手長
橈骨茎状突起-中指先端

②下肢の計測
・下肢計測時の姿勢
骨盤を水平にする
両下肢平行伸展位
股関節内外旋中間位
・下肢長(重要)
上前腸骨棘-内果
・大腿長
上前腸骨棘-膝関節外側裂隙
・下腿長
膝関節外側裂隙-外果
・足長
踵後端-足の先端(母指または第2指)
・棘果腸(参考)
上前腸骨棘-内果
・転子果長(参考)
大転子-外顆

(2)周径
①上肢の周径
・上肢の周径の測定の体位
上肢を下垂
膝関節伸展位
・上腕周径
肩峰端から一定の距離で測る(上腕中央、上腕二頭筋最大隆起部)
・前腕周径
前腕最大隆起部
・指の太さ
ホイートシーフの指輪で測定

②下肢の周径
・下肢の周径の測定の体位
股関節、膝関節伸展位
・大腿周径
膝関節外側裂隙より一定の距離で測る
(成人では10センチ、小児では5センチ上)
・下腿周径
下腿部の最大周径

■4)生命徴候(バイタルサインの検査)
生体が生きている状態を示す徴候をいう
体温、脈拍、呼吸、血圧
(1)体温
①正常体温(平熱)
36度代
・測定部位とその温度
腋窩温:36度代
口腔温:腋窩温より約0.5度高い
直腸温:腋窩温より約0.8度高い
②体温の変動
・日内変動
日中高く、夜間から総長にかけて低くなる
0.8度程度の振幅
・年齢的な変化
年齢とともに低下
☆小児と尖刃での差:0.5度
・月経周期による変動
卵胞期:低温期
排卵期:最低
黄体期:高温期
0.3~0.5度の振幅
③熱型の分類
★熱型:発熱のタイプ
・稽留熱
日差が1度以内の、持続する高熱(39度程度)
大葉性肺炎、腸チフス、髄膜炎など
→細菌感染症
☆大葉性肺炎:線維素性肺炎、くるっぷせい肺炎
・弛張熱
日差が1度以上で、一日の体温の最低が37度以下にならない
敗血症、化膿性疾患、悪性腫瘍、ウィルス感染症など
・間欠熱
日差が1度以上で、一日の体温の最低が37度以下になる
弛張熱と同様の疾患
・波状熱
有熱期と無熱期を不規則に繰り返すもの
ブルセラ症、ホジキン病、マラリアなど
☆ブルセラ症:ブルセラ菌による感染症、家畜感染
☆ホジキン病:悪性リンパ腫の一種
④下熱の分類
・分利性解熱(分利)
高熱が急に下降するもの
大葉性肺炎、解熱薬の投与
・渙散性下熱(渙散)
徐々に下熱し、数日で平熱になる
大多数の熱性疾患

(2)脈拍
①脈拍の測定
橈骨動脈拍動部に検者の示指、中指、薬指をあてて診る
左右差、速さ、大きさを診る
ア.健康な成人の安静時の正常な脈拍数
60~80回/分
☆脈拍=心拍数
★乳児:115~130
幼児1:00~110
学童:85~95
イ.脈拍の変動
・性別による差
一般的には男性より女性の方が脈拍が多い
・活動による差
運動時、精神的興奮時、食後、発熱は脈拍増加
②脈拍の異常
ア.速さの異常
・頻脈(頻拍)
成人で脈拍数が100/分を超える状態
発熱時、貧血、心不全などでみられる
・発作性頻脈
突然脈が200回近くに増えるもの
発作性上室性頻拍、発作性心室性頻拍などでみられる
☆心室に障害がある場合の方が重篤
・徐脈
脈拍数が50回/分以下の状態
甲状腺機能低下症(粘液水腫)、脳圧亢進(脳腫瘍、水頭症など)、房室ブロック、ジギタリス中毒
☆房室ブロック:刺激伝導系の障害で、房室の興奮が心室に伝わらないので、心室は自動運動し、そのペースは心房より遅いので徐脈となる
ジギタリス:強心剤の一種
・アダムス・ストークス症候群
心拍の急激な変化の結果、40回/分以下の徐脈となり、めまい、意識消失(失神)、痙攣を起こすもの(症状が重篤)
完全房室ブロック、心室細動などにの際に見られる
イ.リズムの異常
★不整脈とは
脈のリズムや大きさが整っていないもの
・呼吸性不整脈
洞性不整脈の一つで、吸気時に早く、呼気時に遅くなるものをいう
発熱時、脳腫瘍、多発性神経炎、自律神経失調などで著名にみられる
☆洞性不整脈:洞房結節の障害による不整脈
・期外収縮
本来の収縮に先立って、小さい拍動が起こるもので、不整脈で最も多い
異常刺激発生部位によって、洞性、心房性、心室性などに分ける
睡眠不足、過労、嗜好品(煙草など)
ジギタリス中毒、、心内膜炎、心筋炎などでみられる
・絶対性不整脈
脈拍のリズムと大きさが、まったくばらばらなものを言う
心臓弁膜症、動脈硬化症、甲状腺機能亢進症、房室ブロックなど

(3)呼吸
①正常呼吸
不整がなく、呼気と吸気が規則正しい周期を保っている
・安静時の成人の正常呼吸数
14~20回/分
年齢が下がるほど回数が増える
女性の方が多少多い
☆乳児:30~40回
幼児:25~30
学童:16~25回
②腹式呼吸、胸式呼吸
教科書参照
③異常呼吸
呼吸数、リズム、深さ、呼吸運動を診る
①呼吸困難(重要)
息苦しい、呼吸に努力がいるなどの自覚症状をいい、他覚的には鼻翼呼吸が見られる
循環器、呼吸器疾患の重要な症状である
ア.呼気性呼吸困難
呼気の延長が見られる
気管支喘息、肺気腫、
…細気管支の狭窄による
イ.吸気性呼吸困難
吸気の延長が見られる
喉頭炎、喉頭腫瘍(癌も含む)、異物など
上気道の狭窄による
ウ.混合性呼吸困難
呼気性と吸気性が合併した呼吸困難
肺炎、気胸、胸膜炎、心不全など
☆心疾患では肺にうっ血が起こり、肺でのガス交換が障害される
②異常呼吸の分類
ア.頻呼吸(呼吸促迫)
一回の呼吸の深さは変化しないが、呼吸数が増加すること
成人で24回/分以上
運動時、精神的興奮、発熱
心不全、貧血など
イ.徐呼吸
一回の呼吸の深さは変化せず、呼吸数が減少する
成人で12回/分以下
脳圧亢進(脳腫瘍、脳内出血など)、薬物中毒
ウ.過呼吸
呼吸の頻度は変わらず、深さが深くなる場合をいう
動脈血二酸化炭素分圧が低下して、呼吸性アルカローシスを示す
過換気症候群(過呼吸症候群)、薬物中毒、低酸素環境、妊娠などで見られる
エ.浅呼吸
呼吸の頻度は変わらず、深さが浅くなっている状態
睡眠時、呼吸筋麻痺、結核、肺炎
オ.下顎呼吸
下顎を大きく動かして呼吸するものをいう
瀕死の重傷者
カ.チェーンストークス呼吸(交代性無呼吸)(重要)
無呼吸から深い呼吸、深い呼吸から無呼吸という変動が繰り返されるものをいう
脳疾患(脳出血、脳腫瘍など)、各種の中毒、気圧の低いところでの睡眠時で見られる
キ.ビオー呼吸(間欠髄膜炎性呼吸)
深さが一定しない呼吸と、無呼吸が不規則に交互に現れるもの
脳圧亢進をきたす疾患(脳腫瘍、脳炎、髄膜炎、クモ膜下出血など)
ク.クスマウル(大)呼吸
ゆっくりとした不覚大きい呼吸が規則正しく続くもの
代謝性アシドーシスの際み見られる
★代謝性アシドーシスを引き起こす疾患:糖尿病、尿毒症
ケため息呼吸
過剰換気のうち、軽度なものをいう
過換気症候群、神経症
コ.起坐呼吸
仰臥位では呼吸困難が強いため、起坐位をとるもの
うっ血性心不全、気管支喘息発作時、肺気腫などで見られる

4)換気障害
胚胞換気量をみる
・胚胞換気量:一回換気量から死腔量をひいて、呼吸数をかけたもの
①低換気
低酸素血漿、呼吸性アシドーシスをきたす。
外傷、薬物中毒、肺気腫、鬱血性心不全などでみられる
・ピックウィック症候群
高度肥満に見られる低換気

(4)血圧(Blood Pressure)
血液が血管壁に及ぼす圧力をいう
一般に血圧は動脈圧をさす
1)血圧測定
①測定上の注意
血圧は変動しやすく、寒冷や精神的緊張などで上昇し、安静では下降する
・室温を20度前後に保つ
・測定部と心臓は同じ高さにする
②血圧測定器具と測定法
・代表的な血圧計
リバロッチ型
(電子血圧計、アネロイド型など)
☆アネロイドは重要でない
・測定法の種類
触診法
聴診法
・マンシェットの位置は、下縁が肘窩の2~3㎝上
・拍動をとる場所は上腕動脈
・拍動が消えてから30mmHg高くなるまで加圧する(およそ150~200mmHg)
・減圧の速さは、1心拍ごとに2~3mmHg
・聴診器から聴こえる血管音をコロトコフ音という
・コロトコフ音が聴こえ始める点
スワン第1点(最高血圧)
・コロトコフ音が減弱する点
スワン第4点(最低血圧)
・コロトコフ音が消失する点
スワン第5点(最低血圧)
イ.下肢の血圧測定
・大腿にマンシェットを巻いて膝窩動脈で測定、または足首にマンシェットを巻いて足背動脈で測定
・下肢の血圧を測定する必要のある疾患
大動脈縮窄症(用事や若年者)
・大動脈縮窄症の上肢と下肢の血圧
上肢の血圧:高い
下肢の血圧:低い

③正常血圧
成人で最高血圧が100~140mmHg、最低血圧は60~90mmHg
ア.血圧の変動
・年齢
年齢とともに血圧は上昇する(少しずつ)
年齢+90が正常値とされる
・日内変動
夜間、早朝に低く、日中高い
・季節性
冬高く、夏低い
・精神的要因
興奮時、不安なときに上昇
・身体的要因
運動時などに上昇

④血圧の異常
ア.高血圧
血圧が慢性的に上昇した状態をいう
a.WHOによる高血圧診断基準(1999年改訂)
・至適血圧(最適血圧)
最高血圧=120未満、かつ最低血圧=80未満
・正常血圧
最高血圧=130未満、かつ最低血圧=85未満
・正常高値
最高血圧=130~139、または85~89
・高血圧1(軽度高血圧)*
最高血圧=140~159、または最低血圧=90~99
・高血圧2(中等度高血圧)
最高血圧=160~179、または最低血圧=100~109
・高血圧3(重症高血圧)
最高血圧=180以上、または最低血圧=110以上
☆教科書の基準は新しくなっていない
b.高血圧の分類
・本態性高血圧症(原因不明)
大半の高血圧がこれにあたる
・昇汞性高血圧
原因疾患があるもの
腎疾患(腎不全、腎硬化症など)、内分泌疾患の一部(褐色細胞腫、バセドウ病、アルドステロン症)、心・血管疾患(大動脈弁閉鎖不全など)
★高血圧の展開
高血圧、高脂血症→動脈硬化→生活習慣病(心筋梗塞、脳卒中)

イ.低血圧
収縮期血圧が常に100mmHg以下の場合をいう
めまい、疲労感、肩こり、などの症状が現れる
a.低血圧の分類
・本態性低血圧症
・症候性低血圧症(二次性低血圧症)
内分泌異常
…甲状腺機能低下症(クレチン病、粘液水腫)
栄養障害
・起立性低血圧
起立時に最高血圧が一過性に低下するものをいう
自律神経の失調、シャイ・ドレーガー症候群などで起こる
★シャイ・ドレーガー症候群
自律神経の変性疾患





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