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東洋医学臨床論ノート32「発疹」

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【1】現代医学的な考え方
A.注意を要するもの
・以下の症状がある場合、病原巣の存在、全身性血管炎、
 全身性エリテマトーデス、HB抗原血症などの疾患が考えられる。
①紫斑、水泡、色素沈着などを伴うもの
②容易に消退しないもの
③発熱、関節痛を伴うもの
④他の部位に慢性炎症をもつもの
 (詳細は「発疹の分類」資料参照)

B.適応となるもの
(1)アレルギー性蕁麻疹
病態
・アレルギー反応によって皮下血管の透過性が
 高まることによって起こる。
症状
・寒冷・温熱刺激が誘因で、体のあちこちが赤く膨れ上がり、
 次第に広がって一緒になり地図のようになる(膨疹)。
・心理的ストレスや疲労などによって発症する場合がある。
・発疹がでると掻痒感が強いが、消失すると次第に改善する。

(2)人工(機械的)蕁麻疹
病態
・圧迫や摩擦などの機械的刺激が誘因となる。
症状
・刺激を受けた場所に発疹が現れる。
治療方針
・発症時は神経興奮の鎮静を図り、間欠期には
 反応を起こしやすい体質を改善する。

【2】 東洋医学的な考え方
・発疹は「肺」や「衛気」との関連が強い。
A.分類
・発疹は主として風、寒、湿、熱の邪が皮毛に侵襲することにより
 起こると考えられている。
・また異物との接触や体質とも関係がある。
①風熱による発疹
・理の状態の悪い者が風熱の邪の侵襲をうけ、
 それが皮毛に鬱して営衛不和になると発疹が起こる。
②風寒による発疹
・衛気が体表にうまく作用せず、理の虚の状態となり、
 これに乗じて風寒の邪が皮毛に侵襲し、毛孔が閉塞して鬱すると
 発疹が起こる。
③胃の湿熱による発疹
・体質や飲食不節により胃に湿熱が生じ、その湿熱が
 うまく発散しないで皮毛に鬱すると発疹が起こる。
④気血両虚による発疹
・気血両虚のために体表の防衛機能が低下すると
 風邪をうけやすくなる。それが理に鬱して
 うまく発散しないと発疹が起こる。

B.鑑別
(1)表裏
・①②は表証である。
(2)虚実
・①②③は実証であり、急性のものが多い。
・④は虚証であり、慢性のものが多い。
(3)熱の関与
・①③のように熱が関与しているものでは発疹および舌質は赤い。
・②④のように熱の関与がないものは淡紅色を呈する。
(4)随伴症状
①風熱によるものは、発熱、咽喉腫痛、口渇などを伴う。
②風寒によるものは、悪寒、鼻閉、鼻汁などを伴う。
③胃の湿熱によるものは、腹痛、悪心、嘔吐、下痢などを伴う。
④気血両虚によるものは、血虚による不眠、心悸、
 気虚による倦怠、無力感、息切れなどを伴う。
注)③、④は教科書に参考症例があります。

C.参考症例:風寒による発疹
病態
・栄衛の失調により衛陽の体表への働きが悪化し、理の状態に
 影響し、その虚に乗じて風寒の邪の侵襲を受ける。
・すると皮毛に気血の停滞が起こって発疹を生じる。
主要症状
・急に発疹が起こる。色は淡紅色
随伴症状
・悪寒、発熱、鼻閉、鼻汁 
舌脈所見
・舌質淡、舌苔薄白、浮・緊脈または浮・遅脈
治療方針
・風寒の邪を除き、栄衛の調整を図る。
治療法
・大椎、風池、風門、曲池、血海
取穴理由
・大椎で風寒の邪を取り去り、風池・風門にて風邪を除く。
・また、曲池・血海で気血循環の改善を図る。

付)「血巡れば風自ずと滅す。」と言われ、
  風を取り除くのに「血」を巡らせる治法がある。





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