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東洋医学臨床論ノート19「インポテンツ」

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【1】現代医学的な考え方
A.注意を要するもの
①神経系の器質的変化によるインポテンツ
・脳卒中、脳・脊髄・会陰部などの外傷後、骨盤内臓器の
 手術後などに本症状を呈する場合
・口渇・多尿・体重減少などの糖尿病の症状を伴う場合
②内分泌性インポテンツ
・二次性徴(睾丸や陰茎の増大、陰毛や腋毛の発生、変声など)の
 発現のない場合
・性欲低下、体毛の減少などを伴う場合
③泌尿器科的疾患に伴うインポテンツ
・排尿に関する症状、陰茎・会陰部などの症状を伴う場合

B.適応となるもの
心因性インポテンツ
病態
・性機能に関する器質的病変がなく、精神病からのものを
 除外されるもので、内因として本人の性格・心理状態・体質・
 素質に精神的・肉体的な外因(疲労・ストレスなど)が作用して
 発症する。
症状
・マスターベーションや視聴覚性的刺激などにより、陰茎の増大、
 硬度の増加、夜間睡眠時(レム睡眠相)の勃起がある。
治療方針
・自律神経機能の調整をすると共に、精神・心理面での安定を図る。
治療法
①マッサージ
・腰・仙骨部(腎兪・次など)、下腹部(中極・関元など)を
 中心に施術する。
・併用療法として、温熱療法・電気療法・水治療法・運動療法を
 行えば効果的である。
②鍼灸
・仙骨部、腰部、下腹部などの反応点に施鍼・施灸する。
・次、中、腎兪、中極

【2】東洋医学的な考え方
・遺精、滑精、早泄を伴いやすい。
・肝、腎、陽明経との関連が深い。
・陰茎は宗筋の会、陽明は宗筋の長といわれる。
※宗筋とは
・三陰三陽の経筋の前陰部に集まるものをいう。
・宗筋にうまく気や血が巡らないと陽萎が起こることになる。

A.分類
①湿熱による陽萎
・油っこいものや甘いものを偏食したり、酒を常飲すると湿熱が生じ
 それが前陰に下注して宗筋が弛緩すると陽萎が起こる。
②七情内傷による陽萎
・七情の変動により気血が失調し、気血が前陰に充足しなくなると
 陽萎が起こる。
・虚証例では、恐怖などにより気血が失調し、脾腎陽虚となって
 前陰に気血の不足が起こる。
・実証例では、イライラ、悩み、怒り、憂鬱により肝鬱となり、
 疏泄機能が低下して気血が前陰に充足しなくなって起こる。
③命門火衰による陽萎
・房事過多や少年期の長期にわたる手淫により精気を損傷し、
 そのために命門火衰になると陽萎が起こる。
④心脾両虚による陽萎
・思慮過度、労倦、飲食不節などにより心脾を損傷すると、
 心の損傷により血が不足し、脾の損傷により気血の生成が
 悪くなると、気虚により宗筋無力となり、血虚により
 宗筋がうまく栄養されないと、宗筋は弛緩し陽萎が起こる。
※①②は熱または火による症状を伴う。
※①③は教科書に症例があるので参考にすること。

B.鑑別
①虚証
・房事過多、手淫、思慮過度、七情内傷などにより脾腎を
 損傷したり、命門火衰となり起こる陽萎は虚証である。
②実証
・悩みや不安による肝鬱、飲食不節による湿熱が原因で
 起こる陽萎は実証である。

(参考症例) 心脾両虚による陽萎
病態
・思慮過度、労倦、飲食不節により心脾両虚となって
 血の不足と気血の生成不足が起こり陽萎が起こる。
主要症状
・陽萎、疲労、倦怠感。
随伴症状
・顔色がさえない、不眠、心悸、食欲不振、四肢無力
舌脈所見
・舌質淡、舌苔白、沈細弱脈
治療方針
・心脾を補い、その機能を改善する。
治療法
・中極、命門、脾兪、足三里、神門、三陰交
取穴理由
・任脈と足三陰経の交会穴である中極と命門の配穴で元気を補強し、
 脾兪、足三里で脾胃の機能を調整して、後天の原気を補い、
 先天の精気を補強する。また、神門に三陰交を配穴して、
 心脾を調整し、気血を旺盛にする。

※ 今回は「病態把握トレーニング」はありません。





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