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東洋医学臨床論ノート35「老年医学における鍼灸療法」

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【1】老年者の疾患
1.特徴
・一人で多くの疾患を持つ。
・疾患の病態が若年者と異なる。
・症状が非定型的であったり、患者の訴えが少なかったりするため、
 正確な臨床診断が困難なことが多い。
・うつ傾向や心理的混乱などの精神症状を呈しやすい。
・若年者に比べ、検査成績に個人差が大きい。
・水、電解質など生命維持に重要な物質の異常を起こしやすく、
 脱水症状などを呈しやすい。
・薬剤に対する反応が若年者と異なる。
・患者の予後が医学生物学的な面と共に、社会環境的な面によって
 支配されやすい。
・過度の安静や持続的な臥床の害が大きい。
・外科領域の進歩に伴い、積極的な外科治療がを行われ始めた。
2.特徴的な疾患
①神経系疾患
・脳血管障害、認知症、パーキンソン病、変形性頸椎症、
 老人性妄想状態、うつ病、アルコール性精神病など。
②循環器疾患
・高血圧症、狭心症、心筋梗塞、不整脈、全身性動脈硬化症など。
③泌尿器疾患
・腎硬化症、糖尿病性腎症、腎盂腎炎、尿路感染症など。
④呼吸器疾患
・慢性肺気腫、慢性気管支炎、肺癌、肺結核、肺炎など。
⑤消化器疾患
・各種消化器癌、胃潰瘍、食道裂孔ヘルニア、胆石症、肝硬変など。
⑥血液疾患
・続発性・悪性貧血、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、白血病など。
⑦内分泌疾患
・甲状腺癌、橋本病、原発性粘液水腫、アジソン病など。
⑧代謝疾患
・糖尿病、痛風、肥満、高脂血症など。
⑨運動器疾患
・骨粗鬆症、変形性関節症、リウマチ様関節炎など。

【2】老年者に対する理療施術
1.目的
①廃用症候群の予防
・老年者の活動性を阻害する腰痛・膝痛・各種神経痛・肩関節痛を
 軽減して、日常生活における活動性を高め、寝たきりなどの
 廃用症候群をなくす。
②未病を治す。
・ホメオスタシスを高めることによって、全身機能を調整し、
 免疫力や自然治癒力を高め、疾病を未然に防ぐ。
③心身の安らぎを図る。
・スキンシップによる癒しの治療を行うことによって、
 心理的安堵感を与える。
2.老年期の疾患に対する鍼灸療法の特徴(利点)
①複数の疾患を同時に持つ
・主要症候の治療により他疾患の症状の改善がなされる。
②個人差が大きい
・画一的な治療ではないので各個人に対応する治療がなされる。
③慢性疾患が多い
・治療効果は緩除であるが早期に治療がなされれば
 慢性化を阻止できる。
④症状が非定型的である
・証をとらえて治療する。
⑤薬剤の副作用が出やすい
・刺激量を考慮すれば副作用は出がたい。
3.高齢者に対する理療施術上の注意事項
・過剰刺激にならないように注意し、刺激量・治療時間ともに
 少なめにする。
・主訴のみでなく、その他の症状についても問診を徹底し、
 医療機関で調べた検査成績なども考慮し、循環器疾患・悪性腫瘍・
 痴呆症・起立性低血圧・骨粗鬆症などとの関連を考察する。
・治療の前後にバイタルサインや意識状態・気分などを確認する。
・治療室内の移動・ベッドヘの昇降・体位変換時などの際の
 転倒事故に注意する。
・抵抗力が低下しており、化膿を起こしやすいので、
 刺鍼時の消毒を徹底する。
・円背や骨粗鬆症のある患者には、伏臥位での強圧刺激は控える。
・腰痛・膝痛などの施術では、伏臥位などの持続姿勢を
 長時間取らせないように注意する。
・施術前に排尿などをすませておいてもらう。
・高齢患者においても人格を尊重し「おじいちゃん」、
 「おばあちゃん」とはできるだけ呼ばず、氏名で呼ぶように
 心がけ、大きめの声でゆっくりと話すようにする。

【3】東洋医学的な考え方
・東洋医学では人間の発育、生長や老化に関与する要因は、
 腎気であると考えている。
・両親から先天の精をもらい生まれ、生後は自らの
 生命活動により、腎気を充実させ生長する。
・男子では32歳、女子では28歳のとき、腎気は最も充実している。





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