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東洋医学臨床論ノート06「歯痛」

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■1)現代医学的な考え方
(1)概念
歯痛とは歯およびその周囲組織の疾患からおこる三叉神経分布領域の疼痛をいう。上歯痛は第2枝の上歯槽神経、下歯痛は第3枝の下歯槽神経の知覚領域である。
①注意を要するもの
・歯肉の発赤・腫張・出血・排膿・歯の動揺があるもの
辺縁性歯周炎
・自発痛、温冷刺激で疼痛の激増するもの
う歯
②適応となるもの
三叉神経からの歯痛、程度により歯肉炎、歯が浮いて痛む場合
抜歯後の疼痛

1)歯肉炎
(1)病態
歯肉溝に歯周病菌が侵入して歯肉に炎症を生ずる。
(2)症状
歯肉の発赤・腫脹・歯の浮く感じ、歯磨き時の出血。
(3)治療方針
疼痛の緩解、循環の改善
(4)治療法
①マッサージ
・後頚部、肩背部に一般的な施術を行ない、僧帽筋、胸鎖乳突筋、板状筋などの緊張過度を除くようにする。特に胸鎖乳突筋には二指揉捏法を入念に行ない、停止部に指頭圧迫法を行なって鎮痛をはかる。
・分界項線部(風府、天柱、風池)へ強擦法を行う。
・門、天柱、天容、天窓、扶突、兪府、気舎などにやや強めに母指圧迫法や揉捏法を施す
・痛みのある歯根部に弱い持続的な指頭圧迫法を加える。ただし、炎症症状のあるときには歯根部の圧迫は不可である。
・反射機転を介しての鎮痛、及び健部誘導法を目的に上肢(曲池、手三里、合谷)へ強めの持続圧迫法や揉捏法などの施術を行う。
・歯痛止めの術(頭維の術)
 古法あん摩には、頭維穴(額角髪際点)と角孫穴(耳上髪際点)の左右四穴の両母示指による同時圧迫が歯痛止めの法となっている。

②鍼 灸
疼痛部周辺穴への施鍼 …… 反応点(阿是穴)や、上歯痛に下関、下歯痛に頬車穴など

■2)東洋医学的な考え方
1)分類
①実火による歯痛
辛いもの、甘いものなどを偏食していると胃腸の熱が盛んになる
この熱が手足陽明経脈にそって影響し歯痛となる。
☆実火=胃火
②風火による歯痛
体質的に陽盛で内熱がある者が風邪の侵襲にあい、風火となり陽明経脈に鬱し、
歯に影響すると歯痛となる。
③腎陰虚(虚火)による歯痛
腎陰虚のために虚火が生じ、それが骨余である歯に上炎すると歯痛となる。

2)鑑別
①実火、風火によるもの
歯肉の腫脹、発赤を伴い、疼痛がひどい。
・実火によるもの
口臭、口渇、便秘などを伴いやすい。
・風火によるもの
悪風、発熱を伴うことが多い。
②腎陰虚によるもの
歯肉の腫脹、発赤は著明ではない。痛みは鈍痛。歯の動揺。その他腎虚の症状。

3)参考症例
風火による歯痛
(1)病態
体質的に陽性で、もともと内熱がある者が風邪の侵襲を受ける → 風火 → 陽明経脈に欝して歯痛を起こす。
(2)主要症状
歯痛、歯肉の発赤・腫脹、患部を冷やすと痛みは軽減するが、温めると増強
(3)随伴症状
発熱、悪風、口渇
(4)舌脈所見
舌質紅、舌苔薄白・乾、脈浮数
(4)治療方針
風邪の除去により清熱を図る
(5)治療法
下関、頬車、合谷、外関、風池
※ 取穴理由: 
 合谷: 清熱作用、循経取穴
 外関: 外感病による熱を下げる。
 風池: 去風作用、解表の作用がある。
 その他に内庭穴は上歯痛、温溜穴は下歯痛にそれぞれ施灸特効穴として使用される。





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