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東洋医学臨床論ノート01「総論」

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●気の作用
・気虚症の症状
・固摂作用が衰えると昼間何もしなくても汗をたくさんかく。これを自汗という
・防禦作用が衰えると疾患にかかりやすくなる
・推導作用が衰えると、やる気がなくなり、倦怠感を感じる、疲れやすい
・温く作用の低下による冷えは、陽虚の症状とみなす
陽虚とは気虚、プラス虚寒症状のこと
・気滞症状
脹痛(脹った痛み)が起こる
全体としては実証が表れる
おならやげっぷによって膨満感が和らぐとき、気滞症状が出ているといえる
●血の働き
・血は体を潤し、栄養する
・血虚の主な症状
目のかすみ、視力低下、痙攣、こむら返り、肌の乾燥
不眠、多夢、健忘
顔色は蒼白、萎黄
舌の色が薄い
健忘、不眠、多夢などは心血虚
こむら返り、爪の色が悪いなどは肝血虚
・血(血の滞り)
刺痛(さすような痛み)
拒安症状が現れる(抑えられるのを嫌がる)
脈はざらついた漢字になる(脈)
・気血が滞ると痛みが生じる
現れる色としては紫

●津液の作用
・滋潤作用を持つ
・津液の不足
乾燥する(皮膚の乾燥、便秘、のどの乾き)
・津液の流れが悪くなる
異常代謝物が蓄積することを水湿、痰飲などとよぶ
(痰飲の方が粘り気があるイメージ)
むくみ、体が重たい、悪心、腹水

●陰虚
・陰液(血、精。津液など)が不足し、これに熱症状が加わった状態
・五心煩熱
手足、胸が熱くて冷やすと気持ちが良い
布団から手足を出さないと眠れないなど
・午後の潮熱
午後になると熱がでる
・盗汗(寝汗)

●弁証
・弁証
証を立てること
・論治
証に基づいて治療方針を決定すること

●八綱弁証
・八綱とは
陰陽、表裏、寒熱、虚実
・陰陽
右の六つを統括する
・表裏
病位の深浅をあらわす
*表を侵すのは外邪。表証という
外邪が入れば衛気が集まり発熱する
悪寒と発熱が同時に起こる
項背強(うなじのこわばり)が起こる
浮脈になる
*裏を侵すのは内因や不内外因、裏証という
沈脈になる
*半表半裏の症状
体側に症状が現れやすい
往来寒熱(寒熱往来)の症状が現れる
…悪寒と発熱が交互に現れる
胸脇苦満
…胸からわき腹にかけてつまった感じがして圧痛が現れる
口苦
弦脈
・寒熱
疾病の性質、病気の状帯
病状
熱証では数脈(脈が速い)
寒証では遅脈
・虚実
生気と邪気の盛衰
病勢
虚の部は喜按
実の部は拒按

========================
舌診、脈診、痛みの性質
========================
1.舌質
(1)舌色(舌質の色)
①淡紅舌:正常な血色。
②淡舌:正常より淡白。血虚証、寒証など
③紅舌(鮮紅舌):正常より赤い。熱証。
④絳舌(深紅舌):省略
⑤紫舌:舌色が青紫。血お証。

(2)舌の形と動き
①胖舌:舌体が腫れて大きい。舌質淡なら気虚、陽虚。
②痩舌:舌体が痩せて小さく薄い。舌質淡なら気血両虚。舌質紅で乾いていたら陰虚。
③裂紋舌:舌体の表面に亀裂がある。陰虚。
④歯痕舌:舌体の縁に歯のあとがある。気虚、脾虚。
⑤歪斜舌:舌を伸ばしたときに舌体が歪む。中風、中風の前兆。

2.舌苔
(1)舌苔の色
①白苔:正常、寒証など。
②黄苔:熱証など。
(2)苔質
①薄苔:苔が薄い。 正常
②厚苔:苔が厚い。裏証などでみられる。
③潤苔:苔に潤いがある。正常
④燥苔:苔が乾いている。津液の損傷でみられる。
⑤滑苔:苔の水分過多。水湿の停滞でみられる。
⑥膩苔:苔がねっとり、剥離しにくい。湿証、痰飲、食積でみられる。
⑦腐苔:苔がおから状、剥離しやすい。食積、痰飲でみられる。

2.脈状診
■1)六祖脈
①浮脈
 脈象:軽く按じれば拍動が指に感じられ、重く按じれば感じ方が弱くなるが、空虚ではない。
 主病:表証
②沈脈
 脈象:軽く按じても感じられず重く按じれば得られる脈
 主病:裏証
③遅脈
 脈象:一呼吸に三拍以下、緩慢な脈
 主病:寒証
④数脈
 脈象:一呼吸に六拍以上、速い脈
 主病:熱証
⑤虚脈
 脈象:浮・中・沈の3部とも無力で、弱い脈
 主病:虚証
⑥実脈
 脈象:浮・中・沈の3部とも力があり、強い脈
 主病:実証

■2)六祖脈以外の脈
①滑脈
 脈象:脈の流れがなめらかで、数珠をなでるような脈で、円滑に指に触れる。
 主病:痰飲、食滞など
②しょく脈(渋脈)
 脈象:ざらざらとして、渋滞したような脈
主病:血おなど
③弦脈
 脈象:弾力に富み、琴の弦を按じるような脈
主病:肝胆病、半表半裏証など
④緊脈
脈象:緊張していて、張りつめた藁を按じるような脈
主病:実寒、痛証など
⑤濡脈
 脈象:浮にして細軟の脈
主病:湿証
⑥細脈
 脈象:糸のように細いが、指にしっかりと触れる脈
 主病:血虚、陰虚。
⑦結脈
 脈象:緩慢な脈で、脈が不規則に止まるもの
⑧代脈
 脈象:脈が規則的に止まるもの

3.痛みの性質
①脹痛:張った感じ、膨満感を伴う痛み。気滞でみられる。
②刺痛:針で刺したような痛み。血おでみられる。
  血おでは固定痛、夜間痛がみられることもある。
③酸痛:だるい痛み。虚証、湿証でみられる。
④重痛:重く感じられて痛む。湿証でみられる。
⑤冷痛:痛みに冷感を伴い、温めると軽減するもの。寒証でみられる。
⑥灼痛:痛みに灼熱感があり、冷やすと楽になるもの。熱証でみられる。
⑦絞痛:絞扼痛、疝痛。寒証、血おなどでみられる。
⑧隠痛:我慢できる持続性の鈍痛。虚証でみられる。

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題1章 治療原則
=================
1.現代医学的考え方
■1)骨・筋・関節障害に関するもの
 病因と病変の面から病態を捉える。
  病因:外因性か内因性か
  病変:進行性病変、退行性病変、炎症、腫瘍など
(1)循環障害によるもの
 肩こり、筋筋膜性腰痛、骨折・捻挫の後遺症などに対し、局所取穴、近隣取穴を原則とする。その際、木下晴都等によると末梢血管の拡張機序は軸索反射にあるので、多くの筋線維を貫く斜刺が有効であるとしている。
(2)退行性病変によるもの
 特に、変形性関節症など関節疾患に対し、関節周囲の刺鍼が重要である。その際、関節裂隙が広がるように関節を固定して刺鍼する。
(3)炎症によるもの
肩関節周囲炎、腱鞘炎、捻挫などに対し、局所取穴を原則とするが炎症が激しい場合、罹患部位への施術は避けて、近隣取穴や遠隔取穴をする。巨刺も有効である。
 外傷性の場合、急性期はRICEで対処する。
★R:Rest(安静)
I:Ice(冷却)
C:Compression(圧迫)…関節を固定したり
E:Elevation(高挙、挙上)…離間部位を相対的に多開位置に持ち上げる

■2)神経系障害に関するもの
1)中枢神経系障害
 脳血管障害の後遺症などの場合、発病当初は安静に保ち、一定期間を経過後、医師と連携を取りながら、早期より治療を開始する。その際、病態を正確に捉え局所取穴を中心に機能の回復を図る。併用療法として運動療法が効果的である。

2)末梢神経系障害
(1)体性神経系障害
① 筋痙攣(運動神経の機能亢進)に対しては、代謝性疾患など全身性のものか、直接運動神経が刺激されているかを鑑別後、罹患筋に鎮静目的で強刺激を与える。
② 麻痺(運動神経の機能減退)に対しては、中枢性か、末梢性かを見極め、罹患筋群に対し興奮性を高める目的で比較的弱刺激を与える。
③ 神経痛や知覚過敏(知覚神経の機能亢神)に対しては、罹患神経の分布に沿って現れるワレー圧痛点やトリガーポイントに対し、鎮痛の目的で比較的強刺激を与える。
④ 知覚鈍麻、知覚麻痺(知覚神経の機能減退)に対しては、ワレー圧痛点やトリガーポイントに対し、興奮性を高める目的で比較的弱刺激を与える。

★病態と刺激量の関係は「アルントシュルツの法則」を参考にする。
・弱い刺激--神経機能を喚起する
・中程度の刺激--これを興奮させる
・強い刺激--これを抑制させる
・最強刺激--これを制止する

(2)自律神経系障害
 代表的な自律神経失調症の施術に当たっては器質的・機能的疾患がないことを確かめた後、弱刺激を与え、全身調整療法を行う。

2.東洋医学的考え方
(東洋医学概論の教科書も参照)
■1)本治法と標治法
 本治法は、陰陽五行説や臓腑経絡説を根拠に、病態を十二経絡の虚実変動として捉え、五行穴や五要穴を補瀉することによって調整する方法である。
標治法は、罹患部位に直接施術することにより、苦痛を軽減することを目的とした対症療法としての処置。

■2)経絡治療
(1) 難経69難に基づく治療原則
「虚するものは之を補い、実するものは之を泄す。虚せず実せずんば経を以て之をとる。」
① 虚すれば補い、実すれば瀉す。
② 虚すればその母を補う。
③ 実すればその子を瀉す。
④ まず、虚を補い、後に実を瀉す。
⑤ 他経他蔵の虚実に影響されず、その本経が自ら病を生じている場合は、自経だけの補瀉をする。

(2) 難経75難に基づく治療原則
「東方実し西方虚せば、南方を瀉し北方を補う」
 ① 虚する経を補う場合、その経と相生関係にある子の経を補う。
 ② 実する経を瀉す場合、その経と相生関係にある子の経を瀉す。

■3)八綱弁証に基づく治療原則
 (弁証のポイントの資料も参照)
①表証の場合、鍼は浅刺
 裏証の場合、鍼は深刺
②寒証の場合、置鍼
 熱証の場合、鍼は速刺速抜
③虚証の場合、鍼灸ともに補法。
 実証の場合、鍼灸ともに瀉法。

★「霊枢」経脈編--「盛んなるときは即ちこれを瀉し、虚するときは即ちこれを補し、熱するときは即ちこれを疾(ハヤ)くし、寒するときは即ちこれを留め、陥下するときは即ちこれを灸し、盛んならず虚ならざれば経を以ってこれを取る。」

■4)太極療法に基づく治療原則
 ①万病に適する療法である。
 ②灸施術を主とする。
 ③必須治療穴は脾兪、腎兪である。
 ④基本治療穴は、身柱、肝兪、脾兪、腎兪、次、
  中、気海、曲池、左陽池、足三里、太谿(沢田流の太谿は照海)、百会
 ⑤ただし、病態に応じて基本治療穴を加減し、局所取穴を加える。

■5)その他の治療原則
 ①急なれば即ちその標を治す
 ②緩なれば即ちその本を治す
☆治病求本(病を治すのには本治法を求めるべし)
 ③標本同治
 a.標と本が相互に影響しあい先に一方を解決しにくい場合
 b.標本がともに急あるいは緩である場合
 c.標病の治療が本病の治療に有利に作用する場合
 d.標病の治療が本病の治療に影響しない場合
 ④陰陽の調整
 ⑤補虚瀉実
 ⑥証に基づく治療
 ⑦人・時・地に応じた治療

実際の治療にあたっては、これらの治療原則を踏まえた上で、各病証に対応した治療穴を選定する。その選穴法(または配穴法)として次のものがある。
 ① 身体部位に基づく配穴法
  同経配穴、表裏配穴、同名経(同類経)配穴、前後配穴、上下配穴、左右配穴、遠近配穴など
 ② 要穴を応用した配穴法
  五行配穴、原絡配穴、兪募配穴、原募配穴、募合配穴など

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題2章 治療計画
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(1)症候の分析
 ①問診により病歴の把握と症状の分析をする。
 ②症状に応じた視診・聴診、打診、触診、神経学的検査など身体の診察をする。
 ③診察所見を総合的に判断して、障害の種類・部位・病態・程度を推定し治療方針をたてる
 ④東洋医学的に弁証し治療方針をたてる。
(2)適応の判定および医療施設との連携
 理療の適応症は治療すべきであるが、禁忌症の場合、医療施設との連携は必要不可欠な条件である。
(3)予後の推定
予後の推定によって治療方法、治療間隔、効果判定を行うための治療期間の設定、生活指導などの治療計画が立てられる。
(4)治療
 治療効果の向上に、患者との信頼関係・コミュニケーションの善し悪しが重要なポイントとなる。
(5)治療効果の評価
 治療直後あるいは一定期間後における自覚症状・他覚 的所見の変化によって、治療方針を再評価する。





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