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東洋医学臨床論ノート12「喘息」

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1.現代医学的な考え方 
ヒューヒューという喘鳴を伴う発作性の呼吸困難を喘息という。
■1)注意を要するもの(気道に器質的狭窄を生じた疾患)
① 体動時の呼吸困難を訴え、高血圧や冠状動脈疾患等の心疾患があり、夜間に呼吸困難発作が多いもの…心臓喘息
 →心臓喘息では肺うっ血のため、肺野の濁音・湿性(断続性)ラ音がみられる。
② 息切れ、喀痰を訴えるもの … 肺気腫、慢性気管支炎
③ 吸気時の喘鳴・嗄声を伴うもの …… 喉頭の病変
④ 発熱、膿性痰、増悪する呼吸困難を伴うもの … 感染症
⑤ 呼吸困難が強く、横に寝ることや会話・飲食が困難なもの…重症の喘息

■2)適応となるもの
 気管支喘息(発作の程度・頻度により注意が必要)
1)気管支喘息
(1)病態
気道の過敏性が高まり、広範に狭窄がみられる。
(2)症状
① 喘鳴を伴う発作性の呼気性呼吸困難で、呼気の延長がみられる。
② 呼吸困難は労作に無関係。
③ 深夜から明け方にかけて現れやすい。
④ 起座呼吸
⑤ 家族歴、既往歴にアレルギー疾患を認めることが多い。
⑥ 痰は少量だが粘性があり切れにくく、咳を伴うこともある。
(3)所見
聴診で乾性(連続性)ラ音が聴ける。
(4)治療方針
自律神経機能を調整し気道の過敏性を抑制し、発作の軽減や予防、随伴症状の改善を図る。
(5)治療法
①マッサージ
・後頸部、胸鎖乳突筋停止部、肩背部、前胸部、肩甲間部等の筋の過緊張に対し、その緩解を目的に一般的施術をする。
・発作の間歇時に継続的に全身調整を施して全身の強壮と抵抗力を付ける。
・併用療法として胸部へプリースニッツ罨法も効果的。
②鍼灸
・胸背部(特に胸椎周辺)の圧痛や硬結などの反応を調べ、反応の顕著な経穴部に刺鍼や施灸をする。
・天突、中府、身柱、肺兪、膈兪など

2.東洋医学的な考え方
東洋医学では喘息のことを「哮喘(コウゼン)」と呼ぶ。
 喘息のある人は体内における痰飲の潜伏がベースとなっており、これを伏飲という。伏飲のある人は気候の変化、飲食、疲労、ストレスなどにより発作をおこしやすい。
■2)分類
1)実証の哮喘
① 風寒による哮喘
伏飲のある者が風寒の外邪を受け、そのために肺気の昇降が失調して気道の通りが悪くなると哮喘が起こる。
②痰熱による哮喘
伏飲のある者が風熱の外邪を受けたり、痰熱が盛んなために肺気の昇降が失調すると哮喘が起こる。

2)虚証の哮喘
①肺気虚による哮喘
肺は気を主っているが、肺気虚になるとこの機能が低下して哮喘が起こる。
②脾気虚による哮喘
脾気虚のために運化機能が低下すると痰湿が生じて中焦に停滞する。それが肺に影響して肺の昇降が失調すると哮喘が起こる。
③腎気虚による哮喘
肺は気の主、腎は気の根。哮喘が長期に渡ると肺から腎に波及し腎気虚となり、納気機能が低下すると肺の粛降機能も悪くなり哮喘が起こる。

■2)鑑別
まず、虚実を鑑別、次に痰の性状で寒熱をわける。
1)虚実の鑑別
① 実喘
急に発病、病気の経過は短い、呼吸が粗い、胸悶、呼出すると楽、脈有力
② 虚喘
緩慢に発病、病気の経過は長い、呼吸促迫、息切れ、動くと増強、脈弱
2)痰の性状により寒熱を鑑別
①風寒または陽虚による哮喘では、痰は稀薄で色は白い。
②痰熱による哮喘では、痰は黄色く粘い。

■3)参考症例
 脾気虚による哮喘
(1)病態
運化機能の低下→痰湿が中焦に停滞→肺気の昇降機能の失調→哮喘
(2)主要症状
咳嗽、息切れ、疲労すると増強
(3)随伴症状
食欲不振、身体倦怠感、腹部脹満、下痢
(4)舌脈所見
舌質淡、舌苔白滑、濡・弱脈または緩脈
(5)治療方針
脾・肺の機能向上を図る。
(6)治療法
肺兪、太淵、水分、脾兪、章門、太白、足三里





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