1.疾患の分類について誤っているのはどれか。
1.急性と慢性
2.先天性と続発性
3.器質的と機能的
4.限局性と全身性
解答: 2
2.誤っているのはどれか。
1.貧血性梗塞は心臓には起こりにくい。
2.肺の出血性梗塞は肺動脈の塞栓症が主な原因である。
3.播種性血管内凝固症(DIC)では全身の細血管に血栓が
形成される。
4.脳軟化症は梗塞の結果である。
解答: 1
3.誤っている組合わせはどれか。
1.ツベルクリン反応 …… 結核
2.拒絶反応 …… 異型臓器移植
3.免疫グロブリン …… 細胞性免疫
4.自己免疫疾患 …… 橋本病
解答: 3
4.誤っている組合わせはどれか。
1.血栓形成 …… 血液凝固亢進
2.脳出血 …… 動脈破綻
3.脳軟化 …… 動脈閉塞
4.血友病 …… 第5凝固因子欠如
解答: 4
5.誤っている組合わせはどれか。
1.線維素性炎 …… 偽膜形成
2.漿液性炎 …… 膿瘍
3.梅毒 …… ゴム腫
4.脊椎カリエス …… 冷膿瘍
解答: 2
6.非上皮性腫瘍に属するのはどれか。
1.乳頭腫
2.腺腫
3.腺癌
4.線維腫
解答: 4
7.悪性腫瘍について正しいのはどれか。
1.増殖が遅い。
2.転移する。
3.膨張性発育をする。
4.異型性が弱い。
解答: 2
8.原因と結果との組合せで誤っているのはどれか。
1.肝硬変症 …… 腹水
2.冠状動脈閉塞 …… 心筋梗塞
3.凝固因子欠除 …… 血栓形成
4.胃切除 …… 貧血
解答: 3
9.病原体と疾患との組合せで誤っているのはどれか。
1.ウイルス …… 成人T細胞白血病
2.細菌 …… 結核
3.リケッチア …… 破傷風
4.原虫 …… マラリア
解答: 3
10.免疫について誤っている組合せはどれか。
1.免疫学的記憶 …… 免疫二次反応
2.細胞性免疫 …… 結核
3.先天性免疫不全 …… エイズ
4.Ⅰ型アレルギー …… 気管支喘息
解答: 3
11.高齢者に多い疾患はどれか。
1.胸腺肥大
2.骨粗しょう症
3.骨肉腫
4.アデノイド増殖症
解答: 2
12.再生の最も盛んな組織はどれか。
1.赤色骨髄
2.心筋
3.神経
4.平滑筋
解答: 1
13.腫瘍について正しい記述はどれか。
1.非上皮性腫瘍は蜂巣構造を示す。
2.上皮性腫瘍は実質と間質との境界が不鮮明である。
3.悪性腫瘍は異型性が強い。
4.良性腫瘍は浸潤性に発育する。
解答: 3
14.胎児の異常と原因との組合せで正しいのはどれか。
1.ターナー症候群 …… 常染色体異常
2.胎児性水俣病 …… 無機水銀
3.クラインフェルター症候群 …… ウイルス感染
4.アザラシ肢症 …… サリドマイド
解答: 4
15.骨のカルシウム代謝に関与しない物質はどれか。
1.ビタミンD
2.有機水銀
3.りん酸塩
4.上皮小体ホルモン
解答: 2
16.塞栓症について誤っている組合せはどれか。
1.心弁膜症 …… 脳の血栓性塞栓
2.外傷性複雑骨折 …… 肺の脂肪性塞栓
3.スキューバダイビング …… 脳のガス塞栓
4.大腿静脈血栓 …… 肝臓の血栓性塞栓
解答: 4
17.最も成功率の低い移植はどれか。
1.自家移植
2.同系移植
3.同種移植
4.異種移植
解答: 4
18.炎症の分類について適切でない組合せはどれか。
1.火傷 …… 漿液性炎
2.結核 …… 変質性炎
3.暴飲暴食 …… カタル性炎
4.ブドウ球菌感染症 …… 化膿性炎
解答: 2
19.腫瘍について正しい記述はどれか。
1.線維腫は悪性非上皮性腫瘍である。
2.乳頭腫は良性非上皮性腫瘍である。
3.血管肉腫は悪性上皮性腫瘍である。
4.腺腫は良性上皮性腫瘍である。
解答: 4
20.アレルギー反応の型について正しい組合せはどれか。
1.Ⅰ型反応 …… アナフィラキシー型
2.Ⅱ型反応 …… アルサス型
3.Ⅲ型反応 …… 細胞免疫型
4.Ⅳ型反応 …… 細胞障害型
解答: 1
21.疾患と染色体異常との組合せで正しいのはどれか。
1.クラインフェルター症候群 …… XO
2.ターナー症候群 …… XXY
3.慢性骨髄性白血病 …… フィラデルフィア染色体
4.ダウン症候群 …… G22トリソミー
解答: 3
22.右心室肥大をきたす疾患はどれか。
1.肺性心
2.大動脈弁狭窄
3.大動脈弁閉鎖不全
4.高血圧症
解答: 1
23.溶血性黄疸の原因として最も適切なのはどれか。
1.肝炎
2.胆石
3.血液型不適合輸血
4.先天性胆道閉塞症
解答: 3
24.腹水が滲出液となる疾病はどれか。
1.肝硬変
2.右心不全
3.ネフローゼ症侯群
4.腹膜炎
解答: 4
25.結核結節でみられないのはどれか。
1.リード・ステルンベルグ巨細胞
2.類上皮細胞
3.リンパ球
4.乾酪壊死
解答: 1
26.免疫とアレルギーとに共通しない記述はどれか。
1.二度目の暴露によって起こる。
2.特定の抗原に対して反応する。
3.リンパ球が主役である。
4.死に至る現象である。
解答: 4
27.腫瘍に属さないのはどれか。
1.腺腫
2.カルチノイド
3.肉芽腫
4.ホジキン病
解答: 3
28.ウイルスが原因となる腫瘍はどれか。
1.ウィルムス腫瘍
2.成人T細胞白血病
3.移行上皮癌
4.ユーイング肉腫
解答: 2
29.リケッチアが原因で起こる疾患はどれか。
1.マラリア
2.エイズ
3.ワイル病
4.ツツガムシ病
解答: 4
30.貧血とその原因との組合せで誤っているのはどれか。
1.悪性貧血 …… ビタミンC欠乏
2.鉄欠乏牲貧血 …… 月経過多症
3.再生不良性貧血 …… 原爆症
4.溶血性貧血 …… Rh血液型不適合
解答: 1
31.動脈粥状硬化症の誘因として適切でないのはどれか。
1.高脂血症
2.多血症
3.糖尿病
4.高血圧症
解答: 2
32.マクロファージの役割で正しいのはどれか。
1.自己・非自己の認識
2.抗原情報の提示
3.免疫グロブリンの産生
4.リンホカインの放出
解答: 2
33.生理的再生を示す組織はどれか。
1.結合組織
2.神経膠組織
3.腸粘膜上皮
4.毛細血管
解答: 3
34.腫瘍とその好発部位との組合せで正しいのはどれか。
1.嚢胞腺腫 …… 卵巣
2.乳頭腫 …… 肝臓
3.扁平上皮癌 …… 大腸
4.腺癌 …… 膀胱
解答: 1
35.上皮内癌が発生する部位はどれか。
1.胃
2.結腸
3.胆嚢
4.子宮腟部
解答: 4
36.刺鍼により感染する危険のない疾患はどれか。
1.A型肝炎
2.B型肝炎
3.C型肝炎
4.エイズ
解答: 1
37.少量でも生体に強い毒性を有する金属はどれか。
1.鉄
2.銅
3.水銀
4.亜鉛
解答: 3
38.痛風について誤っている記述はどれか。
1.中高年の男性に多く発症する。
2.蓚酸塩結晶の沈着によって起こる。
3.関節や腱鞘の滑膜に肉芽腫を作る。
4.発作性の激しい痛みを伴う。
解答: 2
39.左心室肥大をきたすのはどれか。
1.肺性心
2.僧帽弁狭窄
3.肺動脈弁狭窄
4.大動脈弁狭窄
解答: 4
40.免疫反応の特徴として適切でないのはどれか。
1.自己と非自己の識別
2.抗原の記憶
3.主役はBリンパ球
4.抗原抗体結合の特異性
解答: 3
41.腫瘍とその好発部位との組合せで誤っているのはどれか。
1.乳頭腫 …… 膀胱
2.腺腫 …… 大腸
3.横紋筋腫 …… 子宮
4.脂肪腫 …… 皮下組織
解答: 3
42.遺伝する疾患はどれか。
1.ダウン症候群
2.進行性筋ジストロフィー症
3.猫鳴き症候群
4.アザラシ肢症
解答: 2
43.病原微生物と疾患との組合せで誤っているのはどれか。
1.クラミジア …… オウム病
2.リケッチア …… マラリア
3.スピロヘータ …… ワイル病
4.原虫 …… ニューモシスチス・カリニ肺炎
解答: 2
44.アミロイドの沈着する原疾患として適切でないのはどれか。
1.アルツハイマー病
2.骨髄腫
3.間質性肺炎
4.慢性関節リウマチ
解答: 3
45.神経組織の再生について正しい記述はどれか。
1.神経細胞には再生能力がない。
2.神経膠細胞には再生能力がない。
3.末梢神経の軸索は伸長しない。
4.シュワン細胞は再生しない。
解答: 1
46.黒色の下血をきたした患者がいる。原因疾患はどれか。
1.直腸癌
2.潰瘍性大腸炎
3.虫垂炎
4.胃・十二指腸潰瘍
解答: 4
47.連鎖球菌に汚染した鍼が皮下組織に及んだ場合に
起こりやすい化膿性炎はどれか。
1.寒性膿瘍
2.蜂窩織炎(蜂巣織炎)
3.膿性カタル
4.膿疱
解答: 2
48.腺癌の好発部位として誤っているのはどれか。
1.肺
2.胃
3.結腸
4.子宮膣部
解答: 4
49.胃癌の転移と関係ないのはどれか。
1.クルーケンベルグ
2.リード・ステルンベルグ
3.シュニッツラー
4.ウィルヒョウ
解答: 2
50.熱傷による作用として誤っているのはどれか。
1.蛋白質の凝固
2.細胞膜の崩壊
3.酵素の活性化障害
4.DNAの溶解
解答: 4
51.肺の脂肪塞栓症の原因とならないのはどれか。
1.早期胎盤剥離
2.大腿骨骨折
3.肥満体の腹部手術
4.交通事故による挫滅
解答: 1
52.糖尿病合併症の中で細小血管障害によらないのはどれか。
1.腎症
2.白内障
3.網膜症
4.ニューロパチー
解答: 2
53.結核菌について誤っている記述はどれか。
1.結核菌に感染した者はすべて発症する。
2.幼児と老人の結核は全身散布されやすい。
3.結核菌はマクロファージ内でも分裂増殖する。
4.結核菌に対する免疫反応はTリンパ球が主体である。
解答: 1
54.エイズについて正しい記述はどれか。
1.飛沫感染する。
2.病原体はヘルペスウイルスである。
3.好中球の極度の減少が主な病変である。
4.死因は日和見感染が主である。
解答: 4
55.瘢痕組織の主体を占めるのはどれか。
1.毛細血管
2.膠原線維
3.遊走細胞
4.再生上皮
解答: 2
56.腫瘍の間質について誤っている記述はどれか。
1.肝細胞癌の間質は毛細血管からなる。
2.硬性癌には膠原線維が多い。
3.肉腫では腫瘍細胞と間質の境界が明瞭である。
4.浸潤性発育を示すのは悪性腫瘍である。
解答: 3
57.原因疾患とその続発症との組合せで適切でないのはどれか。
1.糖尿病 …… 網膜症
2.動脈硬化症 …… 心筋梗塞
3.高血圧症 …… 脳出血
4.扁桃炎 …… 慢性関節リウマチ
解答: 4
58.鼡径部から腹壁を上行性に静脈の怒張がみられた。
閉塞がある血管はどれか。
1.肝静脈
2.腎静脈
3.門脈
4.下大静脈
解答: 4
59.脳血栓の溶解療法は発生後3時間を過ぎると危険を伴うという。
考えられる理由の中で適切でないのはどれか。
1.一度酸素欠乏に陥っていた脳血管が破れて出血する。
2.好中球が動員されて脳の損傷が進む。
3.血栓形成が更に進む。
4.脳浮腫が進んで脳圧が亢進する。
解答: 3
60.炎症担当細胞とその分泌する物質との組合せで
誤っているのはどれか。
1.マスト細胞 …… ヒスタミン
2.好中球 …… ライソゾーム(リソソーム)酵素
3.単球 …… 免疫グロブリン
4.Tリンパ球 …… リンホカイン
解答: 3
61.組織内異物処理について誤っている組合せはどれか。
1.炭粉 …… 貪食
2.ナイロン糸 …… 融解
3.折れた鍼 …… 被包
4.血栓 …… 器質化
解答: 2
62.骨の再生に必要な元素はどれか。
1.リン
2.鉄
3.カリウム
4.銅
解答: 1
63.ウイルスが関与しない腫瘍はどれか。
1.腎癌
2.肝細胞癌
3.成人T細胞白血病
4.バーキットリンパ腫
解答: 1
64.常染色体優性遺伝について誤っているのはどれか。
1.子供に疾患が出現する確率は50%である。
2.どの世代にも患者が出現する。
3.男女同数に発症する。
4.保因者がみられる。
解答: 4
65.ヒトの植物状態として適切でない記述はどれか。
1.自発呼吸がある。
2.経管栄養が必要である。
3.大脳の高次機能が失われている。
4.脳波が平坦化している。
解答: 4
66.Ⅰ型(インスリン依存型)糖尿病の特徴として
適切でないのはどれか。
1.インスリン分泌が不足している。
2.自己免疫によるものが多い。
3.肥満型が大部分を占める。
4.日本人には少ない。
解答: 3
67.女性の全身に紫斑が発生した時に考えられる疾病として
適切でないのはどれか。
1.特発性血小板減少性紫斑病
2.血友病
3.敗血症
4.アレルギー性紫斑病
解答: 2
68.急性炎症の際、好中球が血管外に遊走するのに
必要な要件でないのはどれか。
1.細胞接着分子の活性化
2.血栓の形成
3.血流の減速
4.サイトカインの放出
解答: 2
69.化生について誤っているのはどれか。
1.腫瘍性変化
2.組織適応
3.上皮間変化
4.形態変化
解答: 1
70.肝臓の悪性腫瘍で誤っている記述はどれか。
1.転移性腫瘍が多い。
2.原発性腫瘍の大部分は肝細胞癌である。
3.中心性壊死は肝細胞癌の特徴である。
4.日本人の肝細胞癌の大部分はC型肝炎ウイルスの
持続感染がある。
解答: 3
71.年齢素因がみられるのはどれか。
1.結核
2.水痘
3.赤痢
4.腸チフス
解答: 2
72.創傷治癒を最も抑制するのはどれか。
1.解熱薬
2.抗菌薬
3.向精神薬
4.副腎皮質ステロイド薬
解答: 4
73.骨髄移植後のGVHD(移植片対宿主病)で
宿主を攻撃する細胞はどれか。
1.好中球
2.B細胞
3.T細胞
4.形質細胞
解答: 3
74.喀血の出血部位はどれか。
1.鼻腔
2.咽頭
3.喉頭
4.気管支
解答: 4
75.二次性高血圧症に関与しない疾患はどれか。
1.急性糸球体腎炎
2.甲状腺機能亢進症
3.急性肝炎
4.褐色細胞腫
解答: 3
76.感染症を引き起こす寄生体のうち生きた細胞内でのみ
増殖するのはどれか。
1.ウイルス
2.細菌
3.原虫
4.真菌
解答: 1
77.組織学的悪性度の評価で重要憧が最も低いのはどれか。
1.成熟度
2.間質量
3.核分裂像
4.核異型
解答: 2
78.誤っている組合せはどれか。
1.痛風 …… 尿酸
2.黄疸 …… ビリルビン
3.アミロイドーシス …… ヘモジデリン
4.ゴーシェ病 …… 類脂質
解答: 3
79.高齢者における疾患の特徴で誤っているのはどれか。
1.恒常性維持に異常をきたしやすい。
2.定型的な経過を呈しやすい。
3.慢性化しやすい。
4.精神症状を呈しやすい。
解答: 2
80.踵の足底面中央への米粒大の透熱灸で、熱傷害が
瘢痕を形成するのに最も関与するのはどれか。
1.表皮
2.真皮表層
3.真皮深層
4.皮下組織
解答: 4
81.慢性炎症に最も関係の深い組織変化はどれか。
1.血管拡張
2.好中球浸潤
3.滲出性変化
4.肉芽組織形成
解答: 4
82.アレルギーの型と疾患との組合せで誤っているのはどれか。
1.Ⅰ型 …… 花粉症
2.Ⅱ型 …… じんま疹
3.Ⅲ型 …… 糸球体腎炎
4.Ⅳ型 …… 接触性皮膚炎
解答: 2
83.心疾患で関連の少ない組合せはどれか。
1.心室中隔欠損 …… 左心室肥大
2.心不全 …… 肺水腫
3.狭心症 …… 冠動脈硬化症
4.心筋炎 …… 高安病(脈なし病)
解答: 4
84.腫瘍の壊死によって引き起こされる病態はどれか。
1.発熱
2.悪液質
3.免疫異常
4.内分泌異常
解答: 1