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ノート・テスト科目一覧

解剖学ノート02「骨格系」03顔面頭蓋骨

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(2)顔面頭蓋骨(10種16個)
・篩骨:1
・鼻骨:2
・涙骨:2
・下鼻甲介:2
・上顎骨:2
・頬骨:2
・口蓋骨:2
・鋤骨:1
・下顎骨:1
・舌骨:1

①篩骨
・篩板
・垂直板
・篩骨迷路
★篩骨の形状
篩骨の断面はEの字を横倒しにしたもの
上の板(薄め)を篩板
両サイドの集めのたて板は中が小さな空洞がたくさんあって篩骨蜂巣を形成している。そこを篩骨迷路という
中心を縦に分割しているのが垂直板(左右に分ける板)
篩板の上面で垂直板の延長線上にとさかのように飛び出した部分があり、それを鶏冠という
篩骨迷路と垂直板にはさまれた通路が美腔だが、篩骨以外の骨とも組み合わされる
上鼻甲介、中鼻甲介、下鼻甲介と三つのひさしが篩骨迷路の内側や、篩骨迷路の延長戦の壁にでている
鼻腔下部で、ひさしの内中空を総鼻腔という
篩板の上面から鼻腔へ貫くように縦に孔が開いていて、そこを嗅神経が通る
鼻腔の底部を構成するのは口蓋骨。口蓋骨は水平な底部と、両端に垂直に持ち上がる壁を持っている。両側の壁は篩骨の篩骨迷路とつながる
鋤骨は口蓋骨を直径に持つ半月型をしたモヒカン状のもの。もっとも高くなる部分の前後で篩骨の垂直板と接触している。篩骨の垂直板もまた下に向かうにつれて細くなる下向きの富士山型をしている

ア.篩板
上下に貫く小孔が20個あまりあり、嗅神経(嗅糸)が通る
・鶏冠:上面正中上に立つ薄い板
イ.垂直板
骨性鼻中隔の上部を作る
・骨性鼻中隔:鼻腔を左右にしきる薄い骨板
篩骨垂直板と鋤骨からなる
ウ.篩骨迷路
篩骨の両サイド
・篩骨洞:内部の空洞。薄い骨板により区切られ、蜂巣状を呈するので、篩骨蜂巣という
篩骨蜂巣は比較的厚い骨板により前篩骨蜂巣、中篩骨蜂巣、後篩骨蜂巣に分けられる
・上鼻甲介、中鼻甲介:鼻腔面に突出する隆起で、上のものを上鼻甲介、下のものを中鼻甲介という
・上鼻道と中鼻道:上鼻甲介と中鼻甲介の間を上鼻道、中鼻甲介と下鼻甲介の間を中鼻道という
★下鼻甲介と上顎骨、口蓋骨の間を下鼻道という
・鉤状突起(こうじょうとっき):中鼻甲介下縁から前方に出てのち、後下方に向かう突起
鉤状突起は中鼻道にあり。前篩骨蜂巣は鉤状突起の前に開口する

②鼻骨
鼻根を作る。
★鼻部の説明
正面からみると、天井部は前頭骨(下底の方が台形)、その下を支えるように鼻骨が並ぶ。鼻骨は正中線を挟んで二つあり、前頭骨の下底の3分の2を占めるぐらいの幅。両端の部分は上顎骨の前頭突起。
断面を見ると、前頭骨と尾骨で鼻の傾斜を作っている。前頭骨は中途で斜めに切られたような形。下の方が長い、先のとがった状態。それに合わせて尾骨がつながる(鼻骨の法は上の方が長くとがった状態

③涙骨
上顎骨のサイド後方に位置する。つまり眼窩の内側

④下鼻甲介
下鼻道:下鼻甲介と骨甲介(上顎骨口蓋突起と口蓋骨の水平板)との間
★口腔の上壁は鼻腔の底辺、後が口蓋骨、前が上顎骨

⑤上顎骨
・体
・前頭突起
・頬骨突起
・歯槽突起
・口蓋突起
★上顎骨の4突起は重要
ア.体
・上顎洞:内部の空洞、副鼻腔中最大
(上顎骨にある副鼻腔の一つ)
・上顎洞裂孔:鼻腔面にあく孔で上顎洞の開孔部
・*鼻切痕:内側縁の大きな切痕(梨状口の下外側)
★梨状口:洋ナシの形をしている。その下の2つの角が鼻切痕
・*梨状口:左右の鼻切痕と鼻骨が作る口
三角形の頂点のあたりだけが鼻骨、サイドと底辺は上顎骨
・下眼窩裂:上顎骨体の後外側縁と蝶形骨大翼が作る裂
・眼窩下溝:後縁から前内方に走る溝
・*眼窩下孔:眼窩下縁を作る部より、1.5~2センチ下にあく孔
・眼窩下管::眼窩下溝と眼窩下孔を連ねる管
・歯槽孔:側頭下面に2~3個あく孔

イ.前頭突起
・涙嚢窩:前頭突起と涙骨の間のくぼみ。涙嚢が入る
・鼻涙管:涙嚢窩と下鼻道前部を連ねる管。涙骨、上顎骨、下鼻甲介が作る

ウ.頬骨突起
頬骨と結合する

エ.歯槽突起
・歯槽:歯根が入るくぼみ
★歯肉は歯槽の周りを覆う。歯の歯根と歯槽突起はシャーピー線維で結合される。
歯根が歯槽に埋まっている。この埋まり方を釘植という
・歯槽管:歯槽口と歯槽を連ねる管(歯へつながる神経や血管が走る)

オ.口蓋突起
骨口蓋前部を作る
骨口蓋とは上顎骨口蓋突起と口蓋骨水平板
★骨口蓋の後ろが軟口蓋
・切歯孔:左右の口蓋突起が合する前部にあく孔(歯の後ろにあたる)
・切歯管:切歯孔から上方に続く管。下口は正中の切歯孔であるが、上口は二個あ。したがって切歯管は一対ある(二股になっている)

⑥頬骨
3面、3突起を区別する
(3面)
・*外側面:表面に出ている面
…頬骨顔面孔:外側面にあく孔
・眼窩面:
…頬骨眼窩孔、眼窩面に開くあな
・側頭面
… 頬骨側頭孔:側頭面にあく孔
・頬骨管:頬骨顔面孔、頬骨眼窩孔、頬骨側頭孔をつらねる管。三叉神経第2枝(上顎神経)の頬骨神経が通る

(3突起)
・*前頭突起:前頭骨頬骨突起と連なる
・*側頭突起:側頭骨の頬骨突起と連なる
・上顎突起:上顎骨の頬骨突起と連なる。
・*頬骨弓:側頭骨頬骨突起と頬骨側頭突起が

⑦口蓋骨
・垂直板(鉛直板ともいう)
・水平板

ア.垂直板
・半月裂孔:上顎洞裂孔が篩骨鉤状突起、下鼻甲介、口蓋骨垂直板でふさがれてできる孔。上顎洞は上顎洞裂孔、半月裂孔を経て中鼻道に開口する(p48参照)
・翼口蓋窩:上顎骨と蝶形骨の翼状突起の間にある狭いくぼみ。内側壁は口蓋骨垂直板、前壁は上顎骨の体、後壁は翼状突起によってつくられる。前は下眼窩裂、によって眼窩に、内方は翼口蓋孔によって鼻腔に通じる
・蝶口蓋孔:上端と蝶形骨の体がつくる孔。翼口蓋窩と鼻腔を連ねる。

イ.水平板
骨口蓋の後部を作る
・骨口蓋:前述、上顎骨を参照
・大口蓋孔:外側縁と上顎骨の体の間にあく孔。
・大口蓋管:翼口蓋窩と大口蓋孔を連ねる管
・小口蓋孔:大口蓋孔の後ろに2個あく孔
・小口蓋管:大口蓋管と小口蓋孔を連ねる管
★縦に大口蓋管という大きなトンネルが走る。大口蓋管の途中から二本に枝分かれして斜め下方におりる管が小口蓋管

⑧鋤骨
骨性鼻中隔の下部を作る
・骨性鼻中隔:篩骨の垂直板を参照

⑨下顎骨
・下顎体
・下顎枝(顎関節を作るようにうえにあがった部分)

ア.下顎体
・歯槽:歯根が入るくぼみ(16個ある)
★上顎骨の歯槽は8個ずつ
・オトガイ孔:前面で第二小臼歯歯根部にあく孔
・オトガイ棘:後面正中の棘状の突出部
・二腹筋窩:オトガイ棘の下外方のくぼみ
・顎舌骨筋線:二腹筋窩の上から後上外方に走る隆起
・顎舌骨筋神経溝:・顎舌骨筋線の下をこれと平行して走る溝

イ.下顎枝
・*下顎角:後縁と下顎体下縁が作る角
・咬筋粗面:下顎角外面の粗面
・*筋突起:下顎枝の上縁で前の突起
・関節突起:下顎枝の上縁で後の突起
・下顎頭:関節突起上端の膨大部
・下顎頸:下顎頭の下の細い部
・下顎孔:内側面ほぼ中央にあく孔
・下顎管:下顎孔とオトガイ孔を連ねる管

⑩舌骨
・*体
・*大角
・小角
★舌骨の構成
Uの字型。上部の二本の突起が大角、下部のラインが体
喉頭隆起の上1センチで体、大角に触れる

(3)頭蓋の連結
・縫合
・軟骨結合
・顎関節
・舌骨の連結

①縫合
線維性(シャーピー線維による)の連結である
頭蓋冠、顔面の骨にみられる
縫合は、40歳ごろから骨化が始まる
<例>
冠状縫合、矢状縫合、ラムら(人字)縫合、鱗状縫合(←前述)

<泉門>
特に3~4個の骨が出会うところでは、広い未骨化部ができる
この未骨化部を泉門という
・大泉門:冠状縫合と矢状縫合の会合部(2歳後半で閉じる)
・小泉門:ラムダ縫合お矢状縫合との会合部
・前側頭泉門:冠状縫合の外側端
・後側頭泉門:ラムダ縫合の外側端
★縫合の未骨化部は、胎児の頭が狭い産道を通りやすくするため、

②軟骨結合
骨と骨とが軟骨で結合する
頭蓋底の骨に見られる
骨化するものと一生骨化しないものがある

③顎関節
(構成)
下顎骨の下顎頭と側頭骨の下顎窩との間に楕円関節を作る
(金子解剖では顆状、藤田解剖では蝶板としている)
★楕円関節:関節面の形状による分類
(特徴)
・関節円板がある
・関節包はゆるい
・補強靭帯が内側と外側にある
(運動)
・下顎骨の上下(口の開閉運動)
・下顎骨の前進・後退
・下顎骨の側方への回旋(臼摩運動)

②舌骨の連結
舌骨は下顎骨、側頭骨と舌骨上筋(舌骨上筋群)で連結し、
胸骨、肩甲骨、喉頭軟骨(甲状軟骨)と舌骨下筋(舌骨下筋群)と連結

ア.舌骨上筋(群):5つ
・顎二腹筋前腹
・顎二腹筋後腹
・茎突舌骨筋
・顎舌骨筋
・オトガイ舌骨筋

イ.舌骨下筋(群)=5つ
・肩甲舌骨筋上腹
・肩甲舌骨筋下腹
・胸骨舌骨筋
・胸骨甲状筋
・甲状舌骨筋

(4)頭蓋冠と頭蓋底

頭蓋-脳頭蓋-頭蓋冠
| - 頭蓋底-内頭蓋底
| -外頭蓋底
-顔面頭蓋

・脳頭蓋の内腔は頭蓋腔という
・*頭蓋冠と底の境
外後頭隆起-上項線-乳様突起根部-外耳孔上縁-頬骨弓-眼窩上縁-鼻根
この線より上を頭蓋冠、下を頭蓋底という
・内頭蓋底(頭蓋窩ともいう)は3つに分類
前頭蓋窩、中頭蓋窩、後頭蓋窩
(前頭蓋窩と中頭蓋窩の境)
蝶形骨小翼後縁
(中頭蓋窩と後頭蓋窩の境)
蝶形骨鞍背-側頭骨錐体部上縁

前頭蓋窩:大脳半球の前頭葉がのる
中頭蓋窩:大脳半球の側頭葉がのる
後頭蓋窩:大脳半球の後頭葉がのる

(4)頭蓋の凹窩
・眼窩:眼窩を構成する骨(7骨 参照)
・鼻腔:鼻腔を構成する骨(9骨 参照)
(開口部)
外界への開口部:梨状口
咽頭への開口部:後鼻孔
・側頭窩:頬骨弓の上方にある浅く広い陥凹部
・側頭下窩:頬骨弓の下内方にある深い陥凹部
・翼口蓋窩:口蓋骨 参照

<副鼻腔>
・上顎洞:
上顎洞裂孔→半月裂孔→中鼻道に開口
副鼻腔中最大
解剖学的肢位において最も低い意智にある
出口が二階にあるので一階の水を排出しにくい
・蝶形骨洞:
蝶形骨洞口→鼻腔上壁後部に開口
・前頭洞
前頭洞口→中鼻道に開口
解剖学的肢位において最も高い位置にある
・篩骨洞
前中篩骨蜂巣は中鼻道に開口
後篩骨蜂巣は上鼻道に開口

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