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臨床医学各論ノート13「眼科疾患」

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  Ⅰ 結膜疾患

  1.非感染性結膜炎
(1)フリクテン性結膜炎
 ・遅延型の微生物アレルギーと考えられている。
ブドウ球菌・結核菌・コッホ・ウィークス菌の関与がある。
 ・乳児・学童期の女子に多い。1~2週間で治癒。
フリクテン = 結膜・角膜にできる白色円形の粟粒大の隆起。
(2)アレルギー性結膜炎
 ・即時(Ⅰ)型アレルギー結膜炎
粉・塵埃・ダニ・カビ等が抗原、痒み感、結膜充血・浮腫・流涙等出現。   ・ ・遅延型アレルギー結膜炎
アトロピンや抗生物質点眼により生じる。結膜濾胞・眼瞼に接触皮膚炎を見る。
 注)春季カタル
アレルギー性結膜炎の1種であるが、春に増悪し冬に緩解する。
花粉・塵埃ダニが抗原となっているアレルギーと考えられている。
目の掻痒感・眼脂・上眼瞼結膜に乳白色の乳頭増殖(石垣状を呈する)・眼球の輪郭に乳頭増殖や角膜潰瘍を形成することもある。
 注)巨大乳頭結膜炎:コンタクトレンズ・義眼装用者に見られる。

  2.ウィルス性結膜炎
(1)流行性角結膜炎
 ・アデノウィルス8型(19・3・4・11型でも発症)の接触感染により発症する
 ・俗にいう「はやりめ」である。他人に伝染しやすい(家族内感染・院内感染が多い、他人に接触しないようにする)。
 ・症状等
潜伏期 = 5~14日、濾胞性結膜炎として始まり、 漿液性の眼脂・流涙・強い羞明(結膜炎の主要症状は眼脂と羞明である)・眼瞼腫脹・結膜充・血耳前リンパ節の腫張と圧痛、これらの症状は2~4週間で消失する。
発症10日ぐらいに点状表層角膜炎を併発することがある。2~3ヶ月持続することがある。
(2)咽頭結膜熱
 ・アデノイウィルス3型の感染により発症する。
・プールで夏から秋にかけて感染することが多くプール熱とも言われる。学童に発生する。
・症状
潜伏期5~6日後に、急性結膜炎・咽頭炎・発熱(39~40℃)を見る。
(3)急性出血性結膜炎
 ・エンテロウィルス70型の感染による。
 ・成人に多く、小児の発症は少ない。
・症状
潜伏期は約1日、流涙・羞明・眼痛・結膜充血・結膜下出血を見る。結膜炎は1週間ほどで治癒する。

  3.細菌性結膜炎
(1)カタル性結膜炎
 ・肺炎球菌、黄色ブドウ球菌等の感染による。
 ・症状 : 粘液または粘液嚢性の眼脂、結膜充血等
(2)淋菌性結膜炎(膿漏眼)
・淋菌の感染による結膜炎である。出産時に感染する事多し。
 ・急性に発症し、眼瞼と結膜の腫張・充血が強く・多量の膿汁分泌が見られる。角膜穿孔を起こし失明に至ることがある。

  4.トラコーマ(封入体結膜炎)
 ・トラコーマクラミジアの感染により発症。結膜・角膜をおかし失明の原因となる。
 ・症状:濾胞性結膜炎・眼脂・角膜混濁・眼瞼腫脹、成人では性病を伴うことが多い。
 ・バゼック(プロワゼク)小体 = 結膜上皮細胞内にみられる封入体。病原体の集団と考えられている。
 ・パンヌス = 結膜の血管が角膜に浸入した状態。角膜混濁・視力障害を生じる。 

  Ⅱ 水晶体の疾患(俗に‘白そこひ’とも言われる)

  1.先天性白内障
 ・水晶体が先天性混濁を示すもの。
 ・遺伝性及び妊娠中の風疹罹患によるものがある。
 ・高度の場合は生後4カ月以内に水晶体を取り除かないと視力障害を残す。

  2.老人性白内障
・中年以後に起こる原因不明の後天性白内障、水晶体の老人現象による白濁。
 ・白内障の原因として最も多い。
 ・分類
 成熟白内障 = 混濁が水晶体全体に及んだもの。
未熟(初発)白内障 = 上記以前のもの。
 過熟白内障 = 成熟白内障以後の、皮質が硬化して水晶体が小さくなるもの。
 ・白濁が進行して中心部に及べば強度の視力障害(0.1以下)となる。
・治療 : 矯正視力0.3以下を対象とする。
 ①嚢内摘出術(全摘出術) = 水晶体全体を嚢ごと摘出するもの。
②嚢外摘出術 = 水晶体の皮質と核を摘出し、後に後嚢を残し、人工水晶体を挿入する。現在ではこの術式が用いられている。

  3.その他の白内障
 糖尿病性白内障、外傷性白内障、併発白内障(原疾患としてぶどう膜炎・緑内障・網膜剥離等が挙げられる)、ステロイド白内障、放射線白内障、赤外線白内障(硝子工に多い)、症候性白内障(筋緊張性ジストロフィー症・テタニー等)、後発白内障(水晶体嚢外摘出後に見られる)等。

  Ⅲ 緑内障(俗に‘青そこひ’とも言われる)
  概念 ー 眼圧が上昇し、その結果視機能障害を起こす状態である。

  1.閉塞隅角緑内障
 ・虹彩根部が前方に押し出されて、前房隅角が狭くなって房水の流出が悪くなっておこる緑内障である。
浅い前房・狭い隅角を有する者が、加齢により水晶体が増大することにより起こる。
・症状
 急性緑内障発作 : 急激に眼圧が著名に高くなり頭痛・悪心・嘔吐・眼痛・視力低下・結膜充血・角膜混濁・散瞳・対光反射消失・放置すれば失明。
発作緩解期 : 眼圧正常、瞳孔変化、虹彩萎縮、水晶体前嚢混濁。
・治療
 縮瞳薬 : 縮瞳により虹彩が中心部に引き寄せられて、前房隅角が広くなり、房水の流出が促進される。ピロカルピン等の点眼
 炭酸脱水酵素阻害剤 : 房水の産生を抑制、ダイアモックスやジクロフェナミド等の服用
手術療法 : 虹彩切除術・光凝固術

  2.開放隅角緑内障
 ・前房隅角は狭くないが、その機能が悪いために(シュレム管内壁の内皮細胞が変性)、房水の流出が障害されて起こるもの。きわめて緩慢に眼圧は上昇する。
・症状
初期は眼圧が不安定となる、自覚症状はない。
高眼圧持続状態により、視神経萎縮・視野狭搾・視力障害・失明となる。
・検査
 眼底検査 : 視神経乳頭陥凹が見られる。
視野検査 : 進行により上下のいずれかでドーナツを水平に2分した形で弓状にのびた弓状暗点(傍中心暗点・弓状暗点)が見られる。
・治療
 薬物治療 : 隅角房水流出改善の為ピロカルピンの点眼房水産生抑制のため交感神経β遮断薬やエピネフリン点眼・炭酸脱水酵素阻害剤服用
手術療法 : 眼球壁に孔を開ける濾過手術

  3.乳児緑内障
 牛眼 = 常染色体劣性遺伝による隅角の形成不全が原因。新生児・乳幼児に発生する。
角膜が引き伸ばされて大きくなり混濁する。
治療は手術による。

  4.続発緑内障
・開放隅角眼によるもの = ステロイド性・外傷性・水晶体嚢性等。
・閉塞偶角性 = ぶどう膜炎に続発するもの、眼内腫瘍に続発するもの、血管新生緑内障、悪性緑内障(緑内障や白内障の手術後に見られる)等。





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