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ノート・テスト科目一覧

リハビリ医学ノート04「医学的リハビリ」

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1)理学療法
(1)運動療法の意義
①関節可動域・筋力・協調性の改善
②肺活量の増大
③最大酸素摂取量・最大酸素負債量の増大
④心拍出量の増加と心拍数の低下
⑤運動時の血圧上昇が低く抑えられる
⑥糖代謝の改善
⑦脂質代謝の改善
(2)基本的な運動療法
①関節可動域訓練
・関節可動域の維持・増大を目的とする
・他動運動、自動介助運動、自動運動を行う。
②筋力増強の理論と訓練法
・筋力増強は回数が少なくても筋に負荷をかけることが大切で、
 負荷は、最大筋力の3分の2とする。
・疲労までの回数が連続10回程度が望ましい。
③筋力に応じた運動の立て方
・MMTでは、筋の収縮なし0、他動運動は1と2、
 自動介助は2、自動運動は3、抵抗運動は4と5。
※漸増抵抗運動(デロームワトキンソン法)
・徐々に負荷を増やしていく方法。
・10RMの50%で10回、10RMの75%で10回、10RMの100%で10回
・10RMとは関節全可動域を10階動かすことの出来る最大抵抗で、
 最大筋力の約3分の2に相当する。
④筋持久力の増大
・低負荷を数多く繰り返す。
・最大筋力の3分の1程度で50~60回繰り返す。
⑤筋弛緩訓練(リラクゼーション)
・目的は疼痛の緩和など。
・方法は持続ストレッチ、タッピング、拮抗筋強化など。
⑥協調性訓練
・原則として、ゆっくりとした確実な運動、単純な運動から
 複雑な運動へ進み、筋固有感覚を再教育する。
・例としてフレンケル体操(治療体操)がある。
(3)特殊な技術を要する運動療法
①神経筋促通法
・中枢性麻痺に対する治療アプローチである。
・PNF(固有受容器神経筋促通法)とは、筋の固有受容器への
 刺激により中枢神経系を促通し、筋の最大収縮を引き出す。
・ボバース法とは、姿勢や動作の基本となる反射パターンに異常が
 見られる時は、それを抑制して正常反射パターンを回復させる。
②関節モビリゼーション
・単にこわばった関節を他動的に外から動かすものではなく、
 関節の中の運動を確保しようという目的で行なわれるもの。
③バイオフィードバック法
・バイオフィードバックとは、生体から出た情報が
 再び生体に戻ってくること。
・EMGバイオフィードバックとは、表面電極や針電極を用いて、
 筋の収縮・弛緩をオシロスコープに波形または、計測器メーターと
 して、またスピーカーを通じて音として感知するもの。
※EMGとは、心電図のこと。
(4)応用的な運動療法
①ADL(日常生活動作)訓練
・起居、食餌、排泄、更衣、整容、移動など残存機能による代償、
 義肢などの生活機能分類の中では、活動制限に対するやり方。
②全身調整運動(GCE)
・長期間の安静だけでも体力は低下するため、このような時に
 行う運動で、歩行訓練・肩のROM訓練・腹筋などがある。
※松葉杖歩行(重要)
①4点歩行
・下肢を交互に振り出すことができる場合の歩行。
・右杖、左下肢、左杖、右下肢のように運ぶ。
・スピードは遅いが安定性はある。
②2点歩行
・4点歩行の安定性が増したら行う。
・右杖と左下肢、左杖と右下肢の順で運ぶ。
③3点歩行
・骨折などで一側下肢に体重負荷ができない場合の歩行。
・両杖、健側下肢と運ぶ。
④ひきずり歩行
・下肢を振り出すことができない場合の歩行。
・両杖、両下肢と運ぶ。
・安定性は良い。
⑤小振り歩行
・対麻痺(両下肢)の歩行。
・両杖両下肢と運ぶ。
・振り出し時に下肢は床から離れ、杖の線まで振り出す。
⑥大振り歩行
・小振り歩行が上達したら、下肢を前方に振り出して行なう。
・スピードは速いが体力とバランスを要する。
(5)運動療法機器
・重錘、滑車、平行棒、歩行補助器(杖)などがある。

2)作業療法
(1)定義
・身体や精神に障害のある人に対して種々の手段を用い、
 機械的、心理的な改善による応用動作能力の向上と
 社会的適応能力の回復により、生きがいのある生活が
 できることを目的としておこなう治療。
(2)種類
①機能的作業療法
・身体的機能障害の改善または、予防目的に行なうもの。
②ADL訓練(日常生活活動訓練)
③義手の装着・操作訓練
④自助具、装具の作成と装着
⑤職業前評価、訓練
⑥精神的医学的作業療法
(3)治療に用いられる作業とその特徴
①手芸、銅板細工、木工など
・手指の巧緻性、協調性の獲得、筋力の強化、持久力の増大、
 座位の耐久力が期待できる。
②足踏み機器の使用、下肢の訓練
③園芸
・自然との接触、生き物を大事にするという心理面への影響、
 グループ効果による対人関係への効果が期待できる。

3)言語聴覚療法
(1)失語症
・脳の問題でブローカやウェルニッケなど。
(2)構音障害
・舌、口唇、喉頭、構音機関の障害による言語障害。

4)装具療法と義肢(重要)
・局所の安静、固定、機能補助などを目的に用いる。
(1)関節装具
①コックアップスプリント(トーマススプリント)
・下垂手に対する手関節の背屈位固定装具。
・橈骨神経麻痺に用いる。
②ナックルベンダー
・鷲手に対するMP関節屈曲補助装具。
・尺骨神経麻痺に用いる。
③長対立副子、短対立副子
・猿手に対する手関節固定と母指対立位保持装具。
・正中神経麻痺に用いる。
④短下肢装具
・足関節の変形や機能障害をコントロールする民に用いられる。
⑤長下肢装具
・足関節と膝関節の動きのコントロールのために用いられる。
⑥コルセット
・脊柱の支持固定、運動のコントロールに用いる。
(2)杖(重要)
・握りは大転子の高さ、肘は30度屈曲、
・松葉杖の長さは、臥位で腋窩前縁から足底まで+5㎝とする。
・立位での長さは、杖を足の外縁から前外側に15㎝の位置に着いて、
 腋窩に2横指の隙間があると良い。
・松葉杖の握りの高さも、大転子の高さで肘は30度屈曲とする。
(3)自助具
・ADLの補助に用いる。
・ボタンエイド、側屈エイド、スプーンホルダー、柄付コップ、
 リーチャー、長柄ブラシなど。
(4)車椅子
①種類
・スタンダードタイプ、トラベラータイプ、スポーツタイプ、
 リクライニングタイプなどがある。
②各部の名称
・大車輪、小車輪、ブレーキ、肘あて、フットレスト、
 ティッピングレバー、ハンドリム、グリップ、背もたれ。
(5)義肢
①下腿義足
・PTB下腿義足(膝蓋靱帯部)、PTES下腿義足、
 KBM下腿義足、サイム下腿義足など。
②大腿義足
・四辺形ソケット(吸着式、大腿前面接触式)がある。
③義手
・能動義手、装飾用義手、作業用義手、電動義手、筋電義手など。





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