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東洋医学臨床論ノート20「肩こり」

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【1】現代医学的な考え方

A.注意を要するもの
 緊急の処置を要する器質的疾患の存在が疑われるもの、例えば、胸痛と左上肢に放散痛がある場合 … 狭心症

B.適応となるもの
① 日常的な身体的・心理的疲労に起因する肩こり。
② 頸椎症、いわゆる不定愁訴に伴うもの
③ 内科疾患、耳鼻科・眼科・歯科疾患に伴うものでも、原因疾患が軽症のもの。

1 日常的な身体的、心理的疲労に起因する肩こり
[病態]過剰使用による筋疲労、精神的緊張、自律神経の影響など機序は複雑である。

[症状]頸肩部や肩甲間部に強ばった不快感を感じるものから、痛みにいたる症状を訴える。強くなると頭痛・顔面痛・上肢痛などを生じる。

[所見]愁訴部の圧痛や筋硬結以外に特徴的な所見はない。

[施術対象となる筋肉]僧帽筋、胸鎖乳突筋、菱形筋、肩甲挙筋、板状筋、棘上筋、棘下筋、斜角筋など

[治療方針]頸肩部、肩甲間部の圧痛・硬結を目標に施術すると共に、精神的安定や自律神経機能の調整を図る。

[治療法]
ア.マッサージ
① 頸肩部・肩甲部・肩甲間部の硬結・圧痛・筋緊張部位(天柱・風池・肩井・肩中兪・肩外兪・天宗)に対して軽擦・揉捏・圧迫法を施す。
② 上肢の筋疲労の回復と循環促進を図るため、上肢にも施術する。
③ 頸部へのストレッチもよい。
④ 併用療法として、施術前に頸肩背部に対して、温熱・水治・電気療法を加えると効果的である。
⑤ 施術後は運動療法として、肩部の上下運動、頸部の前屈・後屈・側屈・回旋運動、肩関節の自・他動運動を行う。

イ.鍼灸
① 頸肩部・肩甲間部の圧痛や硬結部。
② 天柱、風池、肩井、膏肓、身柱など

【2】東洋医学的な考え方
A.分類
① 風寒の邪による肩こり…風寒の邪が太陽、陽明経に侵襲し、そのために営衛の運行が悪くなり、頸肩部の経脈が拘急すると肩こりが起こる。

② 肝陽の亢進による肩こり…陰虚のために肝陽が亢進し、頭頸部に上衝すると肩こりが起こる。

③ 肝血の不足による肩こり…病後、産後により血虚となり、そのために頸肩部の経絡がうまく栄養されず、拘急すると肩こりが起こる。

④ 寒飲による肩こり…平素から胸膈部に寒飲が停滞していて、そのために胸部の陽気がうまく動かないと背部に重圧感や拘急が起こり、頸項部にも波及する。

⑤ 気滞血による肩こり…情志の失調などにより肝の疏泄 機能が悪くなり、そのために肩部の血行が悪くなると肩こりが起こる。また長時間の不良姿勢や外傷などにより肩 部局所に気滞血が生じて起こるものもある。

B.鑑別
① 風寒の邪によるもの…風寒の邪による悪寒などの表証を伴う。
② 肝陽の亢進によるもの…陰虚がベースとなるもので、肝陽の亢進による高血圧、めまい、口苦、目の充血、顔のほて りなどの症状を伴う。
③ 肝血虚によるもの…眼精疲労や目の乾き、めまい、心悸などの血虚による症状を伴う。
④ 寒飲によるもの…胸悶、喘息、めまい、軽度の浮腫などの症状を伴う。
⑤ 気滞血によるもの…気滞による胸脇苦満・疼痛、よく溜め息をつく、気滞血による月経不順などの症状を伴い、情緒の変化や月経前後に増強するものもある。

※③は虚証、②は虚実挟雑証で、その他は全て実証

*②、⑤は教科書に症例があるので参考にすること。

【参考症例】 風寒の邪による肩こり
〔病態〕風寒の邪が太陽・陽明経を侵襲→栄衛の運行が悪くなる→頸肩部の経脈が拘急
〔主要症状〕肩こり
〔随伴症状〕悪寒、頭痛、関節痛、温めると軽減
〔舌脈所見〕舌苔薄白、浮脈・緊脈 
〔治療方針〕風寒の邪を除去し、栄衛の運行を改善する。
〔治療法〕大椎、至陽、天柱、列缺、後谿、合谷、風池、
 頸・胸部の夾脊穴
〔取穴理由〕大椎、至陽は督脈の通りをよくし陽気をめぐら せ、気血の運行を促進させる。天柱で膀胱経の経気を改善 させて頭項痛を鎮静する。列缺、後谿は頸項部の疾患の要 穴である。合谷・風池で太陽経・陽明経の風寒の邪を除く。 頸・胸部の夾脊穴は局所取穴である。

*「病態把握トレーニング」はお休みです。





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