次の問いについて適切なものを一つ選びなさい。
1.保健所の業務でないのはどれか。
1.地域保健に関する思想の普及
2.母子健康手帳の交付
3.人口動態統計
4.医療従事者に対する試験
解答 4
2.第1次予防に含まれないのはどれか。
1.体重のコントロール
2.集団検診
3.禁煙
4.予防接種
解答 2
3.PHCに関係ないのはどれか。
1.予防接種
2.定期的健康診断の実施
3.献血への協力
4.栄養改善の指導
解答 3
4.一般衛生行政の最も中心的な役割を担うのはどれか。
1.環境省
2.文部科学省
3.厚生労働省
4.総務相
解答 3
5.健康者で検査結果が陰性者と判断できる能力を何というか。
1.特異度
2.敏感度
3.信頼度
4.偽陽性度
解答 1
6.ハイリスク群診断に相当するのはどれか。
1.学校での集団検診
2.放射線使用者に対する検査
3.肺がん検査
4.人間ドック
解答 2
7.能力低下により普通の社会生活が出来なかったり、
制限されたりすることをなんというか。
1.ノーマライゼーション
2.ディスタビリティ
3.インペアメント
4.ハンディキャップ
解答 4
8.栄養に関する記述で誤っているのはどれか。
1.日本人の生活活動指数は「適度」が最も多い。
2.BMIは体重(㎏)を身長(m)の2乗で除して求められ、
適正値は22である。
3.食物の原材料を食品という。
4.発展途上国などで蛋白質欠乏の子供達にみられる状態を
クワンオコルという。
解答 1
9.最近の日本人の栄養摂取状況について誤っている記述はどれか。
1.炭水化物の摂取量は減少傾向にある。
2.脂肪摂取量は増加傾向を示してきていたが、最近は
減少に転じてきている。
3.ビタミン摂取は不足しているが、カルシウム摂取は
充足している。
4.食塩摂取量は目標値を超えている。
解答 3
10.ビタミン過剰症のないのはどれか。
1.ビタミンA
2.ビタミンC
3.ビタミンD
4.ビタミンK
解答 2
11.ビタミン、ミネラルとその欠乏症との組み合わせで
誤っているのはどれか。
1.ビタミンK ーー 乳児の頭蓋内出血
2.ビタミンB12 ーー 悪性貧血
3.ナイアシン ーー 骨軟化症
4.ヨウ素 ーー 甲状腺腫
解答 3
12.食中毒について正しい記述はどれか。
1.細菌性食中毒の原因物質として最も多いのは魚介類である。
2.ボツリヌス菌の毒素は加熱しても不活化しない。
3.食中毒の発生件数は対策の充実により減少傾向にある。
4.ウイルスによる食中毒はない。
解答 1
13.人畜共通経口感染症でないのはどれか。
1.結核
2.赤痢
3.炭疽
4.ブルセラ
解答 2
14.異常高気圧による疾患に関係ないのはどれか。
1.地下トンネル工事作業
2.潜水作業
3.潜函病
4.高山病
解答 4
15.紫外線について誤っている記述はどれか。
1.赤外線より波長が短い。
2.輻射熱を産生する。
3.A紫外線よりB紫外線のほうが生体への生理作用が強い。
4.ビタミンDの生成に関与する。
解答 2
16.非電離放射線はどれか。
1.X線
2.マイクロ波
3.γ線
4.中性子線
解答 2
17.平成14年の国民医療費はどれか。
1.約28兆円
2.約32兆円
3.約45兆円
4.約50兆円
解答 2
18.蚊の媒介によらない疾患はどれか。
1.日本脳炎
2.黄熱
3.麻疹
4.マラリア
解答 3
19.媒介節足動物と疾患との組み合わせで最も化膿性が高いのは
どれか。
1.ダニ ーー ツツガムシ病
2.シラミ ーー マラリア
3.ハエ ーー 日本脳炎
4.ゴキブリ ーー 発疹チフス
解答 1
20.潜函病の発症に最も関係の深い気体はどれか。
1.二酸化炭素
2.一酸化炭素
3.酸素
4.窒素
解答 4
21.平成14年度の我国の下水道の普及率はどれか。
1.約55%
2.約65%
3.約75%
4.約95%
解答 2
22.環境基本法により、公害として規定されていないのはどれか。
1.大気汚染
2.土壌汚染
3.騒音
4.放射能汚染
解答 4
23.労働者災害補償保険法と関係ないのはどれか。
1.療養の補償
2.失業時の補償
3.休業補償
4.遺族補償
解答 2
24.活性汚泥法による放流下水の水質基準に定められていないのは
どれか。
1.一般細菌数
2.pH
3.大腸菌群数
4.BOD
解答 1
25.温室効果に直接関係しないガスはどれか。
1.メタン
2.水素
3.フロン
4.二酸化炭素
解答 2
26.労働基準法の規定でないのはどれか。
1.年少者の労働制限
2.安全衛生委員会の職務
3.女性労働者の保護
4.時間外労働の制限
解答 2
27.新生児とはどれを指すか。
1.生後1日以内の乳児のみ
2.生後1週間以内の乳児のみ
3.生後28日以内の乳児のみ
4.生後1年以内の乳児のみ
解答 3
28.母子健康手帳を交付するのはどれか。
1.市町村長または特別区長
2.都道府県知事
3.保健所長
4.厚生労働大臣
解答 1
29.精神保健に関する記述で誤っているのはどれか。
1.高齢者の精神障害は増加傾向にある。
2.措置入院は専門医が患者の同意のもとに行うものである。
3.精神障害の受療率は悪性新生物のそれよりも高い。
4.入院者よりも通院者の方が増加傾向にある。
解答 2
30.職業病の組み合わせで、化膿性が最も少ないのはどれか。
1.ドライアイ ーー VDT作業
2.シアン中毒 ーー 鍍金工場勤務
3.潜函病 ーー トンネル工事作業
4.難聴 ーー 溶接作業
解答 4
31.垂直感染でないのはどれか。
1.性行為感染
2.胎盤感染
3.産道感染
4.母乳感染
解答 1
32.死産とはどれを指すか。
1.4週以後の胎児の死亡のみ
2.8週以後の胎児の死亡のみ
3.12週以後の胎児の死亡のみ
4.20週以後の胎児の死亡のみ
解答 3
33.原子力関連産業従事者の職業病として最も考えられるのは
どれか。
1.レイノー病
2.熱中症
3.じん肺
4.白血病
解答 4
34.大気汚染物質でないのはどれか。
1.ベンゼン
2.トリハロメタン
3.ダイオキシン
4.トリクロロエチレン
解答 2
35.光化学オキシダントの生成に関与しないのはどれか。
1.窒素酸化物
2.炭化水素類
3.硫黄酸化物
4.紫外線
解答 3
36.職場の管理体制について誤っているの記述どれか。
1.総括衛生管理者の任にあたるのは事業所長か工場長である。
2.50人以上の労働者の働く職場には専任の産業医を置くことが
義務付けられている。
3.衛生管理者はその免許を有するものがなる。
4.作業主任者は有害作業における労働災害防止のために
選任される。
解答 2
37.大気の二次汚染物質でないのはどれか。
1.PAN
2.ベンゼン
3.アルデヒド類
4.オゾン
解答 2
38.我国で増加傾向にないのはどれか。
1.糖尿病の患者数
2.神経鞘の患者数
3.脳血管疾患による死亡率
4.肺炎及び気管支炎による死亡数
解答 3
39.最近の我国の死因統計で上位3疾患の占める割合はどれか。
1.約50%
2.約60%
3.約70%
4.約80%
解答 2
40.生活習慣病に該当しないのはどれか。
1.骨粗鬆症
2.ATL
3.糖尿病
4.虚血性心疾患
解答 2
41.生活習慣病の特徴で誤っているのはどれか。
1.感知しにくい。
2.慢性的経過をとる。
3.中高年層に多い。
4.原因の特定が容易である。
解答 4
42.我国の悪性新生物について誤っている記述はどれか。
1.死亡者数は増加傾向にある。
2.胃癌による死亡者数は男女共に第1位となっている。
3.大腸癌による死亡率は男性より女性のほうが高い。
4.食道癌の死亡率は女性より男性のほうが高い。
解答 2
43.我国で死亡数が減少傾向にある疾患はどれか。
1.乳房癌
2.肺癌
3.膵臓癌
4.胃癌
解答 4
44.生活習慣病と危険因子との組み合わせで誤っているのはどれか。
1.肝臓癌 ーー カビ毒
2.虚血性心疾患 ーー 糖尿病
3.乳癌 ーー ピロリ菌
4.脳血管疾患 ーー 高血圧
解答 3
45.老人の医療・保険・福祉などに関して誤っている記述はどれか。
1.介護保険の運営主体は市町村または特別区である。
2.老人福祉法には老人保健手帳の交付についての規定がある。
3.老人保健法により30歳以上の子宮癌・乳癌の健康診断が
実施されている。
4.寝たきり老人とは「65歳以上で寝たきりの期間が6ヶ月以上に わたるもの」を指す。
解答 2
46.感染について誤っている記述はどれか。
1.感染が成立するためには感染源、感染経路、感受性宿主の
3つが必ず必要である。
2.感染しても症状が出ない場合を不顕性感染という。
3.空気感染は直接感染に分類されている。
4.性行為感染は水平感染に分類される。
解答 3
47.最近訂正された「感染症の予防及び感染症の患者に対する
医療に関する法律」の訂正点でないのはどれか。
1.緊急時における感染症対策の強化
2.動物由来感染症対策の強化
3.感染症法の対象疾患の見直し
4.隔離の強化
解答 4
48.「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に
おいて第2類感染症はどれか。
1.ラッサ熱
2.ジフテリア
3.後天性免疫不全症候群
4.腸管出血性大腸菌感染症
解答 2
49.経口感染でないのはどれか。
1.A型肝炎
2.ポリオ
3.レジオネラ症(在郷軍人病)
4.腸チフス
解答 3
50.検疫法による検疫感染症でないのはどれか。
1.狂犬病
2.デング熱
3.コレラ
4.ペスト
解答 1
51.ウイルスについて誤っている記述はどれか。
1.A型インフルエンザは変異を起こしやすく世界的に流行する。
2.レトロウイルスは逆転写酵素を持つ。
3.ウイルスには化学療法剤や抗生物質はほとんど効果がない。
4.麻疹ウイルスはDNAウイルスである。
解答 4
52.疾患と病原体との組み合わせで誤っているのはどれか。
1.トキソプラズマ症 ーー 細菌
2.ツツガムシ病 ーー リケッチア
3.オウム病 ーー クラミジア
4.ワイル病 ーー スピロヘータ
解答 1
53.芽胞を形成し内筋はどれか。
1.炭疽菌
2.破傷風菌
3.枯草菌
4.結核菌
解答 4
54.真菌に分類されないのはどれか。
1.カンジダ
2.アスペルギルス
3.糸状菌
4.淋菌
解答 4
55.ワクチンの種類と疾患との組み合わせで誤っているのはどれか。
1.弱毒生菌ワクチン ーー 結核
2.不活化ワクチン ーー インフルエンザ
3.コンポーネントワクチン ーー 百日咳
4.トキソイドワクチン ーー ポリオ
解答 4
56.定期予防接種でないのはどれか。
1.DPTワクチン
2.流行性耳下腺炎ワクチン
3.BCG
4.風疹ワクチン
解答 2
57.物理的消毒法について誤っている記述はどれか。
1.酸化エチレンガス滅菌は20℃で行われる。
2.紫外線消毒器は200~280nmの波長のものが使われる。
3.煮沸消毒は100℃で15分以上必要である。
4.オートクレーブの作用温度は高圧下で121℃まで上昇する
解答 1
58.消毒剤の殺菌作用の評価に用いられる薬剤はどれか。
1.グルタールアルデヒド
2.クレゾール石けん液
3.石炭酸
4.ホルマリン
解答 3
59.他の消毒剤の基剤として用いられるのはどれか。
1.ホルマリン
2.エタノール
3.逆性石けん
4.石炭酸
解答 2
60.物理的消毒法について誤っている記述はどれか。
1.EOGには引火性や有毒作用がある。
2.オートクレーブには完全な滅菌効果がある。
3.濾過滅菌法は過熱できない物質の除菌に用いられる。
4.煮沸消毒や1回の平圧蒸気滅菌法で芽胞は死滅する。
解答 1
61.B型肝炎ウイルスに効果がない消毒剤はどれか。
1.イルガサンDP300
2.グルタールアルデヒド
3.塩化ベンザルコニウム
4.次亜塩素酸ソーダ
解答 3
62.消毒剤について正しい記述はどれか。
1.一般に消毒剤は低温であるほど効果が大きい。
2.逆性石けんは普通石けんと併用すると消毒効果が高まる。
3.エタノールは水で75%程度まで稀釈されると
消毒効果が滅寂する。
4.グルコン酸クロルヘキシジンはエタノールと混合すると
消毒効果が高まる。
解答 4
63.コーホート研究について正しい記述はどれか。
1.介入研究とも呼ばれ、分析疫学の結果疾病と仮設要因の
関連性を認めた場合、その因果関係を動物やヒトに対して
実験的に調べる方法。
2.ある特定疾患に罹患している集団と罹患していない健康な
集団とについて、それぞれ各個人の疫学的要因を過去に遡って
研究する方法。
3.疫学的追究の第1段階となる仮設をたてるために疾病の
発生した状況を詳細に記述する方法。
4.前向き研究ともいわれ、健康な集団を対象に、ある目的となる
疾病の罹患について、ある時点を出発点として、将来に向けて
要因となる曝露群と非曝露群について、その疾病の発生状況を
追跡調査し、比較検討する方法。
解答 4
64.国勢調査を実施する機関はどこか。
1.文部科学省
2.内閣府
3.厚生労働省
4.総務省
解答 4
65.我国の人口統計について誤っている記述はどれか。
1.人口ピラミッドは「ひょうたん型」である。
2.平成17年には総人口は初めて減少に転じた。
3.合計特殊出生率は1.5を上回っている。
4.我国の最近の老年人口は約20%に達した。
解答 3
66.人口を分母としない統計はどれか。
1.致命率
2.受療率
3.有訴者率
4.死因別死亡率
解答 1
67.人口動態統計に含まれないのはどれか。
1.死亡
2.婚姻
3.人口
4.出生
解答 4
68.我国の衛生統計について誤っている記述はどれか。
1.国勢調査は毎年行われる。
2.過去20年間女性の平均寿命は世界1位である。
3.0歳児の平均余命を平均寿命という。
4.訂正死亡率とは基準年齢を調査した死亡率のことである。
解答 1