次の文の中で最も適切な選択肢を選びなさい。
1.誤っている記述はどれか。
1.流行性感冒は急性疾患である。
2.うつ病は器質的疾患である。
3.ポリオは小児疾患である。
4.白血病は全身性疾患である。
解答 2
2.男性に多い疾患はどれか。
1.関節リウマチ
2.胆石症
3.通風
4.骨粗鬆症
解答 3
3.誤っているのはどれか。
1.形質とは、遺伝という仕組みによって形態や機能の面で
我々の身体に表現される色々な性質をいう。
2.一個の配偶子(卵、精子)は、減数分裂によって
染色体の数を半減させる。
3.遺伝子とは1つの機能を持った遺伝情報の単位をいう。
4.遺伝子の働きは自己を複製することと、情報発現のために
DNA合成の鋳型となり、それらを調節することである。
解答 4
4.伴性遺伝病について誤っているのはどれか。
1.女性に多い。
2.劣性遺伝の形式をとる。
3.原因となる遺伝子はX染色体上にある。
4.形質の伝わり方は不連続である。
解答 1
5.伴性遺伝病でないのはどれか。
1.血友病
2.無γグロブリン血症
3.デュセンヌ型進行性筋ジストロフィー症
4.マルファン症候群
解答 4
6.常染色体性慢性遺伝病について正しいのはどれか。
1.ヘテロ接合体のとき発現する。
2.症状を有しない両親から、その子に異常遺伝形質が
伝達されることが多い。
3.劣性遺伝病に比べて症状の出るのが早く、病気の程度は重い。
4.多くの先天性代謝異常が属する。
解答 1
7.常染色体性優性遺伝病でないのはどれか。
1.フェニールケトン尿症
2.鎌状赤血球貧血
3.ハンチントン舞踏病
4.網膜芽腫
解答 1
8.常染色体性劣性遺伝病はどれか。
1.エドワーズ症候群
2.全身性白皮症
3.家族性大腸腺腫症
4.赤緑色盲
解答 2
9.誤っているのはどれか。
1.モザイクとは1個の生体に染色体の数や構造の異なる細胞が
2種以上混在している場合をいう。
2.クラインフェルター症候群はY染色体を1本多くもつ。
3.ダウン症候群は21番目の染色体の一部がトリソミーに
なっている。
4.ターナー症候群では、X染色体が1本しかない女性となる。
解答 2
10.ネコ鳴き症候群は5番目の染色体に何が起こったものか。
1.欠損
2.重複
3.転座
4.逆位
解答 1
11.ホルモンとその分泌低下との組合わせで誤っているのはどれか。
1.サイロキシン ーー 粘液水腫
2.下垂体前葉ホルモン ーー テタニー
3.インスリン ーー 糖尿病
4.抗利尿ホルモン ーー 尿崩症
解答 2
12.下垂体機能低下症による疾患で正しいのはどれか。
1.巨人症
2.先端肥大症
3.シモンズ症候群
4.コン症候群
解答 3
13.バセドウ病の症状の特徴でないのはどれか。
1.眼球突出
2.発汗
3.体重増加
4.頻脈
解答 3
14.骨のカルシウム代謝に関与しないのはどれか。
1.リン酸塩
2.ビタミンD
3.上皮小体ホルモン
4.有機水銀
解答 1
15.アジソン病の症状でないのはどれか。
1.色素沈着
2.四肢の硬直
3.易疲労
4.全身倦怠
解答 2
16.クッシング症候群の症状でないのはどれか。
1.胃潰瘍
2.創傷の治癒の遅延
3.骨粗鬆症
4.血圧の低下
解答 4
17.ビタミンの欠乏症について誤っている組み合わせはどれか。
1.ビタミンB1 ーー 脚気
2.ビタミンK ーー 血液凝固遅延
3.ビタミンB12 ーー 悪性貧血
4.ナイアシン ーー 角膜乾燥症
解答 4
18.高血圧症の原因とならないのはどれか。
1.塩分の取りすぎ
2.レニンの分泌低下
3.動脈粥状硬化賞
4.交感神経活動の亢進
解答 2
19.鉄の過剰によって起こるのはどれか。
1.ヘモクロマトーシス
2.アルカローシス
3.胆血症
4.貧血
解答 1
20.(一次性)脱水症の原因とならないのはどれか。
1.糖尿病
2.激しい下痢
3.低ナトリウム血症
4.広範囲の火傷
解答 3
21.体内に取り入れられると分解されてホルムアルデヒドとなり、
神経細胞を侵害するため失明の原因となる物質はどれか。
1.塩素ガス
2.イペリット
3.エチルアルコール
4.メチルアルコール
解答 4
22.水俣病の原因はどれか。
1.有機水銀
2.カドミウム
3.六価クロム
4.ヒ素
解答 1
23.疾患とその原因との組み合わせで誤っているのはどれか。
1.白血病 ベンゼン
2.肺がん アスベスト
3.橈骨神経麻痺 銅
4.肝がん アフラトキシン
解答 3
24.フグ毒はどれか。
1.ファロイジン
2.テトロドトキシン
3.マイコトキシン
4.サボニン
解答 2
25.RNAウイルスによる疾患はどれか。
1.天然痘
2.帯状疱疹
3.B型肝炎
4.C型肝炎
解答 4
26.クラミジアの特徴として正しい記述はどれか。
1.生きた細胞でなければ増殖できない。
2.DNAかRNAのどちらかの核酸しか持たない。
3.光学顕微鏡では確認できない。
4.抗生物質が効かない。
解答 1
27.クラミジア感染症でないのはどれか。
1.オウム病
2.鼠径リンパ肉芽腫
3.トラコーマ
4.淋病
解答 4
28.リケッチア感染症はどれか。
1.ツツガムシ病
2.成人T細胞白血病
3.腸チフス
4.アスペルギルス症
解答 1
29.スピロヘータ感染症でないのはどれか。
1.ワイル病
2.梅毒
3.カンジダ症
4.回帰熱
解答 3
30.病原体と疾患との組み合わせで誤っているのはどれか。
1.ウイルス ーー エボラ出欠熱
2.リケッチア ーー Q熱
3.細菌 ーー クリプトコッカス症
4.原虫 ーー マラリア
解答 3
31.蚊が媒介する感染症はどれか。
1.発疹チフス
2.日本脳炎
3.ペスト
4.エイズ
解答 2
32.菌体外毒素による障害が起こりにくいのはどれか。
1.コレラ菌
2.肺炎球菌
3.ジフテリア菌
4.破傷風菌
解答 2
33.大寄生体の病因作用で誤っているのはどれか。
1.有害代謝産物によって中毒症状を起こす。
2.腸管の穿孔を起こす。
3.血液中から栄養素を奪う。
4.発ガン作用がある。
解答 4
34.吐血の出血部はどこか。
1.気管支
2.肺
3.胃
4.大腸
解答 3
35.貧血性梗塞部の周囲に起こる充血はどれか。
1.反射性充血
2.側副性充血
3.代謝性充血
4.神経性充血
解答 2
36.循環障害について正しいのはどれか。
1.うっ血の部位は低下している。
2.脳軟化症は脳出血の結果である。
3.赤色血栓は血小板が多い。
4.ビタミンD欠乏によって出血が起こる。
解答 1
37.老化の徴候としてあまりみられないのはどれか。
1.細胞増殖能の低下
2.エネルギー代謝の減少
3.各器官重量の減少
4.細胞内外の無機イオンの減少
解答 4
38.止血時間が延長してくる1立法㎜中の血小板数の上限はどれか。
1.1万個
2.10万個
3.30万個
4.50万個
解答 2
39.凝固因子の異常によって出血が起こるのはどれか。
1.血友病
2.血小板減少症
3.壊血病
4.悪性貧血
解答 1
40.出血によるショックの症状で誤っているのはどれか。
1.血圧低下
2.皮膚蒼白
3.徐脈
4.体温低下
解答 3
41.血液凝固因子と関係のあるビタミンはどれか。
1.ビタミンA
2.ビタミンB
3.ビタミンD
4.ビタミンK
解答 4
42.血栓の廃転帰と関係のないのはどれか。
1.石灰化
2.軟化
3.肥大化
4.器質化
解答 3
43.ショックの原因とならないのはどれか。
1.心タンポナーゼ
2.広汎なやけど
3.バゾプレッシンの分泌増加
4.敗血症
解答 3
44.貧血性梗塞の好発部位でないのはどれか。
1.卵巣
2.腎臓
3.脾臓
4.心臓
解答 1
45.誤っているのはどれか。
1.塞栓によって詰まった血管の抹消領域には貧血が起こる。
2.塞栓が血栓の場合は血管壁から肉芽組織が増殖する。
3.塞栓が腫瘍である場合は新たな転移巣をつくる。
4.塞栓が血液の流れに逆流して動脈上流にみられることがある。
解答 4
46.感染症によって凝固因子が活性化する物質はどれか。
1.エンテロトキシン
2.テトロドトキシン
3.ムスカリン
4.エンドトキシン
解答 4
47.誤っている組み合わせはどれか。
1.悪液質性水腫 ーー 老衰
2.うっ血性水腫 ーー ネフローゼ症候群
3.血管神経性水腫 ーー クインケの浮腫
4.リンパ還流障害性水腫 ーー フィラリア感染症
解答 2
48.誤っている記述はどれか。
1.再生とは生体内の組織欠損を同一組織で補充することをいう。
2.壊死とは生体内で起こった組織の部分的な死をいう。
3.化生とは一旦分化した組織が他の組織に変わることをいう。
4.萎縮とは発育途上で正常の大きさに達しない状態をいう。
解答 4
49.誤っている記述はどれか。
1.細胞の数が増えることによって組織全体が大きくなることを
単純肥大という。
2.偽性肥大では実質細胞が萎縮し、間質細胞が増殖している。
3.生理的な物質であっても、それが多量にまたは異常な場所に
現れれば変性である。
4.化生は、胚葉をまたがって生じることはない。
解答 1
50.誤っている記述はどれか。
1.化生は上皮組織と間葉系組織にのみ起こる。
2.化生した組織から癌が発生することがある。
3.移植で、グラフととは移植片のことである。
4.宿主対移植片反応は移植片内の免疫担当細胞が、
宿主の組織を攻撃する反応である。
解答 4
51.正しい記述はどれか。
1.凝固壊死は蛋白質が少ない組織にみられる。
2.脳死では、脳幹の機能が残存している。
3.大葉性肺炎は組織学的には線維素性炎に属する。
4.大量の肉芽組織の形成が必要な治癒を第一次治癒という。
解答 3
52.水腎症による腎実質の萎縮はどれか。
1.圧迫性萎縮
2.不動作性萎縮
3.神経性萎縮
4.貧血性萎縮
解答 1
53.誤っている記述はどれか。
1.混濁腫脹はミトコンドリアが障害を受ける低酸素状態で
一般的にみられる病変である。
2.口腔や食道などの粘膜にみられる角質変性を白板症という。
3.内膜下に粥腫が形成される粥状動脈硬化症は脂肪変性の
1つである。
4.硝子変性は細胞の原形質の中に蛋白顆粒が出現することを
いう。
解答 4
54.膠原病はどれか。
1.フォン・ギールケ病
2.クワシオルコリ症候群
3.ニーマン・ピック病
4.ゴーシェ病
解答 1
55.誤っている記述はどれか。
1.労働性肥大 ーー 心弁膜症患者の心筋肥大
2.代償性肥大 ーー 抜いた歯に対抗していた歯の延長
3.再生性肥大 ーー 断端神経腫
4.刺激性肥大 ーー ペンだこ
解答 2
56.全く再生しないのはどれか。
1.神経細胞
2.神経線維
3.神経膠細胞
4.神経鞘細胞
解答 1
57.一卵性双生児の間で行われる移植はどれか。
1.自家移植
2.同系移植
3.異系移植
4.異種移植
解答 2
58.正しい組み合わせはどれか。
1.実質性炎 ーー 虫さされ
2.漿液性炎 ーー ジフテリアの際の偽膜形成
3.化膿性炎 ーー 副鼻腔炎
4.出血性炎 ーー 絨毛心
解答 3
59.リウマチ熱にみられる肉芽腫はどれか。
1.サルコイド結節
2.リウマトイド結節
3.らい結節
4.アショッフ結節
解答 4
60.梅毒でゴム腫が形成される時期はどれか。
1.第1期
2.第2期
3.第3期
4.第4期
解答 3
61.腫瘍について誤っている記述はどれか。
1.腫瘍の実質はその固有の細胞でできている。
2.悪性になるにつれて細胞質に対する細胞核の面積比が
大きくなる。
3.外生長性発育を示す腫瘍の例としては異調のポリープがある。
4.生体の死と無関係に発育する
解答 4
62.上皮性腫瘍が発生するのはどれか。
1.結合組織
2.骨
3.軟骨
4.消火器
解答 4
63.肉腫について誤っている記述はどれか。
1.若年者に多い。
2.蜂巣構造を示す。
3.血行性転移が多い。
4.成長は癌腫より早い。
解答 2
64.腫瘍と発癌物質との組み合わせで適切でないのはどれか。
1.肝癌 ーー ベンゼン
2.胃癌 ーー ニトロ化合物
3.肺癌 ーー ベンツピレン
4.中皮腫 ーー アスベスト
解答 1
65.誤っている組み合わせはどれか。
1.アデノウイルス ーー 大腸癌
2.EBウイルス ーー バーキットリンパ腫
3.C型肝炎ウイルス ーー 肝臓癌
4.乳頭腫ウイルス ーー 子宮頸癌
解答 1
66.ビキニ環礁の原水爆実験やチェルノブイリ原子力発電所の事故で
その周辺住民に多くみられるのはどれか。
1.骨肉腫
2.白血病
3.肺癌
4.甲状腺癌
解答 4
67.正しい記述はどれか。
1.網膜芽細胞腫は全て遺伝性である。
2.肝臓で特異的に現れる腫瘍マーカーはAFPである。
3.フィラデルフィア染色体は急性リンパ性白血病でみられる。
4.アフラトキシンは膀胱癌を誘発する。
解答 2
68.播種性転移でないのはどれか。
1.シュニッツラー転移
2.ウイルヒョウの転移
3.癌性腹膜炎
4.癌性胸膜炎
解答 2
69.腫瘍芽転移しにくい器官はどれか。
1.肝臓
2.筋
3.肺
4.骨髄
解答 2
70.腫瘍について正しい記述はどれか。
1.正常組織と比べて将来高率に癌が発生する状態を前癌という。
2.発癌物質がDNAの突然変異を起こす段階を
プロモーションという。
3.良性腫瘍は転移する。
4.小腸癌は臓器素因として発生頻度が高い。
解答 1
71.良性腫瘍はどれか。
1.多発性骨髄腫
2.横紋筋肉腫
3.線維脂肪腫
4.神経芽細胞腫
解答 3
72.腫瘍について誤っている記述はどれか。
1.扁平上皮癌は皮膚、口腔などから発生する。
2.胃などでみられる印環細胞癌は粘液が細胞内に貯留した
腺癌である。
3.移行上皮癌は肺や乳線から発生することが多い。
4.未分化癌は悪性度が最も高い。
解答 3
73.嚢胞腺腫や成熟奇形腫が好発する臓器はどれか。
1.肝臓
2.大腸
3.骨髄
4.卵巣
解答 4
74.腎臓に発生する悪性の混合腫瘍はどれか。
1.ユーイング肉腫
2.ウイルムス腫瘍
3.ホジキン病
4.レックリングハウゼン病
解答 2
75.エイズについて誤っている記述はどれか。
1.血液を通しての感染である。
2.HIVはヘルパーT細胞を破壊する。
3.日和見感染を起こしやすい。
4.ウイルス肝炎を起こして死亡する。
解答 4
76.灸刺激で微小炎症を起こし、免疫系を活性化するための
抗原提示をするのはどれか。
1.好中球
2.樹状細胞
3.NK細胞
4.サプレッサーT細胞
解答 2
77.免疫グロブリンの中で最も量の多い抗体はどれか。
1.IgA
2.IgM
3.IgG
4.IgD
解答 3
78.IgAについて正しい記述はどれか。
1.母親の初乳中に多く含まれている。
2.胎盤を通過できる唯一の免疫グロブリンである。
3.感染に際しては早期にIgGに先立って出現する。
4.強力な傷害作用をもつ。
解答 1
79.Ⅲ型アレルギーに属する疾患はどれか。
1.結核症
2.バセドウ病
3.血清病
4.重症筋無力症
解答 3
80.アレルギーについて正しい組み合わせはどれか。
1.アナフィラキシー型 ーー Ⅰ型反応
2.アルサス型 ーー Ⅱ型反応
3.細胞免疫型 ーー Ⅲ型反応
4.細胞傷害型 ーー Ⅳ型反応
解答 1
81.ディジョージ症候群について正しい記述はどれか。
1.抗核抗体による代表的な臓器非特異的自己免疫疾患である。
2.液性免疫が欠損した伴性遺伝病である。
3.胸腺が形成されないために起こる細胞性免疫不全である。
4.肺と腎臓糸球体の基底膜が自己抗体により傷害される
疾患である。
解答 3