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東洋医学臨床論ノート13「胸痛」

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1.現代医学的な考え方
■1) 注意を要するもの
・胸骨裏面の絞扼感、左胸部~左上肢にかけての放散痛を伴う場合 … 狭心症・心筋梗塞
・持続性の強い胸痛または悪心、呼吸困難、脱力感、失神を伴う場合
・鎖骨上窩リンパ節腫脹があり咳・痰などを伴う場合 … 悪性腫瘍
■2)適応となるもの
特発性肋間神経痛、帯状疱疹後肋間神経痛、胸部手術後の疼痛など
1) 特発性肋間神経痛
(1)病態
原因不明で肋間神経支配領域に痛みが出現する。
(2)症状
多くは左第5~9肋間に突然の疼痛、呼吸や会話で増強。
(3)所見
疼痛は肋間神経の経路と分布領域に一致。特有の圧痛点あり。痛み以外の神経学的所見はない。
(4)治療方針
鎮痛を目的に当該神経の知覚領域の圧痛点を参考に治療点を選択する。
(5)治療法
①マッサージ
・患側を上にした側臥位で、術者はその前または後に位置する。疼痛のある肋間に沿って指を圧入し適度の手掌軽擦を行なう。次に、指頭で肋間神経の経路に圧迫揉捏法をし、各圧痛点に持続的圧迫法・振顫法を施す。
・圧痛点への揉捏・圧迫の力度
a.脊柱点(心兪・膈兪・肝兪など):やや深部に達するような力度
b.腋窩点(または側胸点):軽い力度
c.胸骨点(歩廊・神封など):軽い力度で行う。
d.上腹部(不容・承満など)にも圧痛があれば他の圧痛点と同様に施術する。
・肋間神経の伸展法を行う。両手指を患者の肋間の前後に対向的におき、強く牽引する。この際、患者に徐々に深呼吸を行わせ、胸郭拡張と同時に伸展を行なうとよい。
・反射・誘導の目的で、頸部・肩背部・腰部の脊柱両側筋群の過緊張緩解を図る。
・併用療法としてプリースニッツ罨法、電光浴も効果的である。
②鍼灸
 脊柱点(後枝):棘突起の外方約3cmの部位
 腋窩点(外側皮枝):前腋窩線上の当該肋間部
 胸骨点(前皮枝):当該肋間部で胸骨の傍ら

2.東洋医学的な考え方
 東洋医学では胸痛を「胸痺」と称している。胸痺とは種々の原因により胸中の陽気がつまって起こる胸悶・胸痛のこと。この「ひ」には詰まって通じなくなるという意味がある。
軽症では胸悶、重症では胸痛が起こる。ここでは心肺の病による胸痛を紹介。

■1)分類
① 痰濁による胸痛
飲食不節や飲酒などにより脾胃を損傷すると痰濁を形成しやすくなる。これが胸部の陽気に影響し、胸部の気血のめぐりが悪くなると胸痛が起こる。
② 血による胸痛
情志の抑鬱などにより気滞が生じ、気滞が改善しないと血を形成し、胸部の脈絡に停滞すると胸痛が起こる。
③ 陽虚による胸痛
平素から陽気が不足していて胸部の陽気が弱いと、気血のめぐりが悪くなりやすい。さらに 寒邪の影響をうけると、寒の凝滞性により血行はいっそう悪くなり、そのために脈絡がつまると胸痛が起こる。

■2)鑑別:随伴症状、舌脈所見、胸痛の性質により鑑別。
① 痰濁によるもの
痛みは悶痛、胸悶、咳嗽、呼吸促迫、めまいなどを伴いやすく、舌苔は膩、脈滑が多い。
② 血によるもの
痛みは刺痛、胸悶、息切れ、心悸などを伴いやすく、舌質は紫、脈は?脈または結代が多い。
③ 陽虚によるもの
痛みは絞痛、手足の冷え、自汗、顔色蒼白などを伴いやすい。





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