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ノート・テスト科目一覧

解剖学ノート02「骨格系」07上肢の骨

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4)上肢の骨
片側で8種、32個
・上肢帯骨
・自由上肢骨

(1)上肢帯骨
・鎖骨
・肩甲骨
①鎖骨
・胸骨端
・体
・肩峰端
★外3分の1のところ骨折しやすい(S字の曲がり角の部分)

<体幹と上肢帯との連結>=胸鎖関節
体幹と上肢が関節をなすのはここだけ
(構成)
鎖骨の胸骨端と胸骨の鎖骨切痕との間に鞍関節を作る
関節円板がある

②肩甲骨
2面、3縁、3角を区別する
・2面:前面、*後縁
・3縁:*上縁、*内側縁、*外側縁
・3角:*上角、*下角、外側角

①2面
ア.前面(肋骨面)
肩甲下窩ともいう
イ.後面
背側面ともいう
・*肩甲棘:上部でななめ外上方にはしる大きな隆起
・棘上窩:肩甲棘の上のくぼみ
・棘下窩:肩甲棘の下のくぼみ
・肩峰:肩甲棘の外側端の突出部
・*肩峰角:肩峰の先端:上肢の長さを計測するときの基準点(肩峰点)となる
②3縁
ア..上縁
・肩甲切痕:大きなせっこん
・烏口突起:肩甲切痕の外側で、上方に出て前外方に曲がる突起
イ.内側縁
ウ.外側縁

③3角
ア.上角
内角、または内上角ともいう
イ.下角
ウ。外側角
・関節窩:卵円形のくぼみ、肩関節の関節窩をなす
・関節上結節:関節窩の上の結節
・関節下結節:関節窩の下の結節

<上肢帯の連結>=肩鎖関節
(構成)
肩甲骨の肩峰と鎖骨の肩峰端との間に半関節をつくる
関節円板がある

(2)自由上肢骨
・上腕の骨:上腕骨
・前弯の骨:尺骨、橈骨
・手の骨:手根骨、中手骨、指骨
①上腕骨
・上端
・体
・下端
ア.上端
・*上腕骨頭:半球状の関節面、肩関節の関節頭をなす
・解剖頸:上腕骨頭の基部を取り巻くくびれ
・*大結節:解剖頸の外側面の結節
・*小結節:解剖頸の前面の結節
・大結節稜:大結節から下方に続く隆起
・小結節稜:小結節から下方に続く隆起
・*結節間溝:大結節・大結節稜と小結節・小結節稜との間の溝。上腕二頭筋長頭腱が通る
・*外科頸:上端と体の境、上腕骨上部の骨節は外科頸が多い。上腕切断の箇所となる
イ.体
・三角筋粗面:外側中央の粗面
・*橈骨神経溝:三角筋粗面の後ろで、上内方から下外方へ走る溝。橈骨神経が通る
ウ.下端
・上腕骨滑車:内側の関節面。腕尺関節の関節頭をなす
・上腕骨小頭:外側の関節面。腕橈関節の関節頭をなす
・鉤突窩:前面で上腕骨滑車の上のくぼみ。肘関節を屈曲したとき尺骨の鉤状突起が入る
・肘頭窩:後面で上腕骨滑車の上のくぼみ。肘関節を伸展したとき尺骨の肘頭が入る
・橈骨窩:前面で上腕骨小頭の上のくぼみ。肘関節を屈曲したとき橈骨の橈骨頭が入る
・*内側上顆:内側の突出部
・*外側上顆:外側の突出部
・尺骨神経溝:内側上顆と尺骨の肘頭との間の溝

エ.肩関節
(構成)
上腕骨の上腕骨頭と肩甲骨の関節窩との間に球関節をつくる
関節唇がある
関節窩の面積は、関節頭の面積の3分の1しかない
関節包は関節唇から解剖頸にかけてつく
滑膜は関節包の内面を覆うとともに、関節包内を走る上腕二頭筋長頭腱をつつみ、肩甲下筋の腱下包(滑液包)と交通する
(補強靭帯)
・烏口肩峰靭帯:烏口突起→肩峰につく人体
・烏口上腕靭帯:烏口突起→大結節小結節につく
・関節上腕靭帯:関節唇→大結節・小結節→解剖頸
(関節包の補強)
前面:関節上腕靭帯と肩甲下筋
上面:烏口上腕靭帯と棘上筋・上腕に頭筋長頭腱
後面:棘下筋と小円筋
★肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋の停止腱全体が回旋筋腱板(廻船腱板、ローテーターカフ)となり、肩関節を保護する
(関節の固定)
・上からの固定:烏口突起、肩峰、烏口肩峰靭帯、三角筋
・外側方への脱臼を防ぐ:
関節窩の直上につく、上腕二頭筋長頭腱
・下方への脱臼を防ぐ:
関節窩の直下につく、上腕三頭筋長頭腱
(滑液包)
腱と関節包、靭帯、骨、との間に介在し、相互の移動を潤滑にする

②尺骨
・上端
・体
・下端

ア.上端
・滑車切痕:前上方に向かう大きな切痕。腕尺関節の関節窩をなす
・鉤状突起:滑車切痕の下の突起
・*肘頭:滑車切痕の後ろの突出部
・尺骨粗面:鉤状突起の下の粗面
・橈骨切痕:鉤状突起の外側の切痕。上橈尺関節の関節窩をなす

イ.体
・骨間縁:橈骨に向かいあう鋭い縁

ウ.下端
*尺骨頭ともいう
・関節環状面:尺骨頭周囲の関節面、
・*茎状突起:内側から下方に出る突起
回外位で見ると生体か刷できる

③橈骨
ア.上端
橈骨頭ともいう
・橈骨頭窩:橈骨頭上面のくぼみ
・関節環状面:橈骨頭周囲の関節面。上橈尺関節の関節頭をなす
・橈骨頚:橈骨頭の下の細い部

イ.体
・橈骨粗面:橈骨頚の下。前内側の粗面。上腕二頭筋の停止部
・円回内筋粗面:外側中央の粗面
・骨間縁:尺骨に向かい合う鋭い縁。
※前弯骨間膜:尺骨の骨間縁と橈骨の骨間縁の間に張る線維性結合組織の膜
前面・後面に筋がつき、筋の起始面となる

ウ.下端
・尺骨切痕:内側の切痕
・茎状突起:外側から下方に出る突起
・手根関節面:下面の関節面。橈骨手根関節の関節窩をなす
・*後結節(リスターの結節):後面の結節

エ.肘関節
複関節である(上腕骨、橈骨、尺骨)
腕尺関節と腕橈関節、上橈尺関節からなる
(構成)
①腕尺関節
上腕骨の上腕骨滑車と尺骨の滑車切痕との間に蝶番関節を作る
②腕橈関節
上腕骨の上腕骨小頭と橈骨の橈骨頭窩との間に球関節をつくる
③上橈尺関節
橈骨の橈骨頭の関節環状面と尺骨の橈骨切痕との間に車軸関節を作る
(関節包)
三つの関節が一つの関節包に包まれ、関節腔は共通である

(補強靭帯)
①橈骨輪状靱帯(※)
尺骨の橈骨切痕前縁→橈骨の橈骨頭を取り巻いて→尺骨の橈骨切痕後縁につく
橈骨輪状靱帯は上縁よりも下縁の方が径が小さくせばまっている
そのため橈骨が下方に引っ張られても、靭帯の輪から抜け落ちることはない
2~4歳の用事では橈骨頭がまだ十分に発達せずに小さく、靭帯も上縁と下縁の径がほぼ等しく、せばまっていない
したがって、手または前腕を強く引っぱると橈骨頭は靭帯の輪から抜けることがある
こうして起こる亜脱臼を肘内障という
★上橈尺関節を補強する靭帯。ベルトのように日本の骨を取り巻いて縛っている
②内側側副靭帯
上腕骨の内側上顆→尺骨の肘頭と鉤状突起につく
③外側側副靱帯
上腕骨の外側上顆→橈骨の橈骨輪状靱帯の前縁と後縁につく

(運動)
①腕尺関節
肘関節の屈曲・伸展の運動を行う
1軸性
★2つの側副靱帯が肘の屈曲伸展の可動域を制限している
②腕橈関節
前腕の回内・回外(肘関節の屈曲伸展をしながら)
2軸性の運動軸に限定される
③上橈尺関節
下橈尺関節とともに、前腕の回内・回外をおこなう

オ.下橈尺関節
(構成)
尺骨の尺骨頭の関節環状面と橈骨の尺骨切痕との間に車軸関節をつくる
(運動)
上橈尺関節とともに
前腕の回内・回外を行う
★運搬角(キャリーアングル)
解剖学的立位では前弯の長軸が上腕の長軸に対して10度前後橈側(外側)に傾くこと

④手根骨
8個
・近位列:橈側より順に
舟状骨、月状骨、三角骨、豆状骨
・遠位列:橈側より順に
大菱形骨、小菱形骨、有頭骨、有鉤骨

・舟状骨結節:舟状骨前面の結節
・大菱形骨結節:大菱形骨前面の結節
・*有鉤骨鉤:有鉤骨前面の突出部
・橈側手根隆起:舟状骨結節と大菱形骨結節
・*尺側手根隆起:豆状骨と有鉤骨鉤
・手根溝:橈側手根隆起と尺側手根隆起の間の溝
・※手根管:橈側手根隆起と尺側手根隆起の間にはる手関節の補強靭帯である、横手根靭帯(屈筋支帯)により手根溝がふさがれてできる管
・手根管を通るもの
橈側手根屈筋腱、長母指外転筋腱、浅指屈筋腱、深指屈筋腱、正中神経

<手根骨の生体観察>
・橈骨の後結節の延長線上に第3中手骨底を触れる。両者の間の皮膚の陥凹の近位部に月状骨を触れる
・手関節(橈骨手根関節)を外転(橈屈)すると尺骨頭の延長線に三角骨を触れる。内転(尺屈)すると、橈骨の茎状突起の近くに舟状骨を触れる
・手掌面より、舟状骨結節、大菱形骨結節、豆状骨、有鉤骨鉤に触れる

<手の関節>
普通手関節という
・橈骨手根関節
・手根間関節
(構成)
①橈骨手根関節
手根骨近位列の舟状骨、月状骨、三角骨と、橈骨の手根関節面との間に楕円関節を作る(橈骨の法が関節窩)
関節円板がある
★コリー骨節
手根骨は橈骨とのみ関節しているので、転倒して掌をついたとき、力は手から橈骨に加わり橈骨の下部で骨節が起こりやすい。これをコリー骨節といい、老人に多い骨節
②手根間関節
手根骨相互の間の関節で、平面関節をつくる
このうち、近位列と遠位列の間の関節を手根中央関節
三角骨と豆状骨の間の関節を豆状骨関節という
(補強靭帯)
・横手根靭帯(屈筋支帯):前述(手根間)
・側副靱帯:橈骨茎状突起→手根骨
尺骨茎状突起→手根骨
(参考)掌側、背側、橈骨・尺骨間、手根骨間にある
(運動)
①橈骨手根関節
屈曲(掌屈)、伸展(背屈)、内転(尺屈)、外転(橈屈)
楕円関節だから2軸性
②手根間関節:
制限されて運動は小さい(平面関節だから)

④中手骨
第1~5まで(1が拇指の側)
中手骨間を中手骨間隙という
近位より底、体、頭を区分する
★第1指から:母指、示指、中指、薬指、小指

<手根中手関節=CM関節(Carpom Po MetacarpalJoint)>
母指の手根中手関節と第2~5指の中昆虫手関節に分けて考える
(構成)
・母指の手根中手関節
大菱形骨と第1中手骨底との間に鞍関節をつくる
・第2~5指の手根中手関節
手根骨遠位列の大菱形骨、小菱形骨、有頭骨、有鉤骨
第2~5中手骨底との間に半関節をつくる
第1は大菱形骨、第2は大菱形骨と小菱形骨、第3は有頭骨、第4と第5は有鉤骨につく
(関節包)
母指の手根中手関節は独立
第2~5指の手根中手関節は共通の関節包
(運動)
・母指の手根中手関節
関節包がゆるいため、球関節様の運動をする
母指の屈曲(対立)、伸展(復位)…手掌面に垂直の動き(親指を小指に倒す)
母指の内転と外転…手掌面に平行の動き
・第2~5指の手根中手関節
制限されて小さい

<中手間関節>
(構成)
第2~5中手骨底の間に平面関節を作る
(関節包)
第2~5指の手根中手関節と共通
(運動)
制限されて小さい

⑥手の指骨
・基節骨
・中節骨
・末節骨
★母指は中節骨がない

・基節骨と中節骨…
近位より、底、体、頭を区別する
・末節骨…
近位より、底、体、末節骨粗面に分ける

<中手指節関節>=MP関節(MetaCarpo Phalangeal Joint)
(構成)
中手骨頭と基節骨底との間に顆状関節を作る
(運動)
補強靭帯により、運動が制限され主として屈曲と伸展(本来は二軸性なんだけど)
(補強靭帯)
掌側に掌側靭帯、両側(内側外側)に側副靱帯がある

<指節間関節>=IP関節(Inter Phalangeal Joint) ・近位指節間関節=PIP関節(Proximal) ・遠位指節間関節=DIP関節(Distal) ★母指は指節間関節のみ(IP関節のみ) (構成) 指骨頭と指骨底との間に蝶番関節をつくる ・母指 基節骨頭と末節骨底との間に蝶番関節をつくる ・第2~5指 基節骨頭と中節骨底との間に蝶番関節をつくる 中節骨頭と末節骨底との間に蝶番関節をつくる (運動) 屈曲と伸展 (補強靭帯) 掌側に掌側靭帯と両側に側副靱帯(3方向から固定) ⑦種子骨 掌側の腱または靭帯の中に包まれている大豆ぐらいの大きさの骨で、普通第1中手骨頭の両側(2個)、第1基節骨頭に1個、第2中手骨頭に1個、第5中手骨頭に1個、計5個ある

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