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ノート・テスト科目一覧

解剖学ノート02「骨格系」05脊柱

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2.脊柱
32~34個の椎骨よりなる
・頚椎:7個
・胸椎:12個
・腰椎:5個
・仙椎:5個
・尾椎:3~5個
★成人の場合1個の仙骨と1個の尾骨となる

(1)真椎と仮椎
・真椎:回旋椎と副真椎
回旋椎:第1~2頚椎
副真椎:第3頚椎から第5腰椎まで
・仮椎:仙椎と尾椎

(1)椎骨の基本形
・椎体:前の円柱状の部分
・椎弓:後ろのアーチ状の部分
・椎孔:椎体と椎弓の間の穴、椎骨が重なって脊柱を作るとき、脊柱管となり脊髄が入る
・椎弓根:椎弓で椎体との境
・上椎切痕:椎弓根の上縁にある切痕
・下椎切痕:椎弓根の下縁にある切痕
・椎間孔:椎骨が重なって脊柱を作るとき、上位椎骨の下椎切痕と下位椎骨の上椎切痕が合わさってできる孔、脊髄神経が通る
<椎弓から出る突起>4種7個
・棘突起:1個、正中後面
・横突起:2個
・上関節突起:2個、椎間関節を作る
・下関節突起:2個、椎間関節を作る
★上関節突起は後面、下関節突起は前面に関節面がある
それぞれの関節面を上関節面、下関節面という

(2)頚椎
①第1頚椎(環椎、アトラス)
前弓、後弓、外側塊の3部に分類
・歯突起窩:前弓後面正中のくぼみ
・上関節窩:外側塊上面のくぼみ
・下関節窩:外側塊下面のくぼみ
★環椎には関節頭はない
・*横突起:外側塊から外方に出る得気、 下顎角と乳様突起の間
・横突孔(重要):横突起を上下に貫く孔、椎骨動脈・静脈が通る
★横突孔は第1~7頚椎にある
椎骨動脈は第6~1まで
椎骨静脈は第1~7
・前結節:前弓前面正中の結節
・後結節:後弓後面正中の結節

②第2頚椎(軸椎)
ア.椎体
・歯突起:上面から情報に出る突起
・上関節面:歯突起の外側にある関節面
イ.棘突起
短い、後方に水平に出る。
先端は二分するか結節状に肥厚する
ウ.横突起
横突孔、前結節、後結節がある
*側頸部で触れる
エ.関節突起
下関節突起のみがある
高さが低い
③第3~7頚椎(第7:隆椎)
ア.椎体
・ルシュカ関節:椎体の上面、下面の周囲が底帽状に隆起し、第3~7頚椎椎体間に関節を作る。これがあるため頚椎では椎間板ヘルニアを起こしにくい
イ.棘突起
下位ほど長く、かつ後下方への傾斜が大きい
先端は二分するか結節状に肥厚する
第7は先端が大きく肥厚する
*第3~6頚椎は表面に項靱帯があるため、触れにくい
第7は触れる
ウ.横突起
横突孔、前結節、後結節がある
*側頸部で触れる
エ.関節突起
上関節突起、下関節突起がある
突起の高さが低い

(3)胸椎
ア.椎体
・肋骨窩:椎体外側面後部のくぼみ。
第1~9胸椎の肋骨窩は上縁と下縁にある
上縁のものを上肋骨窩、下縁のものを下肋骨窩
一個の肋骨がまるまる入るものを全窩
二分の一個の肋骨が入るものを半窩という
<それぞれの胸骨肋骨窩>

| 上肋骨窩 下肋骨窩
ーーーーーーーーーー+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第1胸椎 | 全窩(第一肋骨) 半窩(第2肋骨)
第2胸骨 | 半窩(第2肋骨) 半窩(第3肋骨)
|
第9肋骨 | 半窩(第9肋骨) 半窩(第10肋骨)
第10 | 半窩(第10肋骨) なし
第11 | 全窩(第11肋骨)…上下肋骨窩の区別なし、どちらかというと上縁に近い
第12 | 全窩(第12肋骨)…上下肋骨窩の区別なし、上下の中あたりから

イ.棘突起
第1~8胸椎は下位ほど長くかつ後下方への傾斜が大きい
第9~12胸椎は下位ほど短く、かつ水平に近づく
ウ.横突起
・横突肋骨窩:先端前面のくぼみ(第11、12胸椎にはない)
エ.関節突起
上関節突起、下関節突起がある。突起は垂直に出る

(4)腰椎
ア.椎体
大きくて厚い
イ.棘突起
短く後方に水平にでる
ウ.横突起
・肋骨突起:見かけ上の横突起で肋骨が退化したもの
・副突起:本来の横突起で肋骨突起根部後面から後方にでる
・乳頭突起:副突起と棘突起の間の突起
エ.関節突起
上関節突起、下関節突起がある
垂直にでる

(4)仙骨
上部(仙骨底)
下部(仙骨尖)
前部
後部

・仙骨管:内部を上下に貫く管で、脊柱管の下部を作る
①上部
なし
②下部
なし
③前部
・岬角:上部で前方に突出する部。
仙骨と第5腰椎の間の前方への突出(p75では)
・前仙骨孔:4対あく孔、真椎の椎間孔にあたる。仙骨管より続く。脊髄神経前枝が通る
・横線:左右の前仙骨孔を連ねる細い隆起
(各千対の境
④後面
・正中仙骨稜:正中を上下に走る隆起。棘突起が癒合したもの
・中間仙骨稜:正中仙骨稜の外則を上下に走る隆起。関節突起が癒合したもの
・外側仙骨稜:中間仙骨稜の外側を上下に走る隆起。横突起が癒合したもの
・上関節突起:中間仙骨稜上端の突起
・*仙骨角:中間仙骨稜下端の突出部
・*仙骨裂孔:左右の仙骨角の間の平らな部。仙骨管の下口をなす
・後仙骨孔:中間仙骨稜と外側仙骨稜の間に、各側4個(左右で4対)あく孔。真椎の椎間孔にあたる
・耳状面:外側仙骨稜の外側の関節面(仙腸関節)

(6)頭蓋と脊柱の連結
①環椎後頭関節
・構成:後頭骨の後頭顆と環椎の上関節窩との間に楕円関節を作る
・運動:頭の前後屈と左右の側屈
②環軸関節
・構成
a.正中環軸関節:軸椎の歯突起と環椎の歯突起窩との間に車軸関節を作る
b.外側環軸関節:環椎の下関節窩と軸椎の上関節面との間の関節
・運動:頭の廻船を行う
③補強靭帯:
p81にイラストあり
ア.環椎十字靱帯(環椎横靱帯、縦束を合わせて)
a.環椎横靱帯:左右の外側塊の内側を連ねる
b.縦束:環椎横靱帯の中央から上は大後頭孔前縁へ、下は軸椎椎体後面
・機能:歯突起の後方への移動を防ぐ

(7)脊柱の連結
・椎体の連結
・椎弓の連結
①椎体の連結(椎体間結合)
椎間円板による軟骨性の結合である
椎間円板は中心部の髄核と周辺部の線維輪よりなる
・髄核:水分を多く含む寒天状の軟部組織
・線維輪:線維軟骨である。膠原線維は外周に沿い平衡ないしらせん状に走る
・機能:身体下部に加わった衝撃が頭部に達するのを和らげる
脊柱の屈伸等の運動により生じた椎体間の間隙を埋める(主として髄核)
※椎間板ヘルニア
線維輪の損傷により髄核が外へ押し出されること
髄核ヘルニアともいう

②」椎弓の連結(椎間関節)
・構成:
上位椎骨の下関節突起の下関節面、下位椎骨の上関節突起の上関節面との間に平面関節を作る
・補強靭帯
a.前縦靱帯:椎体と椎間円板の前面を上下に帯状に走る
b.後縦靱帯:椎体と椎間円板の後面(脊柱管の中)を上下に帯状にはしる
★後縦靱帯骨化症:日本人に多い
c.黄色靱帯:椎弓の間、弾性線維を含み黄色をていする
d.棘間靭帯:棘突起の間
e.棘上靭帯:棘間靭帯の続きで棘突起上を連ねる
★項靱帯:棘上靭帯が頚椎ではったつしたもの。外後頭隆起から第7頚椎棘突起にかけて後部正中皮膚と第1~第6頚椎棘突起の間にはる三角柱状の靭帯。項窩は項靱帯が後部正中皮膚を内部に引くためできる
f.横突間靭帯:横突起の間を連ねる

(8)脊柱の弯曲
胎児では後弯(=一次弯曲)
成長し直立歩行するようになると、頚部と腰部に前弯をみる(二次弯曲)
頚椎前弯は生後3ヶ月ごろ頚がすわるとあらわれる
腰椎前弯は生後一年以後2足直立するころ現れる
成人では
・頚椎:前弯
・胸椎:後弯
・腰椎:前弯
・仙椎、尾椎:後弯
★老人性円背では一次弯曲が強くなるため起こる

(9)棘突起の見つけ方
・第3胸椎棘突起:肩甲棘の内側端を結んだ線上
・第7胸椎棘突起:肩甲骨下角を結んだ線
・第12胸椎棘突起:肘頭を結んだ線上
・第2腰椎棘突起:第12肋骨先端を結んだ線
・第4腰椎棘突起:腸骨稜の最高点を結んだ線(=ジャコビー線、ヤコビー線)

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