シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ノート・テスト科目一覧

解剖学ノート04「内臓系」04泌尿器系

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
★コスパ最強の美容メニュー導入に最適!
家庭用高性能フラッシュ式脱毛器【ケノン】
これ1台で脱毛メニュー+美顔メニューに対応。
購入特典はケノン公式HPがイチバンお得♪

4.泌尿器系
腎臓、尿管、膀胱、尿道
1)腎臓
左右一対ある
(1)位置
第11胸椎から第3腰椎の高さ
後腹壁に癒着する(腹膜後器官である)、腎臓の前面に腹膜がある
肝臓の右葉が大きいため、右は二分の一対低い位置にある
体位、呼吸、栄養状態によって腎臓の位置は移動する(約2.5センチ遊走する)
(2)形態
インゲン豆状
(3)大きさ
高さ:約10センチ
幅:約5センチ
厚さ:約3センチ
(4)重さ
約100グラム
(5)区分
前面、後面、上縁、下縁、内側縁、外側縁

・上縁に副腎(腎上体)が乗る
・内側縁のくぼみを腎門といい、尿管、血管(腎動脈、腎静脈)、リンパ管、神経が出入りする
腎門は第1腰椎の高さにある
・腎門の奥の空洞を腎洞という
(6)構造
被膜と実質からなる
実質は皮質と髄質からなる
①被膜
三層からなり外走より順に
ア.脂肪被膜
脂肪組織よりなる
副腎をも共通に包む
イ.線維被膜
強靭な線維性結合組織よりなる(はぎとりやすい)
ウ.筋質膜
平滑筋線維に富む(実質と固着している)
②実質
ア.皮質と髄質
・複合管状腺とみなす
・実質は皮質と髄質に分ける
・皮質は表層を占め、髄質は内部を占める
・髄質は十個ほどの腎錐体よりなる
・腎錐体は底を外側(皮質側)に向けて並ぶ
・腎錐体の先端を腎乳頭といい、腎乳頭は腎門の方向く
・腎錐体の底から、髄質が皮質の中に放射状に侵入する・これを放線部
・腎錐体の間に入り込んだ皮質を腎柱という
・一個の腎錐体とこれを取り巻く皮質を合わせて腎葉という(右の腎柱半分と腎錐体と左の腎柱半分で一つの腎葉)

イ.腎小体と尿細管
・皮質および髄質の中にある
a.腎小体(マルピギー小体)
皮質の中にある
大きさ:約0.2ミリメートル
数:一個の腎臓に約100から250万個ある
腎小体は糸球体と糸球体嚢(ボーマン嚢)からなる
b.糸球体
糸球体嚢の中で作る血管の塊(毛細血管が毛玉状を呈したもの)
腎動脈の枝の枝である輸入管(輸入細動脈)が糸球体嚢の中で糸球体を作り、輸出管(輸出細動脈)となって糸球体嚢を出る
c.糸球体嚢(ボーマン嚢)
二層よりなり内層は糸球体に密着し、外層は内層との間に空洞を作り、尿細管に移行する

d.尿細管
皮質から髄質にわたってある
・長さ:約5センチ
・起始部は糸球体嚢と同じく単層扁平上皮よりなり、他の大部分は単層立方、または単層円柱上皮よりなる
・5部に区分される
*近位尿細管(第1曲尿細管)
皮質にある。糸球体嚢外層より続き、腎小体の周囲を迂曲する
*ヘンレのわな(ヘンレループまたはヘンレ係蹄)
髄質にある
近位尿細管より続き、腎乳頭近くまで下行し、180度曲がり、皮質の方向に戻る
*遠位尿細管(第2曲尿細管)
皮質にある
ヘンレのわなより続き、迂曲する
*集合管
髄質にある
遠位尿細管より続き、、これを集める
*乳頭管
髄質にある
集合管より続き、これを集め腎乳頭に開口する

e.腎単位(ネフロン)
一個の腎小体とこれに続く尿細管(近位尿細管から遠位尿細管まで)を合わせて腎単位(ネフロン)という
腎臓の構造上の単位

ウ.腎杯と腎盤(腎盂)
腎乳頭をさや状に取り巻く部を腎杯という
腎杯には小腎杯と大腎杯がある
大腎杯が集まって腎盤となり、尿管に続く
腎杯・腎盤の粘膜上皮は移行上皮である

③血管
腎動脈、腎静脈がある
腹大動脈の直接枝である
腎動脈(各側一本)は腎門より入り葉間動脈(髄質内)→弓状動脈(髄質・皮質)→小葉間動脈となり、さらに枝分かれして輸入管→糸球体→輸出管となるものと
尿細管で毛細血管網を作るものになる
輸出管もこの上記の毛細血管網に加わる
腎静脈は尿細管の毛細血管網より起こり、次第に合して小葉間静脈→弓状静脈→葉肝静脈→腎静脈隣腎門を出る
<模式図>
→⑪直細動脈→⑫毛細血管網→ ⑬直細静脈→⑦
↑ (髄質内=ヘンレ・集合管の尿細管周囲
①腎動脈→ ②葉間動脈→③弓状動脈→ ④小葉間動脈→ ⑤毛細血管網→
(腎門) 髄質内) (皮質髄質内) (皮質内) (皮質内=近遠位の尿細管周囲)
↓ ↑
→輸入管→糸球体→輸出管
⑤→⑥小葉間静脈→ ⑦弓状静脈→⑧葉肝静脈→⑨腎静脈→⑩下大静脈

・直細動脈は弓状動脈から分かれ、髄質の尿細管周囲で毛細血管網を作る
直細静脈はこの毛細血管網より起こり、弓状静脈に入る

2.尿管
(1)位置
腎盤より続き、後腹壁に癒着して下行し膀胱底の尿管口に開口する(腹膜後器官)
(2)形態
管状
(3)長さ
約30センチ
(4)太さ
4~7ミリメートル
(5)狭窄部
3箇所ある
①腎盤から尿管への移行部
②総腸骨動脈との交叉部
③膀胱貫通部
特に③は狭い。またいずれも尿路結石などの通過障害を生じる
(6)構造
粘膜、筋層、外膜
①粘膜
粘膜上皮は移行上皮
縦に走るヒダがある
②筋層
平滑筋よりなる
2層よりなり、内層のものは縦走し、外層のものは輪走する(内縦外輪)
下部では最外層に縦走する層がある
尿は蠕動運動により周期的に(一分間に4・5回)、少量ずつしごくように膀胱へ送られる
③外膜
周囲の器官と結合する

3.膀胱
1個ある
(1)位置
骨盤腔内
男性:恥骨と直腸の間
女性:恥骨と子宮・膣の間
(2)形態
中が空の時は四面体
中等度充満したときは球状
充満したときは卵状
(3)最大容量
700cc
(4)区分
膀胱尖、膀胱体、膀胱底(前から)
・膀胱体の両側から臍に向かう臍動脈索(一対)がある
これは胎生時の臍動脈の遺物である
・膀胱底の前下端には内尿道口(1個)があり尿道に続く
膀胱底の後部両側には尿管口(1対)があり、尿管が開口する
これら三つの口に囲まれた部を膀胱三角という
☆前から見ると、下に内尿道口があり
その上方の左右に尿管口がある

(5)構造
粘膜、筋層、漿膜または外膜よりなる
①粘膜
粘膜上皮は移行上皮
尿が少ない時はしわをみる。ただし膀胱三角ではしわはない
膀胱が知人でいるときは、表面を覆う移行上皮は7~8層の丈の高い細胞の重なりよりなるが、尿が充満し膀胱壁が引き伸ばされると、上皮細胞は扁平化し細胞の重なりも2層ほどに過ぎなくなる
②筋層
平滑筋よりなる
・三層よりなり、内層のものは縦走し、中層のものは輪走し、外層のものは縦走する(内縦中輪外縦)
・中層の輪走筋は、内尿道口で発達して、膀胱括約筋(内尿道括約筋)となる
膀胱括約筋の下方数センチメートルのところに、尿道を取り巻く横紋筋でできた尿道括約筋(外尿道括約筋)がある
③漿膜または外膜
膀胱尖の上面、膀胱体の上面は漿膜が覆い、他は外膜により周囲の器官と結合する

(4)尿道
生殖器で後述

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.