問題 次の設問に該当するものを1つ選びなさい。
1.他覚症状はどれか。
ア.頭痛
イ.肩こり
ウ.発熱
エ.足の冷え感
正解 ウ
2.チアノーゼがみられるのはどれか。
ア.慢性肺疾患
イ.慢性腎疾患
ウ.慢性腸疾患
エ.急性B型肝炎
正解 ア
3.POSについて誤っているのはどれか。
ア.患者の問題点を把握しやすい記録法である。
イ.チーム医療に適する。
ウ.一旦記録したPOMRを管理、修正していく。
エ.基礎データには治療方法も含まれる。
正解 エ
4.POSの経過記録について正しい組み合わせはどれか。
ア.A ー 患者のデータに対する査定
イ.P ー 検査データ
ウ.O ー 患者の自覚症状
エ.S ー 治療計画
正解 ア
5.診察を行う臍に望ましくないのはどれか。
ア.診察に必要な事項はできるだけ答えさせる。
イ.正確に専門用語を用いて患者に説明する。
ウ.疾患を想定したらその論拠を得るよう診察を進める。
エ.患者にリラックスしてもらえるよう頭髪や複相に気を配る。
正解 イ
6.巨人症にならない病態はどれか。
ア.発育期における成長ホルモンの分泌亢進
イ.成人における甲状腺ホルモンの分泌過剰
ウ.ソトス症候群
エ.マルファン症候群
正解 イ
7.肥満の原因とならないのはどれか。
ア.副腎皮質機能亢進症
イ.糖尿病
ウ.粘液水腫
エ.フレーリッヒ症候群
正解 イ
8.乳幼児期に用いられる栄養状態の視標はどれか。
ア.BMI指数
イ.ローレル指数
ウ.カウプ指数
エ.ACTH
正解 ウ
9.見当識についての検査はどれか。
ア.強い痛み刺激を加えて反応をみる。
イ.呼びかけを行って開眼するかをみる。
ウ.今いる場所について質問する。
エ.身長と体重を測定し、公式に当てはめる
正解 ウ
10.ウェルニッケ・マン肢位について誤っているのはどれか。
ア.肩関節内転位
イ.手関節屈曲位
ウ.膝関節屈曲位
エ.足関節伸展位
正解 ウ
11.原発疹はどれか。
ア.潰瘍
イ.膿疱
ウ.膿瘍
エ.糜爛
正解 イ
12.発疹と疾患との組み合わせで誤っているのはどれか。
ア.蝶形紅斑 ー AIDS
イ.手掌紅斑 ー 慢性肝障害
ウ.バラ疹 ー 梅毒
エ.コプリック斑 ー 麻疹
正解 ア
13.出血傾向の原因とならないのはどれか。
ア.血友病
イ.ビタミンC欠乏症
ウ.突発性血小板減少性紫斑病
エ.副腎皮質機能低下症
正解 エ
14.大泉門の膨隆がみられるのはどれか。
ア.ダウン症候群
イ.クル病
ウ.先天性風疹症候群
エ.脳腫瘍
正解 エ
15.貧血の徴候をみるのに適さない部位はどれか。
ア.眼瞼結膜
イ.口腔粘膜
ウ.眼底
エ.爪床
正解 ウ
16.うっ血性乳頭について誤っている記述はどれか。
ア.視神経乳頭に静脈怒張、浮腫がみられる。
イ.髄膜刺激症状の1つである。
ウ.マリオット盲点の拡大をみる。
エ.動脈硬化や高血圧の診断にも有効である。
正解 イ
17.症状と疾患との組み合わせで誤っているのはどれか。
ア.鞍鼻 ー ダウン症候群
イ.ハッチンソンの歯 ー 先天梅毒
ウ.ハンター舌炎 ー しょう紅熱
エ.チェリーレッドスポット ー テイ・サックス病
正解 ウ
18.樽状胸を呈するのはどれか。
ア.気管支喘息
イ.肺気腫
ウ.肺萎縮
エ.ビタミンD欠乏症
正解 イ
19.心尖拍動の病的移動について誤っている組み合わせはどれか。
ア.下方移動 ー 左室肥大
イ.上方移動 ー 妊娠
ウ.左方移動 ー 右室肥大
エ.右方移動 ー 左気胸
正解 ウ
20.マルファン症候群にみられないのはどれか。
ア.高身長
イ.クモ指症
ウ.漏斗胸
エ.緑内障
正解 エ
21.手指の基節が背屈し、中節・末節が屈曲する変形が見られ、
手背の骨間溝が著名となる疾患はどれか。
ア.橈骨神経麻痺
イ.尺骨神経麻痺
ウ.正中神経麻痺
エ.関節リウマチ
正解 イ
22.一側性の眼瞼下垂と縮瞳、眼の落ち込みがみられ、
頚部に外傷の既往がある。
ア.末梢性動眼神経麻痺
イ.ホルネル症候群
ウ.重症筋無力症
エ.ベル麻痺
正解 イ
23.心濁音界の異常について誤っている組み合わせはどれか。
ア.妊娠 ー 下方移動
イ.心肥大 ー 増大
ウ.肺気腫 ー 減少
エ.心臓弁膜症 ー 増大
正解 ア
24.第1心音について誤っている記述はどれか。
ア.第2心音に比べて低い音である。
イ.第2心音に比べて長く濁った音である。
ウ.拡張期の始めに生じる。
エ.主に房室弁の閉鎖によって生じる。
正解 ウ
25.呼気の延長を確認するのに適しているのはどれか。
ア.肺胞音の聴取
イ.気管支音の聴取
ウ.摩擦音の聴取
エ.心音の聴取
正解 イ
26.触診方法で適切なのはどれか。
ア.触診全てにおいて感覚が鋭敏な指頭を用いる。
イ.半身を全て検査してから反対側の半身をみる。
ウ.疼痛を訴えている部位からはじめる。
エ.加圧するときは徐々に行う。
正解 エ
27.心窩部に限局した緊張亢進、圧痛がみられる疾患はどれか。
ア.胆嚢炎
イ.虫垂炎
ウ.胃潰瘍
エ.汎発性胃腹膜炎
正解 ウ
28.虫垂炎の圧診点でないのはどれか。
ア.ランツ点
イ.モンロー点
ウ.ボルゲス点
エ.マックバーネー点
正解 ウ
29.胆嚢疾患にみられる圧痛点はどれか。
ア.第12胸椎右側
イ.第12胸椎左側
ウ.腸骨稜の中央の下3㎝
エ.棘間線上で右から1/3
正解 ア
30.左肋骨弓下に呼吸性移動を伴う大きくなった塊を触れるときに
疑う疾患はどれか。
ア.急性膵炎
イ.急性肝炎
ウ.白血病
エ.便秘
正解 ウ
31.四肢長の計測について誤っている組み合わせはどれか。
ア.上肢長 肩峰外端から橈骨茎状突起
イ.前腕長 上腕骨外側上顆から橈骨茎状突起
ウ.下肢長 上前腸骨棘から内果
エ.大腿長 大転子から外側膝関節裂隙
正解 エ
32.日差が1度以上で、1日の最低体温が37度以下に
ならない熱型はどれか。
ア.波状熱
イ.弛張熱
ウ.稽留熱
エ.間歇熱
正解 イ
33.徐脈をきたさないのはどれか。
ア.うっ血性心不全
イ.粘液水腫
ウ.房室ブロック
エ.脳腫瘍
正解 ア
34.拡張期逆流性雑音が聴取できる場合、最も疑われるのは
どれか。
ア.僧帽弁口狭窄
イ.僧帽弁閉鎖不全
ウ.大動脈弁口狭窄
エ.大動脈弁閉鎖不全
正解 エ
35.起坐呼吸がみられない疾患はどれか。
ア.気管支喘息
イ.慢性肺気腫
ウ.気胸
エ.うっ血性心不全
正解 ウ
36.血圧測定で正しいのはどれか。
ア.解剖学的肢位で行う。
イ.マンシェットは下縁が肘窩にかかるように巻く。
ウ.マンシェットの空気は拍動が消える所まで入れる。
エ.1心拍ごとに2~3㎜Hgずつ下げていく。
正解 エ
37.知覚検査の実施について適切でないのはどれか。
ア.患者に閉眼させて行う。
イ.左右の同一部位を検査し、比較してもらう。
ウ.振動覚の検査には音叉を用いる。
エ.障害部位を想定してその部位のみを検査する。
正解 エ
38.左右対称性で、靴下型の知覚障害がみられるときに
疑われる疾患はどれか。
ア.単神経炎
イ.腰部椎間板ヘルニア
ウ.糖尿病性ニューロパチー
エ.脳梗塞
正解 ウ
39.第5腰神経根障害の際に知覚障害が現れる部位はどれか。
ア.大体前面下部
イ.下腿内側、内果部
ウ.下腿外側、足背中央部
エ.外果、足底部
正解 ウ
40.複合知覚検査はどれか。
ア.関節を他動的に動かし、その動きを答えさせる。
イ.手掌に字を書いて、その字を答えさせる。
ウ.音叉をあて、振動の持続時間をきく。
エ.音叉を前頭部中央にあて、聞こえ方をきく。
正解 イ
41.測定外側を踵から拇趾に向かってこすると拇趾が背屈し、
四肢の外転がみられる反射はどれか。
ア.バビンスキー反射
イ.オッペンハイム反射
ウ.ホフマン反射
エ.足クローヌス
正解 ア
42.所見と疾患との組み合わせで正しいのはどれか。
ア.うっ血性乳頭 ー 黄斑変性
イ.同名半盲 ー 下垂体腫瘍
ウ.眼瞼下垂 ー 顔面神経麻痺
エ.求心性視野狭窄 ー 網膜色素変性症
正解 エ
43.筋と検査との組み合わせで正しいのはどれか。
ア.眼輪筋 ー 眼を開けさせる
イ.口輪筋 ー 口笛を吹かせる
ウ.広頸筋 ー 口をすぼめさせる
エ.側頭筋 ー 額にしわを寄せさせる
正解 イ
44.誤っている組み合わせはどれか。
ア.嗅覚検査 オルファクトメータ
イ.視力検査 ランドルト環
ウ.平衡覚検査 C音叉
エ.眼振検査 フレンツェル眼鏡
正解 ウ
45.迷走神経障害をみる検査はどれか。
ア.角膜反射
イ.下顎反射
ウ.対光反射
エ.ツェルマク・ヘーリング反射
正解 エ
46.50歳、女性。のぼせ、動機を主訴とし、その他手足のひえを
訴える患者に行う検査はどれか。
ア.アキレス腱反射
イ.皮膚描記症
ウ.ケルニッヒ徴候
エ.1秒率の測定
正解 イ
47.頸髄レベルでの脊髄損傷でみられるのはどれか。
ア.単麻痺
イ.片麻痺
ウ.対麻痺
エ.四肢麻痺
正解 エ
48.上位運動ニューロン障害の徴候はどれか。
ア.弛緩性麻痺
イ.深部反射減弱、消失
ウ.病的反射出現
エ.線維束性攣縮
正解 ウ
49.錐体外路障害を示す徴候でないのはどれか。
ア.舞踏病様運動
イ.ジストニー
ウ.ミオトニア
エ.歯車現象
正解 ウ
50.動作時、特に運動の終末にかけて増強する振るえを
呈する不随意運動はどれか。
ア.企図振戦
イ.はばたき振戦
ウ.アテトーゼ
エ.チック
正解 ア
51.歩行異常と疾患との組み合わせで誤っているのはどれか。
ア.間欠性跛行 ー 脊柱管狭窄症
イ.すくみ足歩行 ー 脛骨神経麻痺
ウ.分回し歩行 ー 片麻痺
エ.千鳥足歩行 ー 小脳疾患
正解 イ
52.小脳障害の徴候でないのはどれか。
ア.指鼻試験陽性
イ.踵膝試験陽性
ウ.ロンベルグ徴候陽性
エ.交互変換運動困難
正解 ウ
53.重力に打ち勝って関節運動ができるが、抵抗を加えると
運動ができにくい状態はどれか。
ア.筋力4
イ.筋力3
ウ.筋力2
エ.筋力1
正解 イ
54.検体検査はどれか。
ア.超音波検査
イ.血圧測定
ウ.X線撮影
エ.生検
正解 エ
55.尿量が増加する要因はどれか。
ア.尿細管再吸収の亢進
イ.尿浸透圧の亢進
ウ.尿路通過障害
エ.Gfrの低下
正解 イ
56.溶血性黄疸でみられる所見はどれか。
ア.尿中ケトン体陽性
イ.尿中ビリルビン陽性
ウ.尿中ウロビリノゲン減少
エ.尿中BUN低値
正解 イ
57.タール便がみられる疾患はどれか。
ア.結核
イ.胆石症
ウ.消化性潰瘍
エ.潰瘍性大腸炎
正解 ウ
58.検査と正常値との組み合わせで正しいのはどれか。
ア.血色素量 1~2g/dl
イ.ヘマトクリット 55~60%
ウ.赤血球沈降速度 10㎜未満
エ.正常網赤血球数 10~15%
正解 ウ
59.好酸球の増加がみられるのはどれか。
ア.細菌感染
イ.ウイルス感染
ウ.アレルギー性疾患
エ.膠原病
正解 ウ
60.被検血漿にCaと組織トロンボプラスチンを
加えて行う検査法はどれか。
ア.出血時間
イ.血液凝固時間
ウ.活性部分トロンボプラスチン時間(APPT)
エ.プロトロンビン時間(PT)
正解 エ
61.髄液検査について誤っている組み合わせはどれか。
ア.髄液圧亢進 ー 脳腫瘍
イ.細胞数増加 ー 髄膜炎
ウ.髄液糖低下 ー 細菌性髄膜炎
エ.キサントクロミー ー 脳梗塞
正解 エ
62.アレルギー疾患をみる検査でないのはどれか。
ア.ヴィダール反応
イ.皮内反応
ウ.グロブリン分画
エ.パッチテスト
正解 ア
63.A/G比が亢進するのはどれか。
ア.肝機能障害
イ.多量の蛋白尿をきたす疾患
ウ.免疫不全
エ.痙性麻痺をきたす疾患
正解 ウ
64.AST、ALTが共に上昇するとき、最も考えられるのは
どれか。
ア.腎疾患
イ.肝疾患
ウ.筋疾患
エ.心疾患
正解 イ
65.膵疾患でみられる所見はどれか。
ア.血清アミラーゼ高値
イ.ZTT、TTT高値
ウ.高カルシウム血症
エ.低血糖
正解 ア
66.鉄欠乏性貧血を否定する所見はどれか。
ア.平均赤血球容積(MCV)の増加
イ.平均赤血球血色素濃度(MCHC)の低下
ウ.平均赤血球血色素量(MCH)の低下
エ.血色素量減少
正解 ア
67.自己免疫疾患で陽性となる検査はどれか。
ア.LDH
イ.CRP
ウ.抗核抗体
エ.ポール・バンネル反応
正解 う
68.房室ブロックでみられる心電図所見はどれか。
ア.P波消失
イ.PR感覚の延長
ウ.RR間隔のばらつき
エ.ST下降
正解 イ
69.放射性同位元素を応用した検査法はどれか。
ア.CT
イ.MRI
ウ.エコー
エ.シンチグラフィー
正解 エ
70.45歳、女性。反復するめまいを強く訴え耳鳴りや難聴がある。
患側のリンネ試験陽性がみられる場合に疑われるのはどれか。
ア.溶血性貧血
イ.脳出血
ウ.中耳炎
エ.メニエル病
正解 エ
71.最近のどがよく乾き、多飲、多尿がある。尿検査では、多尿、
低比重尿以外に異常所見が認められない場合に疑われるのは
どれか。
ア.糖尿病
イ.尿崩症
ウ.慢性腎炎
エ.神経性食欲不振症
正解 イ
72.7歳、男子。四肢の近位筋に著名な筋力低下、筋萎縮が
みられ、歩行障害がある。深部反射減弱、CK高値が
みられる場合に疑われるのはどれか。
ア.進行性筋ジストロフィー
イ.末梢神経麻痺
ウ.脳性麻痺
エ.重症筋無力症
正解 ア
73.新構成筋ジストロフィー症でみられる歩行はどれか。
ア.痙性歩行
イ.動揺性歩行
ウ.鶏歩
エ.つぎ足歩行困難
正解 イ