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ノート・テスト科目一覧

臨床医学総論ノート15「その他の療法」

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1)手術療法の概要と適応疾患
手術適応の決定が重要である。
適応:急性腹症、悪性腫瘍、心疾患など

2)放射線療法の概要
主に悪性腫瘍に用いられる治療法で、放射線は細胞分裂の盛んな下等な組織を強く障害する。
例)X線、γ線、電子線、粒子線

3)集中治療の概要
絶えず監視を必要とする重症患者の病室で、十分な監視と治療ができるような設備とスタッフを備えている。
①ICU(集中治療室)
意識障害、呼吸障害、循環障害、術後、中毒患者が対象となる。
②CCU(冠疾患集中治療室)
急性心筋梗塞の患者に用いる。

4)透析療法の概要
重症腎疾患患者の血液を浄化する治療法である。
①血液透析
血液を体外循環させ、人工膜を用いて浄化する方法で、病院での拘束時間が長い。
②腹膜透析
腹膜を透析膜として用いる方法で、家庭で手軽にできるが、浄化効率の悪さや感染症が問題となる。

5)人工ペースメーカー
刺激伝導系の障害があるときに脈を整えるために用いる。一般には、刺激発生装置を右胸部の皮下に埋め込み、電極を心室筋に付ける。

6)気管切開の概要
上気道の閉塞、長期の人工呼吸、咽頭や喉頭の手術などで、気道を確保するために行う。成人では甲状腺狭部の中位、小児では下位を切開する。

7)輸液・輸血・血漿交換の概要
(1)輸液療法
経口摂取が不十分なときに、必要な電解質や水分、栄養などを輸液により投与する。
①維持輸液:外科手術における水分と電解質の投与
②欠乏輸液:脱水症や電解質異常の治療
③IVH(経静脈栄養法)・TPN(完全静脈栄養法)
全ての栄養素を経静脈的に投与する方法

2)輸血及び成分輸血
大量出血後・全身貧血・血友病などで行われるが、感染症などのリスクを伴うので必要最小限に行うことが重要である。
成分輸血は赤血球・血小板・血漿に分け、必要な成分だけを輸血するものである。
★輸血の副作用
溶血反応・発熱反応・輸血後移植片対宿主病(GVHD)がある。
GVHDは、ドナーの白血球が宿主(輸血先)の組織を異種タンパクとして攻撃するものである。

3)血漿交換療法(プラズマフェレーシス)
患者の血漿を廃棄し、正常な血漿に入れ替える治療法である。
劇症肝炎、自己免疫疾患の増悪期に行う。

8)体位ドレナージの概要
去痰を目的とする方法で、頭側低位の体位をとらせ、胸部を叩打して排痰を促す。
気管支拡張症や肺化膿症などが適応。

9)ネブライザー療法
薬液を霧状にして吸入させる治療法で、加湿や、気管支拡張薬・去痰薬などの薬剤の吸入を目的に行う。

10).移植
組織臓器の病変がひどく、治癒の見込みが低いときに行われる。腎・肺・角膜・骨髄・肝などで応用されている。
移植後は、拒絶反応防止のための免疫抑制剤の投与、逆に免疫不全状態による感染症の防止などが問題となる。
 例)骨髄移植:再生不良性貧血・白血病・悪性リンパ腫
 例)生体腎移植:慢性腎不全

11)免疫療法、
(1)特異的免疫療法
①特異的能動免疫療法:ワクチンの予防接種
②特異的受動免疫療法:γ-グロブリン療法、外毒素に対する血清療法
③減感作療法:アレルギー性疾患に応用
(2)非特異的免疫抑制療法:免疫抑制剤、プロスタグランジンの投与
(3)非特異的免疫調節療法:免疫調節薬の投与、胸腺摘出、インターフェロンの投与

12)心肺脳蘇生法
呼吸停止、心停止のときに行う救命処置で、冠状循環と脳循環を確保し、神経学的後遺症を防ぐことを目的とする。
(1)一次救命処置(重要)
☆A:air way 気道確保
B:bress 人工呼吸
C:circulation(循環) 心臓マッサージ
A)気道確保
①頚部後屈オトガイ挙上法
一方の手を前額にあて、頭を後ろにそらせて他方の手でオトガイを挙上する。
②下顎前推法
両手手指を両側の下顎角にあて、下顎を前方に押し出す。
③指による異物の除去
B)人工呼吸(口-口式人工呼吸)
気道を確保した後、患者の鼻をつまみ、術者の口から患者の口へ息を吹き込む。1回の吹き込み時間は1~1.5秒、3~5秒に1回の割合で繰り返す。このとき、胸郭の挙上(換気)を確認する。
C)心臓マッサージ(胸骨圧迫心マッサージ)
胸骨下端から2横指、頭側に術者の両手を重ねて、垂直に胸骨が4・5cm沈む程度に圧迫する。80~100回/分で、加圧と除圧の比は1:1で行う。

(2)二次救命処置
器具や薬物を利用して行う救命処置で、医師または救急救命士により行われる。
①気管内挿管、気管切開
②レスピレーターによる人工呼吸
③除細動
④静脈確保:輸液、輸血、薬剤投与
⑤開胸式心マッサージ
⑥膀胱管理:導尿
⑦低体温療法

14)高圧酸素療法
 高圧環境に生体をおくことで酸素を供給しようとする治療法である。
 急性一酸化炭素中毒、脳梗塞、突発性難聴などが適応。





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