シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ノート・テスト科目一覧

臨床医学総論ノート13「薬物療法」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
★コスパ最強の美容メニュー導入に最適!
家庭用高性能フラッシュ式脱毛器【ケノン】
これ1台で脱毛メニュー+美顔メニューに対応。
購入特典はケノン公式HPがイチバンお得♪

■1)一般原則
1)薬物療法の種類
(1)特異療法
原因に直接作用する薬物を使用する治療法
例)感染症に対する抗生物質投与など
(2)対症療法
症状を軽減するための治療法
例)発熱に対する解熱剤、痛みに対する鎮痛剤
(3)経験療法
経験により効果が確認されている治療法
例下痢に対する止痢剤
2)薬物の投与法
経口投与、舌下投与
筋肉、静脈への注射による投与
座役、吸入など
★副作用や多剤併用の相互作用に注意する

■2)薬物の吸収と排泄
薬剤の血中濃度が上昇する時間は、投与法、剤型、薬剤の化学的性質により異なる
生体内で代謝されて始めて有効となる薬剤もある
水様性の薬剤は腎からそのまま排泄されるが、肝で代謝された後排泄されるものは排泄速度が遅く、副作用をきたしやすい

3.主な薬物の薬理作用と治療効果、及び副作用
1)解熱、鎮痛、抗炎症薬
(1)解熱薬
体温調節中枢に作用して放熱を促進させる薬物
アセチルサリチル酸、アセトアミノフェン、イブプロフェンなど
(2)鎮痛薬
①麻薬性鎮痛剤
中枢神経系内で抑制的に働き、痛覚閾値を上げる
モルヒネ、塩酸ペチジン、ペンタゾシン
★習慣性が強いので連は避ける
②非麻薬性鎮痛薬
解熱・消炎作用をあわせ持つ薬剤で
末梢における発痛物質(プロスタグランジンE2)の合成を阻害する。
例)アスピリン、アセトアミノフェン、メフェナム酸、インドメサシン
・消化管の鎮痛に用いられる薬剤
抗コリン剤(副交感神経遮断剤)など
★副作用は、胃腸や肝機能障害、発疹など。

2)抗生物質と抗菌剤、及び抗ウイルス剤
(1)抗生物質と抗菌剤
起炎菌に感受性がある抗生物質や抗菌剤が使用される。
溶連菌・肺炎双球菌・髄膜炎菌:ペニシリンG
黄色ぶどう球菌:ペニシリンG、メチシリン、バンコマイシン
結核菌:ストレプトマイシン
(2)抗ウイルス剤
ヘルペスウイルス:アシクロビル、ビダラビン
インフルエンザウイルス:抗インフルエンザ薬

3)抗アレルギー薬
①抗ヒスタミン薬
細胞から遊離されたヒスタミンをブロックする。
フマル酸ケトチフェン、オキサトミド
②副腎皮質ステロイド薬
非常に強い抗炎症作用、抗アレルギー作用をもつ。

4)精神科用薬
睡眠薬、向精神薬(抗不安薬、抗うつ薬)、抗痙攣薬など

5)循環器用薬
(1)強心剤
①ジギタリス剤:心収縮力を増強する。
②カテコールアミン剤:心収縮力増強、冠血管拡張作用
(2)狭心症治療薬
①亜硝酸化合物:冠状血管を拡張し、狭心症発作中及び予防に用いる。
ニトログリセリン、亜硝酸アミル
②β-遮断薬:交感神経のβ-受容体を特異的に遮断する。
プロプラノロール
③冠拡張薬
(3)不整脈治療薬
①心筋の不応期を延長させる。 キニジン、プロカインアミド
②心筋の自動性を抑制する。 リドカイン、フェニトイン
③β-遮断薬
(4)降圧剤
①利尿剤:体液量を減少させて血圧を低下させる。
サイアザイド系薬剤、抗アルドステロン剤、ループ系利尿薬
②交感神経抑制薬 クロニジン、レセルピン
③β-遮断薬
④血管拡張剤 カルシウム拮抗薬、ヒドララジン、変換酵素阻害薬
(5)昇圧剤
末梢動脈収縮、心収縮力増加、心拍出量増加させて、血圧を上昇させる。
カテコールアミン類

6)呼吸器用薬
①鎮咳薬:咳そう中枢を抑制する
②去痰薬:気道内分泌物の粘稠性を下げる。
③気管支拡張薬:交感神経刺激薬、キサンチン誘導体など

7)消化器用薬
①下剤:刺激性下剤、小腸下剤、大腸下剤など
②止痢薬:収斂薬、吸着薬、腸運動抑制薬など
③その他:消化酵素薬、制酸薬、抗コリン薬など

8)ホルモン剤
下垂体ホルモン、甲状腺剤、副腎皮質ホルモン、性ホルモンなど

9)ビタミン剤

10)貧血止血治療薬
①貧血薬:鉄剤、ビタミンB12
②止血薬:ステロイド、凝固因子製剤
③抗凝血薬:血液凝固阻害薬(ヘパリン)、繊維素溶解薬(ウロキナーゼ)、血小板機能抑制薬(アスピリン)

11)免疫抑制薬
シクロフォスファミド、シクロスポリンなど

12)糖尿病治療薬
インスリン、経口糖尿病薬

■3)食事療法
1)意義
・各疾患により異なった食事療法を行う。

2)食事療法の種類と適応疾患
1)代謝・栄養障害
(1)糖尿病
適正なエネルギーを摂取し、血糖の正常化と体重の適性化が重要である。
摂取栄養素の配分はタンパク質20%、脂質25%、糖質55%程度がよい。
インスリンなど薬物療法を併用するときはアメなどを携行し低血糖に注意する。
(2)肥満症
 摂取熱量と糖質制限が重要である。
①減食療法:1日あたり1000~1600kcal
②半飢餓療法:1日あたり1000kcal以下
③超低エネルギー食:蛋白・ミネラル・ビタミンを含むが、脂質・糖質を含まない食事

2)肝疾患
常食より25%増の高タンパク、高カロリー食。

3)腎疾患
タンパク質・食塩・水分・カリウムの調節が必要。
蛋白質:尿中にタンパクが流出するので適切なタンパク量を補充する
食塩:高血圧を予防
水分:高血圧を予防
カリウム:分泌が障害される

4)心臓・循環器疾患
塩分制限と高タンパク食、水分制限が必要。

5)胃腸疾患
急性期で嘔吐・下痢が強いときは二日程度絶食し、補液を行う。その後流動食、粥食・通常食と進める。

6)成分栄養
線維成分の含まれない栄養剤(アミノ酸、ブドウ糖、脂肪酸、ビタミン、ミネラルを含む)を投与する。
経口投与、経鼻胃内チューブ、胃ろうからの注入投与

7)その他
食物アレルギー:アレルゲンの除去
フェニールケトン尿症:フェニールアラニン制限





シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.