1.マッサージの施術方法で誤っているのはどれか。
1.血液・リンパの還流を促すように行う。
2.筋肉を十分弛緩させて行う。
3.衣服の上から行う。
4.求心性に行う。
解答: 3
2.腹部に行う手技で最も多く用いられるのはどれか。
1.ろとう揉捏法
2.きりもみ状揉捏法
3.母指揉捏法
4.二指揉捏法
解答: 1
3.小指側で行う叩打法はどれか。
1.空気(宿気)打法
2.切打法
3.環状叩打法
4.拍打法
解答: 2
4.古法の按腹における腹証で、心窩部に硬結があるのはどれか。
1.虚人の腹
2.脚気の腹
3.血塊の腹
4.苦労の腹
解答: 4
5.競技後の筋疲労を回復させるマッサージの効果はどれか。
1.血管の収縮を促す。
2.筋の興奮性を高める。
3.乳酸の代謝を促す。
4.皮下脂肪の吸収を促す。
解答: 3
6.治療目的について誤っている組合せはどれか。
1.関節水腫(水症) …… 誘導作用
2.腓腹筋けいれん …… 興奮作用
3.胃アトニー …… 反射作用
4.肋間神経痛 …… 鎮静作用
解答: 2
7.あマ指施術で出現する好ましくない反応はどれか。
1.施術中の睡眠
2.空腹感の発現
3.便意の訴え
4.翌日の筋肉痛
解答: 4
8.骨折の発生に最も注意しなければならないのはどれか。
1.吸圧法
2.衝圧法
3.持続圧法
4.緩圧法
解答: 2
9.触圧覚に関与しないのはどれか。
1.Aγ線維
2.視床
3.マイスネル小体
4.中心後回
解答: 1
10.多様な刺激に対する生体反応で、下垂体-副腎皮質系の
重要性を指摘しているのはどれか。
1.サイバネティックス
2.ストレス学説
3.ホメオスタシス
4.緊急反応
解答: 2
11.軽擦法の種類と施術部位との組合せで適切でないのはどれか。
1.手掌軽擦法 …… 背部
2.四指軽擦法 …… 頭部
3.指軽擦法 …… 顔面
4.二指軽擦法 …… 手指
解答: 3
12.強擦法について誤っているのはどれか。
1.マッサージに特有な基本手技
2.軽擦法と圧迫法の複合手技
3.主に関節部に応用する手技
4.軟部組織の癒着の治療に用いる手技
解答: 2
13.骨格筋に対する揉捏法の作用で適切でないのはどれか。
1.新陳代謝の促進
2.筋力の強化
3.筋緊張の緩和
4.筋疲労の除去
解答: 2
14.手技と治療対象との組合せで正しいのはどれか。
1.持続圧迫法 …… 坐骨神経痛
2.うずまき状強擦法 …… 腓腹筋けいれん
3.環状叩打法 …… 顔面神経麻痺
4.矯正法 …… 胃下垂
解答: 1
15.膝関節の水腫に対する大腿部へのマッサージの目的はどれか。
1.誘導作用
2.矯正作用
3.興奮作用
4.鎮静作用
解答: 1
16.マッサージの刺激量を決定する要因でないのはどれか。
1.手技の選択
2.力の強弱
3.施術者の体格
4.時間の長短
解答: 3
17.振せん法によって興奮する受容器のうち適切でないのはどれか。
1.ルフィニ小体
2.マイスナー小体
3.パチニ小体
4.高閾値機械受容器
解答: 4
18.温罨法が適するのはどれか。
1.乳癌
2.乳頭炎
3.乳腺炎
4.乳汁分泌不全
解答: 4
19.内臓疾患の際に筋緊張を起こす機序はどれか。
1.内臓-内臓反射
2.内臓-体性反射
3.体性-内臓反射
4.軸索反射
解答: 2
20.ホメオスタシスについて誤っている記述はどれか。
1.生体の恒常性維持をいう。
2.生命維持の重要な担い手である。
3.大脳皮質による調節系である。
4.内分泌系が関与する。
解答: 3
21.あん摩の手技とその作用との組合せで誤っているのはどれか。
1.軽擦法 …… そう快感を与える。
2.揉捏法 …… 筋の疲労を回復させる。
3.間歇圧迫法 …… 筋の機能を高める。
4.叩打法 …… 関節可動域を拡大する。
解答: 4
22.古法あん摩の腹診で「腹全体に力なく皮膚がざらつく」のは
どれか。
1.食痞の腹
2.癪聚の腹
3.血塊の腹
4.虚人の腹
解答: 4
23.マッサージの基本手技で手掌面を用いないのはどれか。
1.揉捏法
2.叩打法
3.強擦法
4.振せん法
解答: 3
24.強擦法について誤っているのはどれか。
1.筋力を増強する。
2.関節部に応用する。
3.軽擦法と揉捏法との複合手技である。
4.制限された関節可動域を改善する。
解答: 1
25.僧帽筋に対する手技で適切でないのはどれか。
1.手掌軽擦法
2.きりもみ状揉捏法
3.突手
4.合掌打法
解答: 2
26.手技による消化管機能の亢進作用で適切でないのはどれか。
1.蠕動運動の亢進
2.交感神経活動の亢進
3.消化酵素の分泌増加
4.栄養の吸収促進
解答: 2
27.結合織マッサージについて誤っている記述はどれか。
1.創始者はディッケである。
2.手技により皮膚に波状のしわが現れる。
3.基本手技は二指揉捏法である。
4.皮下結合組織に牽引刺激を与える。
解答: 3
28.手技の治療的作用と症状との組合せで誤っているのはどれか。
1.興奮作用 …… 知覚鈍麻
2.鎮静作用 …… 神経痛
3.反射作用 …… 便秘
4.矯正作用 …… 関節の腫脹
解答: 4
29.筋力1で行う運動法はどれか。
1.他動運動法
2.自動介助運動法
3.自動運動法
4.抵抗運動法
解答: 1
30.サイバネティックスの語源はどれか。
1.制御と通信
2.恒常性
3.閉回路
4.舵取り
解答: 4
31.叩打法とその応用部位との組合せで誤っているのはどれか。
1.指頭叩打法 …… 頭部
2.合掌打法 …… 肩背部
3.環状叩打法 …… 腹部
4.切打法 …… 上肢
解答: 3
32.片手で行う揉捏法はどれか。
1.二指揉捏法
2.鋸切状揉捏法
3.きりもみ状揉捏法
4.ろとう揉捏法
解答: 1
33.マッサージの基本手技でないのはどれか。
1.間歇圧迫法
2.渦紋状強擦法
3.擦過軽擦法
4.母指揉捏法
解答: 3
34.急に離す圧法はどれか。
1.通常圧法
2.衝圧法
3.緩圧法
4.吸圧法
解答: 2
35.触圧刺激の情報が後索路を通らないのはどれか。
1.顔面部
2.前腕部
3.肩上部
4.腰部
解答: 1
36.手技による求心性の情報を伝えないのはどれか。
1.Aβ線維
2.Aδ線維
3.Aγ線維
4.C線維
解答: 3
37.軽擦法の作用で正しいのはどれか。
1.血液・リンパ循環を促進する。
2.病的滲出物を破砕吸収する。
3.皮下脂肪の減少を促進する。
4.靭帯の癒着をはがす。
解答: 1
38.手技の作用として誤っている記述はどれか。
1.圧迫法は持続的に行うと筋のけいれんを鎮静させる。
2.振せん法は神経系の機能を亢進させる。
3.揉捏法は筋の新陳代謝を亢進させる。
4.叩打法は弱く短く行うと神経系の機能を抑制させる。
解答: 4
39.内臓疾患の際、腰部の筋過緊張を起こす反射の遠心路はどれか。
1.知覚神経
2.運動神経
3.交感神経
4.副交感神経
解答: 2
40.サイバネティックスの学説に関係するのはどれか。
1.恒常性
2.ストレス
3.副交感神経
4.フィードバック
解答: 4
41.あん摩施術で最初に行う手技はどれか。
1.軽擦法
2.揉捏法
3.圧迫法
4.運動法
解答: 1
42.按腹に適さない手技はどれか。
1.ろとう揉捏
2.車手
3.手掌振せん
4.四指圧迫
解答: 2
43.柳手と関連の深い手技はどれか。
1.振せん法
2.揉捏法
3.叩打法
4.強擦法
解答: 3
44.結合織マッサージの基本手技はどれか。
1.母指軽擦
2.擦過軽擦
3.環状軽擦
4.指軽擦
解答: 2
45.神経痛に対する神経伸展法で期待できる作用はどれか。
1.興奮作用
2.誘導作用
3.鎮静作用
4.矯正作用
解答: 3
46.マッサージの施術対象とならない疾患はどれか。
1.脳卒中後遺症
2.慢性胃炎
3.気管支喘息
4.大動脈瘤
解答: 4
47.施術と効果との組合せで誤っているのはどれか。
1.あん摩 …… 気血の循環改善
2.マッサージ …… リンパの循環促進
3.指圧 …… 神経線維の増加
4.運動法 …… 関節可動域の拡大
解答: 3
48.上腕二頭筋の過緊張に対し、拮抗抑制を目的に施術する筋は
どれか。
1.上腕三頭筋
2.三角筋
3.上腕筋
4.烏口腕筋
解答: 1
49.キャノンの緊急反応において主要な役割をしているのはどれか。
1.小脳
2.下垂体
3.副腎皮質
4.交感神経
解答: 4
50.次の文に該当するのはどれか。
「生体は内外の環境変化によってその状態を変動させるが、
ほぼ一定の範囲内に維持される。」
1.ストレス学説
2.ホメオスターシス
3.圧発汗反射
4.レイリー現象
解答: 2
51.古法あん摩のうち関節を動かすのはどれか。
1.解釈の術
2.調摩の術
3.利関の術
4.肩井の術
解答: 3
52.あん摩の治療的作用に含まれないのはどれか。
1.転調作用
2.止血作用
3.鎮静作用
4.反射作用
解答: 2
53.切打法ではどの部位を使用するか。
1.指頭
2.小指尺側
3.手背
4.手掌
解答: 2
54.手掌や足底に適した軽擦法はどれか。
1.二指軽擦法
2.環状軽擦法
3.四指軽擦法
4.指(か)軽擦法
解答: 4
55.強擦法を構成する手技はどれか。
1.軽擦と揉捏
2.軽擦と圧迫
3.揉捏と振せん
4.揉捏と圧迫
解答: 1
56.指圧について誤っている記述はどれか。
1.内臓の機能を調節する。
2.神経痛にはワレーの圧痛点に施術する。
3.運動麻痺には持続圧迫法を用いる。
4.運動操作は健康増進法として応用される。
解答: 3
57.軽擦法によって生じる触覚の伝導に関与しないのはどれか。
1.高閾値侵害受容器
2.Aβ線維
3.脊髄神経節
4.後角
解答: 1
58.大腿内側のあん摩で施術する筋はどれか。
1.大腿二頭筋
2.大腿直筋
3.大腿筋膜張筋
4.薄筋
解答: 4
59.セリエのストレス学説でストレス刺激に対する生体反応は
どれか。
1.脾臓の萎縮
2.胸腺の肥大
3.副腎皮質の萎縮
4.胃・十二指腸潰瘍
解答: 4
60.キャノンが提唱したのはどれか。
1.サイバネティックス
2.ホメオスターシス
3.汎適応症候群
4.過剰刺激症候群
解答: 2
61.古法あん摩の「調摩の術」と関係がある手技はどれか。
1.圧迫法
2.揉捏法
3.軽擦法
4.振せん法
解答: 3
62.手指や足指に適した軽擦法はどれか。
1.指頭軽擦法
2.手掌軽擦法
3.指軽擦法
4.二指軽擦法
解答: 4
63.皮下に生じた血腫の吸収を促進するのに適した手技はどれか。
1.強擦法
2.圧迫法
3.揉捏法
4.振せん法
解答: 1
64.骨格筋の伸展運動に応答する受容器はどれか。
1.パチニ小体
2.筋紡錘
3.自由神経終末
4.ルフィニ終末
解答: 2
65.あん摩の基本手技のうち古法あん摩の「解釈の術」と
関係あるのはどれか。
1.按撫法(軽擦法)
2.揉捏法
3.圧迫法
4.運動法
解答: 2
66.按撫法(軽擦法)が皮膚に及ぼす作用として適切でないのは
どれか。
1.皮膚の機械受容器の刺激
2.皮膚の新陳代謝の促進
3.皮膚血管の収縮
4.皮脂腺や汗腺の分泌促進
解答: 3
67.関節部の癒着を剥離させるために用いる手技はどれか。
1.圧迫法
2.按捏法(強擦法)
3.揉捏法
4.叩打法
解答: 2
68.ヘッド帯に関与する組合せはどれか。
1.内臓と知覚神経
2.内臓と運動神経
3.筋肉と知覚神経
4.筋肉と運動神経
解答: 1
69.圧自律神経反射の学説で、非圧迫側の反応について
誤っているのはどれか。
1.血圧上昇
2.発汗減少
3.皮膚温上昇
4.鼻粘膜血管収縮
解答: 2
70.汎適応症候群の学説を提唱したのは誰か。
1.ウイナー
2.レイリー
3.セリエ
4.ベルナール
解答: 3
71.あん摩の基本手技でないのはどれか。
1.軽擦法
2.圧迫法
3.揉捏法
4.強擦法
解答: 4
72.主に頭部に用いられる曲手はどれか。
1.挫手
2.突手
3.横手
4.柳手
解答: 4
73.胸鎖乳突筋部に適した揉捏法はどれか。
1.手掌揉捏法
2.二指揉捏法
3.ろとう揉捏法
4.錐状(きりもみ状)揉捏法
解答: 2
74.軽擦法による触・圧覚を伝える神経線維はどれか。
1.Aα
2.Aβ
3.Aγ
4.B
解答: 2
75.圧発汗反射の求心路はどれか。
1.交感神経
2.副交感神経
3.知覚神経
4.運動神経
解答: 3
76.あマ指刺激による内臓機能調整に関する反射はどれか。
1.体性 …… 内臓反射
2.内臓 …… 内臓反射
3.内臓 …… 知覚反射
4.内臓 …… 運動反射
解答: 1
77.頸動脈洞部の圧迫刺激により誘発される現象はどれか。
1.血圧上昇
2.瞳孔散大
3.心拍数減少
4.利尿
解答: 3
78.あマ指の効果として適切でないのはどれか。
1.関節拘縮の改善
2.筋線維の増加
3.リンパ循環の改善
4.内臓機能の調節
解答: 2
79.MMTで筋力4の場合に、筋力増強に応用されるのはどれか。
1.他動運動
2.自動介助運動
3.自動運動
4.抵抗運動
解答: 4
80.オステオパシーに関する記述はどれか。
1.擦過軽擦の手技を行う。
2.創始者はパーマーである。
3.骨格の異常を徒手で調整する方法である。
4.ヨーロッパから導入された。
解答: 3
81.軽擦法の皮膚に及ぼす作用で適切でないのはどれか。
1.感覚受容器の刺激
2.新陳代謝の促進
3.血管の収縮
4.皮膚温の上昇
解答: 3
82.エリザベート・ディッケが創始したのはどれか。
1.リンパマッサージ
2.骨膜マッサージ
3.乳房マッサージ
4.結合織マッサージ
解答: 4
83.脊柱を矯正する押圧操作はどれか。
1.振動圧法
2.持続圧法
3.衝圧法
4.吸引圧法
解答: 3
84.手技について誤っている記述はどれか。
1.運動操作は指圧の基本手技である。
2.按捏法は揉捏法と圧迫法との混合手技である。
3.曲手はあん摩特有の手技である。
4.圧迫法は漸増漸減圧が基本である。
解答: 2
85.手背部で叩く手技はどれか。
1.拳打法
2.切打法
3.合掌打法
4.空気(宿気)打法
解答: 4
86.古法按摩の墨規矩(すみかね)で用いる手技はどれか。
1.軽擦法
2.揉捏法
3.圧迫法
4.叩打法
解答: 1
87.病態と治効作用との組合せで正しいのはどれか。
1.関節拘縮 …… 興奮作用
2.筋の痙攣 …… 鎮静作用
3.知覚麻痺 …… 誘導作用
4.浮腫 …… 矯正作用
解答: 2
88.内臓疾患の際に筋の過緊張を起こす反射はどれか。
1.体性ー自律神経反射
2.内臓ー内臓反射
3.内臓ー知覚反射
4.内臓ー運動反射
解答: 4
89.伝導熱を利用する温熱療法はどれか。
1.パラフィン浴
2.電光浴
3.極超短波療法
4.赤外線療法
解答: 1
90.ウィリアムス体操の目的で正しいのはどれか。
1.肩関節の可動域改善
2.膝関節の可動域改善
3.腹筋の筋力強化
4.上腕の筋力強化
解答: 3
91.古法あん摩の手技と現在行われている手技との組合せで
正しいのはどれか。
1.調摩の術 …… 揉捏法
2.解釈の術 …… 軽擦法
3.利関の術 …… 運動法
4.肩井の術 …… 圧迫法
解答: 3
92.筋に対する揉捏法の作用として適切でないのはどれか。
1.筋線維の増加
2.代謝の亢進
3.疲労の回復
4.血行の促進
解答: 1
93.施術と手技との組合せで正しいのはどれか。
1.あん摩 …… 指軽擦法
2.マッサージ …… 強擦法
3.指圧 …… 間歇圧迫法
4.結合織マッサージ …… 手掌軽擦法
解答: 2
94.指圧の押圧操作の三原則に含まれないのはどれか。
1.皮膚に対して垂直に押圧する。
2.漸増漸減圧を加える。
3.押圧を一定時間持続する。
4.術者は精神を集中する。
解答: 2
95.触圧刺激による鎮痛メカニズムを説明するのはどれか。
1.圧発汗反射
2.ホメオスタシス
3.ストレス学説
4.ゲートコントロール説
解答: 4
96.腰痛症の治療法で適切なのはどれか。
1.ウィリアムズ体操
2.コッドマン体操
3.ボバース法
4.棒体操
解答: 1
97.関節拘縮を正常に戻し機能の回復を図るのはどれか。
1.興奮作用
2.鎮静作用
3.矯正作用
4.誘導作用
解答: 3
98.あん摩・マッサージ・指圧が最も適する疾患はどれか。
1.腹膜炎
2.胃アトニー
3.肝硬変
4.狭心症
解答: 2
99.主に母指を用いて行う曲手はどれか。
1.突手(つきで)
2.車手(くるまで)
3.挫手(くじきで)
4.柳手(やなぎで)
解答: 3
100.乳房マッサージの前後に一般に併用する療法はどれか。
1.低周波治療法
2.極超短波療法
3.運動療法
4.温罨法
解答: 4
101.手技について誤っている記述はどれか。
1.曲手は叩打法や振せん法などの複合手技である。
2.按捏法(強擦法)は按撫法(軽擦法)と揉捏法との
複合手技である。
3.擦過軽擦はあん摩の按撫法(軽擦法)の一種である。
4.指圧には吸圧法、衝圧法などの手技がある。
解答: 3
102.2段押し、3段押しともいわれ、圧操作が深部に
浸透する手技はどれか。
1.通常圧法
2.衝圧法
3.緩圧法
4.吸圧法
解答: 3
103.次の文で示す法則を提唱したのは誰か。
「弱刺激は神経機能を喚起し、中等度刺激はこれを興奮させ、
強刺激はこれを抑制する。」
1.ウイナー
2.アルントシュルツ
3.ハーヴェイ
4.ウイルヒョウ
解答: 2
104.内臓の連関痛の特徴について正しい記述はどれか。
1.脊髄分節に関係なく出現する。
2.感覚の投射性が関与する。
3.痛むところの皮膚部の知覚過敏はない。
4.錐体路が関与する。
解答: 2
105.触・圧感覚を伝える伝導路はどれか。
1.後脊髄小脳路
2.錐体路
3.錐体外路
4.後索路
解答: 4
106.関節拘縮をゆるめ、可動範囲を広げる作用を持つのはどれか。
1.結合織マッサージ
2.自動運動法
3.抵抗運動法
4.矯正法
解答: 4
107.痛みを抑制する刺激としてゲートコントロール説に
最も合致するのはどれか。
1.温熱刺激
2.触圧刺激
3.侵害刺激
4.冷却刺激
解答: 2
108.あマ指施術で強刺激によって期待される作用はどれか。
1.矯正作用
2.興奮作用
3.誘導作用
4.鎮静作用
解答: 4
109.疲労回復マッサージ効果として適切でないのはどれか。
1.血液の循環をよくする。
2.筋の過緊張を緩和する。
3.消化機能を抑制する。
4.体の柔軟性を高める。
解答: 3
110.ホメオスタシスという言葉を初めて用いたのは誰か。
1.キャノン
2.セリエ
3.ウイナー
4.レイリー
解答: 1
111.誤っているのはどれか。
1.マッサージは末梢静脈血の還流を促す。
2.持続的伸展運動は筋の緊張をほぐす。
3.体熱の放散の大部分は呼気から行なわれる。
4.メルケル盤、マイスナー小体は触圧覚の受容器である。
解答: 3
112.あん摩、マッサージ、指圧に共通する基本手技はどれか。
1.按撫法(軽擦法)
2.揉捏法
3.圧迫法
4.叩打法
解答: 3
113.神経痛やけいれんなどの神経の異常興奮を抑制するための
適切な手技はどれか。
1.按撫法(軽擦法)
2.揉捏法
3.振せん法
4.圧迫法
解答: 4
114.あマ指の刺激が、下垂体-副腎皮質系の活動に作用し、生体の
疾病に対して効果的な反応を現すことを支持するという説は
どれか。
1.過剰刺激症候群の学説(レイリー現象)
2.汎適応症候群の学説(ストレス学説)
3.サイバネティックスの学説
4.圧自律神経反射の学説(圧発汗反射)
解答: 2
115.運動麻痺や知覚鈍麻などに、あマ指の効果が期待される作用は
どれか。
1.鎮静作用
2.誘導作用
3.反射作用
4.興奮作用
解答: 4
116.ポリモーダル受容器の特徴で正しいのはどれか。
1.機械的刺激にのみ反応する。
2.化学的刺激にのみ反応する。
3.温度的刺激にのみ反応する。
4.機械的・化学的・温度的刺激のいずれにも反応する。
解答: 4
117.あん摩・マッサージ・指圧治療の禁忌はどれか。
1.腹膜炎
2.動脈硬化症
3.足関節捻挫
4.慢性胃炎
解答: 1
118.左右交互に動かさない手技はどれか。
1.柳手
2.耳鐘の術
3.車手
4.突き手
解答: 2
119.肩甲間部の手掌軽擦はどれか。
1.墨規矩の一
2.墨規矩の二
3.墨規矩の三
4.墨規矩の四
解答: 2
120.腹全体に力がなく皮膚のざらつくのはどれか。
1.食痞の腹
2.苦労の腹
3.難治の腹
4.虚人の腹
解答: 4
121.結合織マッサージについて誤っているのはどれか。
1.エリザベート・ディッケが創始した。
2.頚部や腰仙部を重視する。
3.皮化結合組織に牽引刺激を加える。
4.基本手技にはかぎ型軽擦と揉捏とがある。
解答: 4
122.体幹部以外にだけ行うのはどれか。
1.拍打法
2.指頭叩打法
3.環状叩打法
4.切打法
解答: 3
123.強擦法について誤っているのはどれか。
1.屋瓦状強擦法とらせん状強擦法とがある。
2.軽擦法と揉捏法との複合手技である。
3.主に指頭を用いて施術する。
4.主に関節部に応用する。
解答: 1
124.筋力と運動法との組み合わせで誤っているのは℃絵rか。
1.筋力0 ー 他動運動法
2.筋力良 ー 自動運動法
3.筋力2 ー 自動介助運動法
4.筋力可 ー 抵抗運動法
解答: 4
125.金属プレート挿入者に使用できないのはどれか。
1.超音波療法
2.パラフィン浴
3.赤外線療法
4.マイクロ波療法
解答: 4
126.ホットパックについて適切でないのはどれか。
1.湿熱を与える。
2.輻射熱を利用する。
3.加湿する装置をハイドロコレーターという。
4.温度は70~80℃とする。
解答: 2
127.結合織マッサージについて誤っているのはどれか。
1.基本手技はカギ形軽擦と揉捏である。
2.頚部や仙骨部を重視する。
3.皮下結合組織に牽引刺激を与える。
4.創始者はディッケである。
解答: 1
128.五十肩の体操法でないのはどれか。
1.棒体操
2.アイロン体操
3.はしご体操
4.ウイリアムズ体操
解答: 4
129.カイロプラクティックについて誤っているのはどれか。
1.ラトレッジ法は横突起矯正をいう。
2.ナショナル法は棘突起矯正をいう。
3.椎骨矯正には緩圧法を用いる。
4.ストラト法は頚椎矯正をいう。
解答: 3
130.指圧の沿革について正しいのはどれか。
1.あん摩や柔道の活法との関連が深い。
2.江戸時代に特に発展した。
3.フランスからの療術が多く取り入れられている。
4.中国を中心に発達した。
解答: 1
131.顔面部には行わないのはどれか。
1.母指圧法
2.四肢圧法
3.挟圧法
4.持続圧法
解答: 3
132.骨膜マッサージについて誤っているのはどれか。
1.フォグラーが創始した。
2.骨芽皮下に触れる部を重視する。
3.骨の上をできるだけ強く円運動を行う。
4.施術時間は1局所3~5分とする。
解答: 3
133.リンパマッサージについて誤っているのはどれか。
1.遠心性に施術する。
2.主義には擦法と揉捏がある。
3.滑剤を使用する。
4.老廃物をリンパ系に速やかに吸収させることが目的である。
解答: 1
134.看護マッサージはどれか。
1.乳汁うっ滞に対するマッサージ
2.内反足の矯正を目的とするマッサージ
3.褥瘡の予防を目的とするマッサージ
4.胎仔の位置異常に対するマッサージ
解答: 3
135.スポーツマッサージについて誤っているのはどれか。
1.競技後マッサージはアイシングを併用することが多い。
2.目的はスポーツ障害の予防と記録の向上である。
3.競技前マッサージは神経興奮を抑制させるため、
強刺激を与える。
4.スウェーデン式、フィンランド式、ドイツ式などがある。
解答: 3
136.産業マッサージの目的でないのはどれか。
1.眼精疲労の回復
2.労働災害の防止
3.健康の増進
4.疾病の治療
解答: 4
137.物理療法について正しいのはどれか。
1.パラフィン浴は65℃で行う。
2.マイクロ波の波長は6mである。
3.頚椎牽引は体重の1/6を上限の強さとする。
4.赤外線にはメラニン色素沈着作用がある。
解答: 3
138.刺激量を決定する要因でないのはどれか。
1.術者の体格
2.手技の種類
3.施術時間の長短
4.患者の感受性
解答: 1
139.もみ返しの予防について誤っているのはどれか。
1.皮膚の移動性の範囲で揉捏する。
2.痛みをこらえさせるような強い施術をする。
3.筋をしっかりとらえて圧迫する。
4.初診時から患者の体調の把握に努める。
解答: 2
140.推拿の按法に相当するのはどれか。
1.軽擦法
2.揉捏法
3.運動法
4.圧迫法
解答: 4
141.圧発汗反射の学説で圧迫側の変化として適切でないのは
どれか。
1.発汗の減少
2.皮膚温の低下
3.血圧の上昇
4.鼻粘膜の毛細血管の拡張
解答: 3
142.ギリシャ語で「舵取り」を意味するのはどれか。
1.ホメオスタシス
2.サイバネティックス
3.ストレッサー
4.フィードバック
解答: 2
143.治療的作用の組み合わせで誤っているのはどれか。
1.鎮静作用 ー 肋間神経痛
2.興奮作用 ー 顔面神経麻痺
3.誘導作用 ー 易痙攣
4.転調作用 ー アトピー性皮膚炎
解答: 3
144.レイリー現象の四大特性で誤っているのはどれか。
1.血管運動性の障害が起こる。
2.刺激の種類は何でもよい。
3.同じ反応がみられる。
4.障害が離れた部位に出現する。
解答: 3