1.誤っているのはどれか。
1.圧受容器反射による血圧の調整は内臓ー体性反射である。
2.体性感覚神経を求心路として自律神経を遠心路とする反射を
体性ー内臓反射という。
3.食物が胃に入った時に起こる胃の反射性弛緩は
内臓ー内臓反射の一例である。
4.体温調節反射には体性ー内臓反射の例がみられる。
解答: 1
2.誤っているのはどれか。
1.温覚も冷覚も起こさない無感温度は普通33℃前後である。
2.温受容器は自由神経終末である。
3.温覚を伝える神経線維はAβ線維である。
4.温覚は脊髄視床路を通る。
解答: 3
3.有痕灸の心血管系に及ぼす影響で正しいのはどれか。
1.皮膚血管は一過性に拡張したのち収縮する。
2.皮膚血管は一過性に収縮したのち拡張する。
3.心臓の収縮力は減退する。
4.血圧は最初から低下する。
解答: 2
4.灸あたりの原因はどれか。
1.患者の不用意な体動
2.粗悪な艾の使用
3.経穴以外の場所への施灸
4.刺激量の過剰
解答: 4
5.侵害刺激となる温度は約何度以上か。
1. 40℃
2. 45℃
3. 55℃
4. 60℃
解答: 2
6.灸施術の禁忌でないのはどれか。
1.血圧が異常に高い場合
2.高熱を呈している場合
3.急性腹症の場合
4.皮膚が過敏である場合
解答: 4
7.圧発汗反射では側臥位で上になる半身の発汗はどうなるか。
1.減少する。
2.増加する。
3.変化しない。
4.一定しない。
解答: 2
8.良質艾の条件でないのはどれか。
1.淡黄白色で線維が細く柔らかい。
2.加熱曲線は漸増漸減の緩やかなカーブを描く。
3.灰分の含有量が多い。
4.よく乾燥していて途中で消えない。
解答: 3
9.灸施術の補法として誤っているのはどれか。
1.点火した艾は自然に消えるのを待つ。
2.良質艾を軟らかく小さくひねって施灸する。
3.燃焼した灰を1回ずつ除去して施灸する。
4.艾の底面を小さくして施灸する。
解答: 3
10.施灸の火傷による局所反応として誤っているのはどれか。
1.血管拡張性物質の遊離
2.血管透過性の亢進
3.内因性発痛物質の遊離
4.浸潤白血球の減少
解答: 4
11.良質艾の主成分はヨモギのどの部分か。
1.花
2.茎
3.葉脈
4.毛茸
解答: 4
12.灸療法への関与が小さいと考えられる感覚受容器はどれか。
1.温覚受容器
2.圧受容器
3.ポリモーダル受容器
4.痛覚受容器
解答: 2
13.皮膚の温覚について誤っている記述はどれか。
1.順応が起こりやすい。
2.環境の温度に影響される。
3.温点は痛点より多い。
4.求心性線維はC線維である。
解答: 3
14.内因性オピオイドに含まれないのはどれか。
1.エンケファリン
2.βエンドルフィン
3.サブスタンスP
4.ダイノルフィン
解答: 3
15.ヘッド帯の出現に関係する反射はどれか。
1.内臓ー運動反射
2.内臓ー知覚反射
3.内臓ー自律神経反射
4.内臓ー内臓反射
解答: 2
16.温度受容器はどれか。
1.自由神経終末
2.メルケル盤
3.パチニ小体
4.マイスナー小体
解答: 1
17.次の文で示す状況は火傷の第何度か。
「施灸時に紅斑と腫脹とがわずかに見られ、疼痛を訴えたが
痕跡を残さず治癒した。」
1.第4度
2.第3度
3.第2度
4.第1度
解答: 4
18.イボに施灸し組織を破壊する灸法はどれか。
1.透熱灸
2.打膿灸
3.焦灼灸
4.棒灸
解答: 3
19.弛緩性便秘に対する施灸の目的とする作用はどれか。
1.誘導作用
2.防衛作用
3.興奮作用
4.消炎作用
解答: 3
20.灸痕化膿の予防として適切でない記述はどれか。
1.正しく同一点に施灸する。
2.なるべく壮数を多くする。
3.消毒は不必要である。
4.灸痕を掻破しないよう注意する。
解答: 3
21.良質艾の要件でないのはどれか。
1.手触りが良い。
2.線維が細い。
3.点火しやすい。
4.灰分が多い。
解答: 4
22.艾を使用しない灸法はどれか。
1.うるし灸
2.にんにく灸
3.塩灸
4.しょうが灸
解答: 1
23.施灸の火傷により局所で産生される物質はどれか。
1.エピネフリン
2.ヒスタミン
3.エンドルフィン
4.サイロキシン
解答: 2
24.温熱感覚を伝える求心性線維はどれか。
1.Ⅰa線維
2.Ⅰb線維
3.Ⅱ群線維
4.Ⅳ群線維
解答: 4
25.関連痛に関与しないのはどれか。
1.内臓性求心路
2.体性求心路
3.脊髄前角細胞
4.脊髄後角細胞
解答: 3
26.透熱灸の局所反応として適切でないのはどれか。
1.発痛物質の産生
2.血管の拡張
3.血管透過性の亢進
4.白血球遊走因子の減少
解答: 4
27.透熱灸を避けるべき部位はどれか。
1.頭頂部
2.前頚部
3.下腹部
4.殿部
解答: 2
28.灸あたりの症状として起こりにくいのはどれか。
1.倦怠感
2.食欲不振
3.のぼせ
4.下痢
解答: 4
29.灸の補法はどれか。
1.一壮ごとに灰を除く。
2.艾を硬くする。
3.艾を小さくする。
4.速く燃焼させる。
解答: 3
30.知熱灸はどれに含まれるか。
1.透熱灸
2.焦灼灸
3.隔物灸
4.温灸
解答: 4
31.施灸後に水疱を残す程度の火傷はどれか。
1.第1度
2.第2度
3.第3度
4.第4度
解答: 2
32.灸療法に用いる線香の材料はどれか。
1.クリ
2.マツ
3.ヒノキ
4.タブ
解答: 4
33.灸頭鍼について誤っている記述はどれか。
1.温熱刺激と機械刺激とが加わる。
2.温熱刺激は主として輻射による。
3.温熱刺激は主として鍼体を伝導する。
4.艾は指頭大のものを用いる。
解答: 3
34.艾の燃焼時の芳香物質はどれか。
1.葉緑素
2.毛茸
3.アルコール
4.チネオール
解答: 4
35.温灸に反応する受容器はどれか。
1.自由神経終末
2.パチニ小体
3.マイスナー小体
4.ルフィニ終末
解答: 1
36.施灸による火傷の反応として適切でないのはどれか。
1.血管拡張物質の遊離
2.内因性発痛物質の産生
3.侵害受容器の興奮性の減弱
4.幼若白血球の増加
解答: 3
37.半米粒大の艾(しゅ)を用いる灸法はどれか。
1.打膿灸
2.透熱灸
3.隔物灸
4.温灸
解答: 2
38.学説と創始者との組合せで正しいのはどれか。
1.サイバネティックスの学説 …… セリエ
2.ホメオスターシスの学説 …… キャノン
3.ストレス学説 …… ベルナール
4.過剰刺激症侯群の学説 …… ウイナー
解答: 2
39.棒灸による温熱刺激の伝導速度はどれか。
1. 1~15m/sec
2. 20~40m/sec
3. 50~80m/sec
4. 90~100m/sec
解答: 1
40.透熱灸の感覚を伝える神経線維はどれか。
1.AβとB
2.AγとC
3.AδとC
4.BとC
解答: 3
41.誤っている記述はどれか。
1.にんにく灸は隔物灸である。
2.知熱灸は無痕灸である。
3.透熱灸は有痕灸である。
4.うるし灸は温灸である。
解答: 4
42.艾について正しい記述はどれか。
1.腺毛は揮発性の精油を含む。
2.チネオールは線維様物質である。
3.毛茸は良質艾には含まれない。
4.腺毛は葉の表にある。
解答: 1
43.灸法と疾患との組み合わせで適切なのはどれか。
1.温灸 …… ひょう疽
2.透熱灸 …… 神経痛
3.焦灼灸 …… 面疔
4.打膿灸 …… うおのめ
解答: 2
44.棒灸について正しい記述はどれか。
1.化学的刺激として作用する。
2.火傷に伴う組織損傷が起こる。
3.受容器は自由神経終末である。
4.求心性神経はAα線維である。
解答: 3
45.灸法で皮膚面温度が最も低いのはどれか。
1.焦灼灸
2.知熱灸
3.透熱灸
4.打膿灸
解答: 2
46.熱により組織の破壊が起こり始める皮膚温はどれか。
1. 30℃
2. 40℃
3. 50℃
4. 60℃
解答: 3
47.施灸により最初に起こる現象はどれか。
1.内因性発痛物質の産生
2.血液凝固時間の短縮
3.白血球の増加
4.C線維の興奮
解答: 4
48.施灸部の血管拡張に関与するのはどれか。
1.伸張反射
2.立毛反射
3.逃避反射
4.軸索反射
解答: 4
49.ヘッド帯の出現に関与する反射はどれか。
1.内臓ー知覚反射
2.内臓ー運動反射
3.内臓ー栄養反射
4.内臓ー自律神経反射
解答: 1
50.ストレスに対する生体反応の指標で適切な物質はどれか。
1.尿素
2.クレアチニン
3.コルチコイド
4.ウロビリノゲン
解答: 3
51.散艾について正しい記述はどれか。
1.切艾とも呼ばれる。
2.施灸時にひねって用いる。
3.和紙で包んだものを用いる。
4.良質なものは腺毛の割合が少ない。
解答: 2
52.隔物灸に通常用いる艾の特徴はどれか。
1.線維が細かい。
2.燃焼時の熱量が大きい。
3.湿気が多い。
4.手触りが良く柔らかい。
解答: 2
53.灸あたりが発生しやすい灸はどれか。
1.打膿灸
2.みそ灸
3.知熱灸
4.紅灸
解答: 1
54.施灸部の化膿予防の方法で誤っている記述はどれか。
1.同一点に施灸する。
2.艾を硬くひねる。
3.艾を大きくする。
4.消毒を行う。
解答: 3
55.灸施術の補法で正しい記述はどれか。
1.艾を硬くひねる。
2.燃焼した灰を一回ずつ除去する。
3.艾(しゅ)の底面を広くする。
4.送風せず燃焼させる。
解答: 4
56.灸の刺激量を考慮する要因でないのはどれか。
1.年齢
2.性別
3.職業
4.喫煙
解答: 4
57.灸刺激による生体反応として正しい記述はどれか。
1.皮膚の血管が持続的に収縮する。
2.白血球数が減少する。
3.血圧が一過性に上昇する。
4.γグロブリンが減少する。
解答: 3
58.灸の熱刺激を伝える脊髄視床路が通る部位はどれか。
1.側索
2.後索
3.前角
4.側角
解答: 1
59.透熱灸刺激により誘発される反射はどれか。
1.伸張反射
2.体性内臓反射
3.頸動脈洞反射
4.肺迷走神経反射
解答: 2
60.ストレス学説でいう交絡感作期に該当するのはどれか。
1.ショック期
2.抗ショック期
3.抵抗期
4.疲憊期
解答: 3
61.次の文で示す灸法はどれか。
「母指と示指で艾を覆い、ゆっくり八分目で消火する。」
1.焦灼灸
2.打膿灸
3.知熱灸
4.透熱灸
解答: 3
62.棒灸と灸頭鍼とに共通するのはどれか。
1.良質艾を用いる。
2.輻射熱を利用する。
3.第2度の熱傷が起こる。
4.機械的刺激が加わる。
解答: 2
63.灸法と避けるべき部位との組合せで正しいのはどれか。
1.焦灼灸 …… 足部
2.打膿灸 …… 肩甲間部
3.隔物灸 …… 臍部
4.透熱灸 …… 顔面部
解答: 4
64.艾の燃焼について正しい記述はどれか。
1.良質艾は燃焼時間が短い。
2.良質艾は燃焼温度が高い。
3.軟らかい艾は燃焼温度が高い。
4.送風すると燃焼時間は長くなる。
解答: 1
65.焦灼灸の目的はどれか。
1.灸痕の化膿
2.血管収縮の持続
3.第1度の熱傷
4.組織の破壊
解答: 4
66.糖尿病患者に適した灸はどれか。
1.打膿灸
2.隔物灸
3.焦灼灸
4.うるし灸
解答: 2
67.灸あたりで起こる発熱に関与する脳の部位はどれか。
1.大脳皮質
2.大脳基底核
3.視床
4.視床下部
解答: 4
68.温度感覚について正しい記述はどれか。
1.受容器はルフィニ終末(小体)である。
2.順応しない。
3.伝導路は後索路である。
4. 50℃では痛覚を伴う。
解答: 4
69.施灸による軸索反射で正しい記述はどれか。
1.反射中枢は脊髄である。
2.近傍の血管は収縮する。
3.シナプスを経由しない。
4.B線維の興奮による。
解答: 3
70.レイリー現象で次に示す文に該当するのはどれか。
「過剰刺激であればいかなる種類の刺激でも障害が起こる。」
1.非特異性
2.非恒常性
3.障害の拡散
4.血管運動性の障害
解答: 1
71.艾の品質について正しい組合せはどれか。
1.線維は細かい …… 粗悪
2.色調は灰白色 …… 良質
3.熱感は温和 …… 粗悪
4.灰は少ない …… 良質
解答: 4
72.うおのめの治療に適した灸法はどれか。
1.焦灼灸
2.打膿灸
3.知熱灸
4.透熱灸
解答: 1
73.灸施術の刺激量について誤っている記述はどれか。
1.艾は大きいほど強刺激である。
2.壮数は多いほど強刺激である。
3.ひねりは軟らかいほど強刺激である。
4.有痕灸は無痕灸より強刺激である。
解答: 3
74.患者への灸の刺激量を決める要因でないのはどれか。
1.施術部位
2.体格
3.飲酒の経験
4.灸治療の経験
解答: 3
75.施灸直後から増加する血液成分はどれか。
1.白血球
2.赤血球
3.コレステロール
4.アルブミン
解答: 1
76.灸刺激が下垂体-副腎皮質系に影響を及ぼした場合に
変化するのはどれか。
1.インスリン
2.アドレナリン
3.カルシトニン
4.ACTH
解答: 4
77.有痕灸の施灸局所で起こらない現象はどれか。
1.蛋白質の変性
2.ブラジキニンの産生
3.血管透過性の亢進
4.内因性鎮痛物質の産生
解答: 4
78.エアポケット現象と関連の深いのはどれか。
1.良導点
2.圧診点
3.撮診点
4.丘疹点
解答: 2
79.内因性オピオイドに属さないのはどれか。
1.エンドルフィン
2.ノルアドレナリン
3.ダイノルフィン
4.エンケファリン
解答: 2
80.生体のフィードバック機構を説明した学説はどれか。
1.サイバネティックス
2.汎適応症候群
3.条件反射
4.過剰刺激症候群
解答: 1
81.灸法でともに灸痕を残さないのはどれか。
1.温灸と焦灼灸
2.灸頭鍼と弘法の灸
3.生姜灸と棒灸
4.知熱灸と透熱灸
解答: 3
82.打膿灸について誤っているのはどれか。
1.灸あたりを起こしやすい。
2.指頭大の艾を用いる。
3.高齢の虚弱者に適する。
4.背腰部に施灸する。
解答: 3
83.艾の燃焼時間が長くなるのはどれか。
1.送風する。
2.硬くひねる。
3.艾を小さくする。
4.良質の艾を使用する。
解答: 2
84.温熱刺激を与えない灸法はどれか。
1.ビワの葉灸
2.紅灸
3.生姜灸
4.ニンニク灸
解答: 2
85.有痕灸施灸時の注意事項で適切でないのはどれか。
1.正しく同一点に施灸する。
2.施灸部を消毒する。
3.拍動部には強刺激を与える。
4.刺激過多を防ぐ。
解答: 3
86.灸施術の防衛作用に関係するとされているのはどれか。
1.網内系
2.脳幹網様体賦活系
3.大脳辺縁系
4.下行性抑制系
解答: 1
87.灸刺激の作用で正しいのはどれか。
1.白血球数の増加
2.赤血球数の減少
3.血液凝固時間の延長
4.血小板数の減少
解答: 1
88.透熱灸による熱痛覚を伝える神経線維はどれか。
1.Aα線維
2.Aβ線維
3.B線維
4.C線維
解答: 4
89.内因性オピオイドとナロキソンとが結合する受容体はどれか。
1.ヒスタミン受容体
2.モルヒネ受容体
3.ドパミン受容体
4.セロトニン受容体
解答: 2
90.施灸局所で産生されないのはどれか。
1.キニン類
2.ヒスタミン
3.プロスタグランジン
4.糖質コルチコイド
解答: 4
91.毛茸について正しい記述はどれか。
1.緑色の毛である。
2.良質艾は毛茸が少ない。
3.艾の夾雑物の一つである。
4.ヨモギの葉の裏面に密生する。
解答: 4
92.小切艾の大きさに相当するのはどれか。
1.糸状大
2.米粒大
3.えんどう大
4.母指頭大
解答: 2
93.隔物灸はどれか。
1.油灸
2.塩灸
3.うるし灸
4.紅灸
解答: 2
94.温熱刺激を受ける体表面積が最も狭い灸法はどれか。
1.棒灸
2.透熱灸
3.塩灸
4.打膿灸
解答: 2
95.次のうち使用する艾の質が他と異なるのはどれか。
1.打膿灸
2.透熱灸
3.焦灼灸
4.隔物灸
解答: 4
96.灸施術で瀉法になるのはどれか。
1.風を送って燃焼させる。
2.灰の上に施灸する。
3.軟らかくひねる。
4.壮数を少なくする。
解答: 1
97.米粒大の艾の連続施灸で最初に出現する局所の変化はどれか。
1.発赤
2.水疱
3.痂皮
4.潰瘍
解答: 1
98.打膿灸による炎症の発生に関与しないのはどれか。
1.ブラジキニン
2.ヒスタミン
3.プロスタグランジン
4.β-リポトロピン
解答: 4
99.施灸による体性-内臓反射の遠心路を構成する神経線維で
正しいのはどれか。
1.C線維
2.Aδ線維
3.Aβ線維
4.Aα線維
解答: 1
100.過剰刺激を受けてレイリー現象を起こす神経系はどれか。
1.運動神経
2.感覚神経
3.交感神経
4.副交感神経
解答: 3
101.隔物灸に比較的粗悪な艾を用いる理由で正しいのはどれか。
1.ひねりやすい。
2.手触りが良い。
3.芳香がある。
4.燃焼温度が高い。
解答: 4
102.転調作用を目的に灸治療を行う疾患はどれか。
1.肋間神経痛
2.気管支喘息
3.ベル麻痺
4.肩関節周囲炎
解答: 2
103.化膿予防を患者に指導する必要がある施灸法はどれか。
1.透熱灸
2.知熱灸
3.打膿灸
4.ニンニク灸
解答: 1
104.灸あたりの一般的症状でないのはどれか。
1.頭重
2.胸痛
3.全身倦怠感
4.発熱
解答: 2
105.虚弱者に対する灸施術で適切でないのはどれか。
1.小さい艾を使う。
2.壮数を少なくする。
3.ひねりを硬くする。
4.無痕灸を使う。
解答: 3
106.灸施術での患者の皮膚消毒で適切でないのはどれか。
1.ラビング法で擦り込む。
2.遠心性に渦巻き状に拭く。
3.消毒用エタノールを用いる。
4.施術前後に行う。
解答: 1
107.施灸局所の血行促進に関与するのはどれか。
1.γ-アミノ酪酸
2.サブスタンスP
3.アンジオテンシンⅡ
4.ノルアドレナリン
解答: 2
108.施灸による体性-自律神経反射で交感神経活動の
亢進反応でないのはどれか。
1.皮脂の分泌亢進
2.皮膚血管の収縮
3.立毛筋の収縮
4.心拍数の減少
解答: 4
109.熱刺激による副腎カテコルアミン分泌に関与するのはどれか。
1.骨盤神経
2.交感神経
3.ACTH
4.糖質コルチコイド
解答: 2
110.ストレス学説に関する記述で誤っているのはどれか。
1.ACTHの分泌が増加する。
2.汎適応症候群の学説である。
3.胃潰瘍の治癒を促進する。
4.胸腺やリンパ器官は萎縮する。
解答: 3
111.輻射熱で温熱刺激を与えるのはどれか。
1.透熱灸
2.棒灸
3.打膿灸
4.紅灸
解答: 2
112.焦灼灸について正しいのはどれか。
1.裏内庭の施灸に用いる。
2.第2度熱傷である。
3.単純性疣贅に用いる。
4.輻射熱を応用する。
解答: 3
113.小切艾を用いる灸法はどれか。
1.打膿灸
2.透熱灸
3.生姜灸
4.塩灸
解答: 2
114.ビワの葉灸について正しいのはどれか。
1.ビワの葉の繊維成分を艾様にして使用する。
2.ビワの葉を温めて皮膚に当てる。
3.ビワの葉のエキスを塗る。
4.ビワの葉を皮膚に置き、その上に棒灸を押しつける。
解答: 4
115.膝蓋跳動がみられる変形性膝関節症に対する
灸施術の目的はどれか。
1.転調作用
2.誘導作用
3.防衛作用
4.興奮作用
解答: 2
116.灸痕部が治りにくく化膿に注意するのはどれか。
1.痛風
2.高脂血症
3.糖尿病
4.肥満
解答: 3
117.施灸部位の細胞破壊に伴ってアラキドン酸から
産生されるのはどれか。
1.プロスタグランジン
2.ヒスタミン
3.セロトニン
4.ブラジキニン
解答: 1
118.透熱灸で施灸局所辺縁にみられないのはどれか。
1.リンパ管の閉塞
2.血管透過性の亢進
3.疼痛
4.皮膚の紅斑
解答: 3
119.体幹部への灸刺激による交感神経α受容体を
介する反応はどれか。
1.気管支平滑筋の弛緩
2.皮膚血管の拡張
3.胃の蠕動運動抑制
4.心拍数の増加
解答: 2
120.健康増進を目的とした灸施術の反応で適切でないのはどれか。
1.交感神経-副腎髄質系の反応
2.下垂体-副腎皮質系の反応
3.免疫系の賦活
4.レイリー現象
解答: 4