1.誤っているのはどれか。
1.小腸は受盛の官である。
2.胆は州都の官である。
3.胃は水穀の海である。
4.大腸は伝導の官である。
解答: 2
2.胸中に宿る気はどれか。
1.栄(営)気
2.衛気
3.宗気
4.元気
解答: 3
3.臓腑の生理作用のうち骨と髄の生長発育に関係し、
耳と二陰に開竅するのはどれか。
1.心
2.肺
3.肝
4.腎
解答: 4
4.心の臓の生理・病理について誤っているのはどれか。
1.心は血脈をつかさどる。
2.心は疏泄をつかさどる。
3.心は神を蔵す。
4.心は舌に開竅する。
解答: 2
5.奇恒の腑に属するのはどれか。
1.脳・子宮
2.肝・腎
3.脾・胃
4.心包・三焦
解答: 1
6.誤っているのはどれか。
1.憂は肺を傷る。
2.恐は肝を傷る。
3.思は脾を傷る。
4.喜は心を傷る。
解答: 2
7.八綱病症で病位を診るのはどれか。
1.陰陽
2.虚実
3.寒熱
4.表裏
解答: 4
8.問診と関連する組合せはどれか。
1.酸 …… 苦 …… 甘
2.呼 …… 笑 …… 歌
3.青 …… 赤 …… 黄
4.(そう) …… 焦 …… 香
解答: 1
9.八裏の脈はどれか。
1.滑脈
2.緊脈
3.結脈
4.濡脈
解答: 4
10.冷え症で他覚的にも冷えが認められる状態を何というか。
1.傷寒
2.悪寒
3.悪風
4.厥冷
解答: 4
11.六部定位の脈診部位と臓腑との組合せで正しいのはどれか。
1.右の寸口 …… 肺・大腸
2.左の関上 …… 脾・胃
3.右の尺中 …… 腎・膀胱
4.左の寸口 …… 心包・三焦
解答: 1
12.聞診で用いる感覚はどれか。
1.触覚
2.味覚
3.視覚
4.嗅覚
解答: 4
13.誘導法に相当する鍼の刺法はどれか。
1.偶刺
2.豹文刺
3.遠道刺
4.分刺
解答: 3
14.鍼の補瀉で正しいのはどれか。
1.呼気に刺入し吸気に抜くのは瀉である。
2.抜鍼後の鍼痕を素早く押さえるのは補である。
3.経絡の流れに逆らって刺すのは補である。
4.刺入した鍼に軽い振動を与えるのは瀉である。
解答: 2
15.難経六十九難による治療では肺が虚している時、
これを補するのに最も適している経穴はどれか。
1.二間
2.公孫
3.列缺
4.太白
解答: 4
16.五行色体の関係で正しい組合せはどれか。
1.目 …… 腎
2.肌肉 …… 脾
3.毛 …… 肝
4.髄 …… 心
解答: 2
17.脈外をめぐる気はどれか。
1.経気
2.宗気
3.営気
4.衛気
解答: 4(不適切問題)
18.相剋について正しい記述はどれか。
1.肝は腎を克する。
2.肺は心を克する。
3.心は脾を克する。
4.脾は肝を克する。
解答: 4
19.腎について正しい記述はどれか。
1.第3腰椎に付く。
2.骨を主る。
3.将軍の官である。
4.神を蔵する。
解答: 2
20.魂を蔵し、判断力や計画性などの精神活動を
支配する臓腑はどれか。
1.肝
2.心
3.腎
4.胆
解答: 1
21.津液の代謝に関係しない臓腑はどれか。
1.肝・胆
2.脾・胃
3.肺・大腸
4.腎・膀胱
解答: 1
22.喉の腫れ、鼻出血、下顎歯の痛みはどの経絡病証か。
1.手の太陰肺経
2.手の陽明大腸経
3.足の少陽胆経
4.足の太陽膀胱経
解答: 2
23.五邪について正しい組合せはどれか。
1.湿邪 …… 肺
2.風邪 …… 肝
3.暑邪 …… 腎
4.寒邪 …… 心
解答: 2
24.脈について正しい記述はどれか。
1.左手の関上の脈は肝・胆を診る。
2.弦脈、緊脈は陰脈である。
3.人迎気口脈診は経絡病証を診る。
4.陰脈、陽脈は粗脈である。
解答: 1
25.難経の腹診において臍の下で診る病はどれか。
1.肝の病
2.心の病
3.脾の病
4.腎の病
解答: 4
26.寒症でないのはどれか。
1.遅脈
2.手足の厥冷
3.小便は少なく赤い。
4.温かいものを好む。
解答: 3
27.次の文で示す病証に関係する経絡はどれか。
「咳、喘鳴、胸が脹り満ちた感じがあり、上肢の内側に沿った
冷えと痛みがある。」
1.手の少陽三焦経
2.手の少陰心経
3.手の厥陰心包経
4.手の太陰肺経
解答: 4
28.鍼の刺法について正しい組合せはどれか。
1.半刺 …… 肺
2.豹文刺 …… 腎
3.輸刺 …… 血絡
4.報刺 …… 腹痛
解答: 1
29.補法となる艾の取扱いはどれか。
1.底面を広くする。
2.皮膚に密着させる。
3.軟らかくひねる。
4.火力を強める。
解答: 3
30.難経六十九難による補法で正しい組合せはどれか。
1.肝虚 …… 中封、湧泉
2.脾虚 …… 隠白、然谷
3.肺虚 …… 大敦、魚際
4.腎虚 …… 経渠、復溜
解答: 4
31.五臓と五色との対応で正しいのはどれか。
1.心 …… 青
2.脾 …… 赤
3.肺 …… 黄
4.腎 …… 黒
解答: 4
32.次の文で示す症状を訴えるのはどの経絡の病証か。
「腋窩部の腫れ、上肢のひきつれ、手掌のほてり、
季肋部のつかえ。」
1.手の太陽小腸経
2.手の厥陰心包経
3.手の陽明大腸経
4.手の少陽三焦経
解答: 2
33.腎の症状はどれか。
1.難聴
2.血便
3.脇痛
4.胸痛
解答: 1
34.脾の生理作用で正しい記述はどれか。
1.飲食物を清と濁に分ける。
2.目に開竅する。
3.肌肉を主る。
4.血を蔵す。
解答: 3
35.内因はどれか。
1.六淫
2.七情の乱れ
3.飲食労倦
4.房事過多
解答: 2
36.次の文で示す外邪はどれか。
「百病の長ともいわれ、春に多く発病し、
多くは皮毛から侵入する。」
1.風
2.寒
3.湿
4.燥
解答: 1
37.精を蔵すのはどれか。
1.心
2.脾
3.肺
4.腎
解答: 4
38.正邪の盛衰を診るのはどれか。
1.寒熱
2.燥湿
3.表裏
4.虚実
解答: 4
39.難経による五臓と腹診部位との組合せで正しいのはどれか。
1.肝 …… 臍の左側
2.心 …… 中胃部
3.肺 …… 心下部
4.腎 …… 臍の右側
解答: 1
40.腹証で正しい組合せはどれか。
1.小腹急結 …… 腎
2.小腹不仁 …… 血
3.胸脇苦満 …… 肝
4.心下痞硬 …… 脾
解答: 3
41.「消渇」の現代病名はどれか。
1.悪性新生物
2.心筋梗塞
3.糖尿病
4.高血圧症
解答: 3
42.九鍼のうち皮膚の摩擦に用いられるのはどれか。
1.鋒鍼
2.円鍼(員鍼)
3.鍼
4.円利鍼(員利鍼)
解答: 2
43.実熱証で診られる脈状はどれか。
1.沈
2.数
3.虚
4.細
解答: 2
44.難経六十九難による瀉法で正しい組合せはどれか。
1.肺実証 …… 商丘、経渠
2.脾実証 …… 行間、少府
3.肝実証 …… 尺沢、陰谷
4.心実証 …… 神門、太白
解答: 4
45.実証に対する鍼治療の手技として正しい記述はどれか。
1.呼気時に刺入し吸気時に抜く。
2.鍼尖を経絡の流れに沿って刺入する。
3.ゆっくり刺入しゆっくり抜く。
4.抜鍼しても鍼孔を閉じない。
解答: 4
46.五行色体表について正しい記述はどれか。
1.目は腎に属する。
2.肌肉は脾に属する。
3.爪は肺に属する。
4.汗は肝に属する。
解答: 2
47.五志に含まれない七情はどれか。
1.怒
2.喜
3.悲
4.恐
解答: 3
48.営(栄)気を蔵するのはどれか。
1.胆
2.心
3.脾
4.肺
解答: 3
49.肝の臓の生理作用はどれか。
1.納気を主る。
2.運化を主る。
3.神を蔵す。
4.血を蔵す。
解答: 4
50.任脈病証に含まれるのはどれか。
1.月経異常
2.頭痛
3.手足の麻痺
4.関節腫脹
解答: 1
51.肝の病証に含まれるのはどれか。
1.下痢
2.動悸
3.喘鳴
4.頭痛
解答: 4
52.次の文で示す患者の病証はどれか。
「顔に精気が感じられず、いつも腰がだるいという。
小腹部は力がなくフワフワしている。
最近、耳が聞こえにくくなった。」
1.肝の病証
2.心の病証
3.脾の病証
4.腎の病証
解答: 4
53.湿邪について誤っている記述はどれか。
1.陰性の邪気である。
2.津液を消耗しやすい。
3.重く停滞する。
4.脾・胃をおかしやすい。
解答: 2
54.舌診部位と臓腑との組合せで正しいのはどれか。
1.舌根部 …… 心
2.舌辺部 …… 肺
3.舌中部 …… 脾
4.舌尖部 …… 腎
解答: 3
55.切経による実の反応はどれか。
1.緊張
2.陥下
3.不仁
4.冷感
解答: 1
56.六部定位脈診で左手関上の部位を沈めて診る臓腑はどれか。
1.肝
2.腎
3.胆
4.胃
解答: 1
57.五臓五刺の方法で肺の臓に対する刺法はどれか。
1.関刺
2.豹文刺
3.合谷刺
4.半刺
解答: 4
58.難経六十九難で心が虚しているとき、補の治療で
最も適切な経穴はどれか。
1.少商
2.少衝
3.少沢
4.少府
解答: 2
59.次の文で示す刺法はどれか。
「右を病めば左を取り、左を病めば右を取る。」
1.輸刺
2.経刺
3.分刺
4.巨刺
解答: 4
60.補瀉について誤っている記述はどれか。
1.吸気に刺入し呼気に抜くと補法になる。
2.一般的に太い鍼は瀉法になる。
3.経絡の流れに沿って刺入すると補法になる。
4.速く刺入し速く抜くと瀉法になる。
解答: 1
61.五行の相剋で正しい記述はどれか。
1.金は水を剋す。
2.木は火を剋す。
3.土は金を剋す。
4.火は金を剋す。
解答: 4
62.五行色体の関係で正しい組合せはどれか。
1.木 …… 汗
2.火 …… 涙
3.土 …… 涎
4.金 …… 唾
解答: 3
63.脾胃の運化作用で生成される気はどれか。
1.真気
2.宗気
3.水穀の気
4.衛気
解答: 3
64.五行色体でみた肺・大腸の症状はどれか。
1.皮膚が色白で、弱い声で話す。
2.目が青みがかって、手足の腱が痛む。
3.顔がほてりのぼせて赤く、脈動が強い。
4.顔や皮膚が黄ばみ、唇が荒れやすい。
解答: 1
65.脾虚の症状はどれか。
1.咳嗽
2.内臓下垂
3.筋けいれん
4.健忘
解答: 2
66.心を傷る七情はどれか。
1.悲しみ
2.怒り
3.憂い
4.喜び
解答: 4
67.五悪(五気)と五腑との組合せで正しいのはどれか。
1.暑 …… 小腸
2.寒 …… 胃
3.風 …… 大腸
4.燥 …… 膀胱
解答: 1
68.左乳下で触れる脈波どれか。
1.胃の気の脈
2.虚里の脈
3.虎口三関の脈
4.腎間の動悸
解答: 2
69.胸脇苦満を示すのはどの臓の病か。
1.肝
2.脾
3.肺
4.腎
解答: 1
70.六部定位脈診の部位と臓腑との組合せで正しいのはどれか。
1.右の関上 …… 肝・胆
2.左の尺中 …… 腎・膀胱
3.右の寸口 …… 心・小腸
4.左の寸口 …… 肺・大腸
解答: 2
71.問診で診るのはどれか。
1.脈状
2.体臭
3.悪寒
4.体形
解答: 3
72.「寒気の浅きもの」に対する刺法はどれか。
1.恢刺
2.直鍼刺
3.賛刺
4.斉刺
解答: 2
73.難経六十九難の治療で大敦穴に瀉法を行った。
実していた経絡はどれか。
1.肺経
2.心経
3.脾経
4.腎経
解答: 4
74.施灸で補法になるのはどれか。
1.風を送って燃やす。
2.底面を広くする。
3.灰に重ねてすえる。
4.皮膚に密着させる。
解答: 3
75.鍼治療の補瀉で誤っている記述はどれか。
1.呼気に刺入し吸気に抜くのは補である。
2.弾爪は補である。
3.鍼孔を押さえるのは補である。
4.経絡の流れに逆らって刺すのは補である。
解答: 4
76.腎の臓の作用で正しいのはどれか。
1.筋を主る。
2.血脈を主る。
3.運化を主る。
4.精を蔵す。
解答: 4
77.胆の腑の作用で正しいのはどれか。
1.津液の生成を主る。
2.大便の排泄を主る。
3.栄養の吸収を主る。
4.決断を主る。
解答: 4
78.津液について誤っているのはどれか。
1.脳髄を養う。
2.骨に潤いを与える。
3.皮膚に潤いを与える。
4.脈中を流れる。
解答: 4
79.疏泄を主る臓はどれか。
1.肝
2.脾
3.肺
4.腎
解答: 1
80.五行と五声との組合せで正しいのはどれか。
1.木 …… 呻
2.火 …… 呼
3.金 …… 哭
4.水 …… 歌
解答: 3
81.肝実証で難経六十九難に基づく治療穴はどれか。
1.大敦
2.行間
3.太衝
4.曲泉
解答: 2
82.次の文で示す病証に関係する経絡はどれか。
「頚が腫れ、肩から上腕後内側を経て小指にいたる部位の
激しい痛み、難聴がある。」
1.手の陽明大腸経
2.手の太陽小腸経
3.手の少陰心経
4.手の太陰肺経
解答: 2
83.血の腹証はどれか。
1.小腹急結
2.心下痞硬
3.胸脇苦満
4.小腹不仁
解答: 1
84.心の病証に属さないのはどれか。
1.不眠
2.難聴
3.言語障害
4.健忘
解答: 2
85.肝の病証に属するのはどれか。
1.息切れ
2.手足の冷え
3.のどのつかえ
4.頻尿
解答: 3
86.七表の脈でないのはどれか。
1.浮脈
2.遅脈
3.実脈
4.弦脈
解答: 2
87.次の文で示す刺法はどれか。
「病上にあればこれを下にとり、腑兪を刺す。」
1.輸刺
2.経刺
3.巨刺
4.遠道刺
解答: 4
88.神技(望診)で診るのはどれか。
1.顔色
2.筋硬結
3.呼吸音
4.関節痛
解答: 1
89.三陰三陽病証で往来寒熱、胸脇苦満が現れるのはどれか。
1.太陽病
2.太陰病
3.少陽病
4.少陰病
解答: 3
90.六部定位脈診で肝の臓の脈状はどこで診るか。
1.左手関上
2.左手寸口
3.右手関上
4.右手尺中
解答: 1
91.衛気について誤っているのはどれか。
1.水穀の悍気のことをいう。
2.脈外をめぐる。
3.そう理の開闔を行う。
4.先天の精から得られる。
解答: 4
92.臓腑について正しい組合せはどれか。
1.心 …… 将軍の官
2.肺 …… 作強の官
3.胆 …… 中正の官
4.小腸 …… 伝導の官
解答: 3
93.腎が主るのはどれか。
1.納気
2.血脈
3.宣散
4.疏泄
解答: 1
94.五臓と五液との組合せで正しいのはどれか。
1.肝 …… 汗
2.心 …… 涎
3.脾 …… 涙
4.肺 …… 涕
解答: 4
95.肺の病証でみられるのはどれか。
1.耳鳴り
2.咳嗽
3.不眠
4.腰痛
解答: 2
96.気滞の症状でないのはどれか。
1.胸苦しい
2.息切れ
3.腹部の脹った痛み
4.イライラ
解答: 2
97.不内外因でないのはどれか。
1.過食
2.暑熱
3.過労
4.外傷
解答: 2
98.奇恒の腑でないのはどれか。
1.女子胞
2.髄
3.胆
4.三焦
解答: 4
99.六部定位脈診で右尺中で診る臓腑はどれか。
1.肝と胆
2.心と小腸
3.心包と三焦
4.腎と膀胱
解答: 3
100.珠をころがしたような脈はどれか。
1.緩脈
2.洪脈
3.滑脈
4.弦脈
解答: 3
101.腎を診る舌診部位はどれか。
1.舌根
2.舌中央
3.舌辺
4.舌尖
解答: 1
102.次の文で示す刺法はどれか。
「燔鍼を刺して即ち痺を取る。」
1.大瀉刺
2.分刺
3.輸刺
4.刺
解答: 4
103.難経六十九難で経渠穴と商丘穴とに瀉法を行うのはどれか。
1.肝実証
2.脾実証
3.肺実証
4.腎実証
解答: 2
104.五臓五刺で関刺を用いるのはどれか。
1.肝
2.心
3.脾
4.腎
解答: 1
105.補の施灸で誤っているのはどれか。
1.小さい艾を用いる。
2.艾を軟らかくひねる。
3.風を送り燃焼させる。
4.灰の上に重ねて施灸する。
解答: 3
106.陰陽のリズム現象はどれか。
1.陰陽可分
2.陰陽転化
3.陰陽消長
4.陰陽制約
解答: 3
107.神を蔵し君主の官といわれるのはどれか。
1.肝
2.心
3.肺
4.腎
解答: 2
108.血を脈外に漏らさないようにするのはどれか。
1.固摂作用
2.温煦作用
3.防御作用
4.推動作用
解答: 1
109.五臓と五志との組合せで正しいのはどれか。
1.肝 …… 思
2.脾 …… 喜
3.肺 …… 怒
4.腎 …… 恐
解答: 4
110.血を生成し、血とともに脈中をめぐる気はどれか。
1.営気
2.清気
3.臓気
4.衛気
解答: 1
111.次の文で示す症状はどの経絡病証か。
「空腹感はあるが食欲はなく、顔色は黒ずみ、
呼吸が苦しくせき込む。」
1.手の太陰肺経
2.足の太陰脾経
3.足の少陰腎経
4.足の厥陰肝経
解答: 3
112.脾の病証でみられる症状はどれか。
1.胸脇苦満
2.心悸亢進
3.腹部膨満感
4.性欲減退
解答: 3
113.八綱病証で病勢を示すのはどれか。
1.寒熱
2.陰陽
3.表裏
4.虚実
解答: 4
114.弱々しく細く感じられる脈状で虚証にみられるのはどれか。
1.濡脈
2.洪脈
3.滑脈
4.弦脈
解答: 1
115.聞診で診るのはどれか。
1.五主
2.五香
3.五味
4.五悪
解答: 2
116.小腹不仁を示す臓の病はどれか。
1.肝
2.心
3.脾
4.腎
解答: 4
117.脈について誤っている記述はどれか。
1.祖脈には数脈がある。
2.七表の脈には実脈がある。
3.八裏の脈には結脈がある。
4.四季に応じる脈には弦脈がある。
解答: 3
118.骨痺に対する刺法はどれか。
1.短刺
2.報刺
3.揚刺
4.浮刺
解答: 1
119.難経69難で肝実証に行間穴とともに瀉法を行う経穴はどれか。
1.大敦
2.少府
3.中封
4.然谷
解答: 2
120.補法に該当しない刺鍼法はどれか。
1.細く柔らかい鍼を用いる。
2.経気の流れにしたがって鍼を静かに刺入する。
3.吸気に刺入し、呼気に抜く。
4.抜鍼後は素早く鍼孔を閉じる。
解答: 3
121.肺の生理作用はどれか。
1.疏泄
2.統血
3.宣散
4.納気
解答: 3
122.五臓と五味との組合せで正しいのはどれか。
1.肝 …… 辛
2.心 …… 酸
3.脾 …… 甘
4.肺 …… 苦
解答: 3
123.五臓の相生関係で正しい記述はどれか。
1.肝は肺の子である。
2.脾は心の母である。
3.肺は心の子である。
4.腎は肝の母である。
解答: 4
124.次の文で示す病証を呈する経絡はどれか。
「前胸部から心下部への圧迫感、腹部膨満感があり、
下肢内側の腫れと痛み、足の母指の麻痺がある。」
1.足の太陰脾経
2.足の太陽膀胱経
3.足の陽明胃経
4.足の少陽胆経
解答: 1
125.次の病証を示す臓腑はどれか。
「発育の遅れ、難聴、不眠、内臓下垂」
1.肝
2.胃
3.肺
4.腎
解答: 4
126.熱証の特徴でないのはどれか。
1.発汗
2.動悸
3.下痢
4.口渇
解答: 3
127.病因についての記述で適切でないのはどれか。
1.房事過多は腎をおかしやすい。
2.湿邪は心をおかしやすい。
3.飲食労倦は脾をおかしやすい。
4.風邪は肝をおかしやすい。
解答: 2
128.腹診で誤っている記述はどれか。
1.胸脇苦満は心実証でみられる。
2.五臓診では肝の状態は臍の左側で診る。
3.上実下虚の腹は脾実腎虚にみられる。
4.天枢穴では大腸の異常を診る。
解答: 1
129.九道の脈はどれか。
1.細脈
2.浮脈
3.弦脈
4.遅脈
解答: 1
130.八綱のうち病証を総括するのはどれか。
1.陰陽
2.虚実
3.寒熱
4.表裏
解答: 1
131.脈についての記述で誤っているのはどれか。
1.臍下丹田の動悸で先天の原気を診る。
2.虚里の動で腎の働きを診る。
3.四季の移り変わりに応じて変動する。
4.祖脈は脈状の基本である。
解答: 2
132.五臓五刺で心に応ずる刺法はどれか。
1.合谷刺
2.半刺
3.豹文刺
4.輸刺
解答: 3
133.迎随の補瀉で瀉法となるのはどれか。
1.太白穴に踵の方向に向けて刺す。
2.復溜穴に足関節の方向に向けて刺す。
3.経渠穴に手関節の方向に向けて刺す。
4.陽池穴に肘関節の方向に向けて刺す。
解答: 2
134.陰陽の邪気を出し、水穀の気の循りを良くする刺法はどれか。
1.十二刺
2.九刺
3.五刺
4.三刺
解答: 4
135.難経六十九難で太淵と太白に補法を行うのはどれか。
1.肝虚証
2.心虚証
3.脾虚証
4.肺虚証
解答: 4
136.臓腑とその生理作用との組合せで正しいのはどれか。
1.肝 …… 神を蔵す。
2.心 …… 血を蔵す。
3.胆 …… 営を蔵す。
4.腎 …… 精を蔵す。
解答: 4
137.血について誤っているのはどれか。
1.営気と共に脈中を流れる。
2.後天の精から造られる。
3.体表部を潤し体温調節に関与する。
4.肝、心との関係が深い。
解答: 3
138.五臓と五主との組合せで正しいのはどれか。
1.心 …… 筋
2.肝 …… 血脈
3.腎 …… 皮毛
4.脾 …… 肌肉
解答: 4
139.五行の土に属さないのはどれか。
1.香ばしい
2.涎
3.黄色
4.辛み
解答: 4
140.脾の病証として適切でないのはどれか。
1.全身倦怠感
2.消化不良
3.性欲減退
4.腹部膨満感
解答: 3
141.八綱病証で疾病の性質を示すのはどれか。
1.表裏
2.寒熱
3.虚実
4.陰陽
解答: 2
142.肝を傷る七情はどれか。
1.喜
2.憂
3.恐
4.怒
解答: 4
143.次の病証を示す経絡はどれか。
「空腹でも食欲がなく膝から下が冷える。
腰痛があって臥すことを好む。」
1.足の太陰脾経
2.足の少陽胆経
3.足の少陰腎経
4.足の陽明胃経
解答: 3
144.胸脇苦満を呈する臓はどれか。
1.肝
2.心
3.肺
4.腎
解答: 1
145.四季と脈状との組合せで誤っているのはどれか。
1.春 …… 緩脈
2.夏 …… 洪脈
3.秋 …… 毛脈
4.冬 …… 石脈
解答: 1
146.六部定位脈診で腎を診る方法はどれか。
1.右の寸口を浮かせて診る。
2.左の関上を沈めて診る。
3.右の関上を浮かせて診る。
4.左の尺中を沈めて診る。
解答: 4
147.六部定位脈診で左手関上の沈が虚している場合、
難経六十九難に基づく治療穴で適切なのはどれか。
1.曲泉と陰谷
2.労宮と大都
3.太淵と太白
4.復溜と経渠
解答: 1
148.五臓五刺で鍼を深く刺入し、骨痺を取る刺法はどれか。
1.関刺
2.半刺
3.輸刺
4.合谷刺
解答: 3
149.患部の左右反対側に治療する刺法を含むのはどれか。
1.三刺
2.五刺
3.九刺
4.十二刺
解答: 3
150.陽実証に対する刺法で適切なのはどれか。
1.抜鍼後に直ちに鍼孔を閉じる。
2.速刺速抜で刺鍼する。
3.経気の流れに沿って刺鍼する。
4.呼気時に刺入し、吸気時に抜く。
解答: 2
151.陰陽法則で陰陽消長を表現しているのはどれか。
1.陰中に陽あり、陽中に陰あり。
2.陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる。
3.陰虚すれば陽実し、陽虚すれば陰実す。
4.陰実するときは陽も実し、陰虚するときは陽も虚す。
解答: 3
152.五臓と五香との組合せで正しいのはどれか。
1.心 …… 香
2.脾 …… 腥
3.肺 …… 焦
4.腎 …… 腐
解答: 4
153.宗気について適切なのはどれか。
1.胸中に宿る。
2.脈外をめぐる。
3.経絡の機能を維持する。
4.栄養を主る。
解答: 1
154.奇恒の腑に属するのはどれか。
1.胆
2.小腸
3.胃
4.大腸
解答: 1
155.五臓とその役割りとの組合せで正しいのはどれか。
1.心 …… 臣使の官
2.脾 …… 伝導の官
3.肺 …… 相傅の官
4.腎 …… 中正の官
解答: 3
156.五臓の生理機能について誤っている記述はどれか。
1.肝は筋を主る。
2.心は血脈を主る。
3.脾は運化を主る。
4.肺は統血を主る。
解答: 4
157.肝について正しいのはどれか。
1.体温調節を行う。
2.第5胸椎に付着する。
3.鼻に開竅する。
4.魂を蔵す。
解答: 4
158.次の文で示す経絡病証について適切なのはどれか。
「のどが渇き、側胸部が痛む。上肢の前面内側がしびれて痛み、
手掌が熱をもって痛む。」
1.三焦経
2.心経
3.肺経
4.小腸経
解答: 2
159.気滞の症状はどれか。
1.手足のしびれ
2.脹痛
3.出血
4.目のかすみ
解答: 2
160.腎の症状として誤っているのはどれか。
1.耳鳴り
2.目の充血
3.四肢の冷え
4.性欲減退
解答: 2
161.陰虚証の症状でないのはどれか。
1.潮熱
2.手足のほてり
3.自汗
4.盗汗
解答: 3
162.補の施灸法として誤っているのはどれか。
1.灰を取らずに施灸する。
2.底面を狭くする。
3.自然に燃やす。
4.皮膚に密着させる。
解答: 4
163.東洋医学の治療について誤っている記述はどれか。
1.標治法は経絡の変動を調整する。
2.弁証施治は八綱病証を用いる。
3.補瀉は虚実に応じて行う。
4.正治とは順証に対する治法である。
解答: 1
164.十二刺の刺法で正しい組合せはどれか。
1.骨痺を治す …… 短刺
2.寒痺を治す …… 偶刺
3.心痺を治す …… 恢刺
4.筋痺を治す …… 浮刺
解答: 1
165.遠道刺の刺法はどれか。
1.病、分肉にあればその間を刺す。
2.病、右にあれば左に取る。
3.病、上にあれば下に取る。
4.病、体表にあれば皮毛を刺す。
解答: 3
166.東洋医学の特色で適切でないのはどれか。
1.本治による治療では奇穴を用いる。
2.四診によって証の決定を行う。
3.虚実に基づいて補瀉を施す。
4.未病を治す。
解答: 1
167.五行論で誤っている記述はどれか。
1.五行論は陰陽論を含む。
2.相生と相剋の法則がある。
3.難経六十九難による治療法に活用される。
4.色体表は臓腑の病変の診断に応用される。
解答: 1
168.外邪に対する防御的役割をするのはどれか。
1.宗気
2.経気
3.衛気
4.営気
解答: 3
169.津液について誤っているのはどれか。
1.心により代謝が促進される。
2.水穀から分離される。
3.体温調節に関与する。
4.皮膚を潤す。
解答: 1
170.臓腑と開竅部との組合せで正しいのはどれか。
1.肝 …… 口唇
2.心 …… 舌
3.脾 …… 耳
4.腎 …… 目
解答: 2
171.臓腑と生理作用との組合せで正しいのはどれか。
1.肺 …… 運化
2.腎 …… 統血
3.小腸 …… 清濁の分別
4.胆 …… 水穀の受納
解答: 3
172.外因で体重節痛を引き起こすのはどれか。
1.風邪
2.寒邪
3.湿邪
4.燥邪
解答: 3
173.七情で腎を傷るのはどれか。
1.怒
2.思
3.悲
4.恐
解答: 4
174.虚証の症状で適切でないのはどれか。
1.短気
2.自汗
3.下痢
4.拒按
解答: 4
175.次の文で示す病証に関係する臓はどれか。
「手足の筋のひきつれ、季肋部痛、めまいや目の乾燥がある。」
1.心
2.肝
3.肺
4.腎
解答: 2
176.次の文で示す是動病の経脈はどれか。
「食するともどし、胃部が痛み、腹が張る。よくおくびし、
放屁すればすっきりする。全身が重く感じる。」
1.大腸経
2.胃経
3.肺経
4.脾経
解答: 4
177.次の文で示す経絡病証について適切なのはどれか。
「目の痛みが強く、頭痛もある。背中は張って腰は
折れんばかりに痛み、下腿後面の筋がひきつれる。」
1.肝経
2.膀胱経
3.胆経
4.腎経
解答: 2
178.陽脈病証の症状はどれか。
1.月経異常
2.目の痛み
3.排尿障害
4.下痢
解答: 2
179.古代九鍼で「皮膚を破る鍼」とされているのはどれか。
1.鋒鍼
2.毫鍼
3.大鍼
4.鍼
解答: 1
180.五臓五刺で正しい組合せはどれか。
1.脾 …… 半刺
2.肺 …… 関刺
3.肝 …… 合谷刺
4.腎 …… 輸刺
解答: 4