これは映画じゃなくて、2020年3月15日にBSTBSで放送されたドラマの「伴走者」です。
私も視覚障碍者マラソンを楽しむ一人として楽しく……。
BSTBSの開局20周年記念ドラマだったかな？
パラリンピックが開催される年だからでしょうね、視覚障碍者がマラソンする時の「伴走者」に注目した２時間ドラマです。
原作は小説らしいですね、そっちは読んだことないですが原作も面白いらしいですよ。
…で、このドラマでは、サッカーのトップ選手が交通事故で失明してしまって、パラリンピックでマラソン出場を目指すって話でした。
フルマラソンを２時間半で走っちゃうんですって、私より２時間も速い(汗)
スゴイのはタイムじゃなくって、中途失明、しかも突然の事故で視力を完全に失ったというのに事故からたった４年でこんなに走れてることです。
２時間半で走ろうと思ったら、50mを10秒くらいの速さでずっと走るんですが…、怖いんですよぉ…(汗)
平坦な競技場と違って一般道を走るマラソンは多少の凹凸とかがあるので普通は怖くて足が出ない(汗)
ほんの少し路面がへこんでるだけで足が空回りして腰が抜けるような感覚になるんですよ(汗)
まぁ、そこはドラマってことで良しとしよう…(笑)
伴走する晴眼者は実業団を戦力外になったもと箱根駅伝の選手、学生時代は後先考えない攻めの走りをする強気なタイプ(笑)
私の博打走法とはちょと違うかな？(笑)
こんな２人がヤイヤイ言いながら練習してパラリンピック選考会に出て１位でゴールする…。
でもでもでも、伴走者の方が先にゴールを越えちゃってルール違反で失格になっちゃうんだよね。
うぅ～ん…、これはネタバレ…、だよね(汗)
でもまぁ、この作品が伝えたかったのはパラリンピックに出れたとか出れなかったとかいう事じゃなく、「走る意味」っていうのかな？、なぜ走る…、何のために走る…、誰のために走る…、そんなことだね。
私も視覚障碍者として伴走者と共にマラソンを走ってます。
パラリンピックなんて出れるレベルじゃないから、もちろんパラリンピック出場のためになんて走ってません。
練習を続けてる以上は少しでも成長していたいとは思ってるので、これまでの記録、これまでの自分を越えようという意識はありますが、速く走りたい!!というほどタイムにはこだわってません。
ちなみにハーフマラソンは1時間56分、フルマラソンは4時間26分、100キロマラソンは14時間45分です(^^v
最初は健康のために運動不足を解消したいなと(笑)
そんで、もともと持久走は大の苦手で高校時代の体育の授業で３キロ走ったのが人生最長走行距離だったんで、自己記録更新を目指してましたね。
３キロ…、５キロ…、７キロ…、10キロ…、15キロ…って延びて、ハーフマラソンに挑戦して…、フルマラソンに挑戦して…。
少しずつ距離が延びていくのは嬉しかったですねぇ…、普段は白い杖を突きながらトボトボ歩くしかできない自分がここまで走れるようになったんだぁ!!って(笑)
そんで、次は大阪で有名な大会を走れるようになりたいなとか思うようになって、100キロマラソンも走ってみたりして…。
でもね、自分がゴールした時って必ず横に伴走者がいるんですよ。
私より高いレベルで練習して準備してくれて私のために42キロとか100キロ走ってくれた伴走者が…。
伴走するって大変でしょ？って尋ねたら、誰もが大変という感覚より嬉しいとか楽しいという気持ちの方が強いって帰ってくるんですよ。
伴走するって「１人で走る時の辛さ半分喜び２倍」っていう感覚なんですって(笑)
自分の初フルマラソン完走より、初フルマラソン伴走を果たした時の方が感動を共有できて幸せな気持ちになったとか言ってくれる人もいましたね。
私も同じような感じでね、初めてフルマラソンの伴走をするっていう方と走る時は別のチカラが湧いてくるんですよねぇ。
しんどくて止めたいと思う時が必ずあるんですけど、伴走者のいい思い出にしてもらえるように、這ってでも絶対にゴールしたい!!とか想っちゃうんですよ(笑)
伴走者が元気でも私がリタイアすれば伴走者もリタイアになっちゃう、それだけは嫌、絶対に伴走者をゴールまで連れて行くんだ!!ってね(笑)
伴走するって難しいことだとは思いますけど、このドラマほど難しい物じゃないというか、最初はジョギングくらいの伴走から始めるので軽い気持ちで伴走してみてもらいたいですね。
「個人競技」だったmarathonがチーム競技とか団体競技になる…というより、『共有競技』になるって感じかな？
ブラインドマラソンは、楽しさ、苦しさ、辛さ、喜びをシェアできる競技ですよ(^^b
是非是非、一緒に走りましょ♪
↓視覚障碍者マラソン練習会「長居わーわーず」
http://waawaas.sakura.ne.jp/
さよなら、さよなら、さよなら♪
