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熱中症予防・汗は拭きとらずに乾かそう

おはようございます。あんり治療院の藤井です。

大阪も梅雨入りして2週間ほどになりますが、最近の梅雨は突然の豪雨になることも多いので注意してくださいね。
梅雨時期から気を付けないといけないのは雨だけではなく、熱中症になる方も増えるので注意が必要です。

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今日は熱中症予防、「汗」についてお伝えします。

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暑い時に汗が出る理由

暑いときは汗が出ますが、なぜ汗が出るのかというと、「体温を下げるため」ですね。
ではなぜ汗をかくと体温が下がるのかというと、体表面の汗が乾くとき(気化するとき)に気化熱の作用で体温が下がります。
100mlの汗が蒸発(気化)することで、体温が「1度」下がるといわれています。

つまり、体温を下げるには、汗が『蒸発(気化)』しないといけません。
拭いても拭いても汗が滝のように流れてくる…というのは、汗が蒸発(気化)していないので体温が下がっておらず、体温を下げようといつまでも汗が出続けているわけです。

汗が気化しやすい環境

体温を下げるには汗を拭きとるのではなく蒸発(気化)させる必要があるのですが、水分が蒸発(気化)する際に関係するのは「温度」と「湿度」です。
温度が高ければ水分の蒸発(気化)は盛んになりますが、湿度が高くなると逆に水分の蒸発(気化)は低下します。

梅雨時期は気温がそれほど高くないのに湿度が高い。この環境は汗が蒸発(気化)しにくいため、体温が下がらずに熱中症になりやすい時期ともいえます。

気温がそれほど高くなく、冷房をつけても温度も湿度も下がらないこの時期、効果的に汗を蒸発(気化)させないといけません。

公立の良い体温の下げ方

まず、同じ量の水分を蒸発(気化)させるにも、広い面積で蒸発(気化)させる方が効率的です。
かといって、汗を塗り広げるのも抵抗があると思うので、汗を拭きとった後に霧吹きなどで肌に水をかけたり、軽く絞ったタオルなどで広い面積を拭いてください。

次に、風邪をあてることで蒸発(気化)の効率が上がります。
家にいるときなどは常に扇風機で風邪を回して置いたり、外出時にはウチワや扇子で風邪を送って蒸発(気化)の効率を上げてください。

これは熱中症になってしまった人の応急処置も同じです。
水をかけるのではなく、水を口に含んで霧状に吹きかけ、衣服などで扇いで風邪を送り、水を蒸発(気化)させます。

しっかり水分摂取

汗は体内の水分ですから、体内に水分が不足すると汗が出なくなります。
汗が出なくなると体温を下げることができなくなり、熱中症になってしまいます。

では、どれくらいの水分を摂取すればいいのかというと、「尿量」を基準に考えてください。

体温が上がり汗がたくさん出始めると、バゾプレッシンというホルモンが増え、腎臓で作られる「尿」の量が減少します。
2~4時間に1度は排尿しているか、量はどうかを参考にしてください。
尿量が減少していると、水分摂取は不足しているかもしれません。

あまり使い道のない家庭の東洋医学

配信するテーマに効果的なツボをご紹介する家庭の東洋医学ですが、汗をたくさん出すツボや、汗を早く蒸発(気化)させるツボもないので今日は「あまり使い道のない家庭の東洋医学」です(汗)

脇のくぼみの真ん中から垂直に下がる線と、乳首から水平に外に向かう線の交わるところを触ってください。
その周辺を押さえることで汗が止まります。

右側を押さえると右側の顔から胸の汗が止まり左側の汗は増します。
左側を押さえると左側は止まり、右側は増します。
左右両方を押さえると、上半身の汗はほとんどでなくなり、下半身の汗が増します。

舞妓さんや着物を着た人が顔に汗をかかないのは帯でその部分を押えてるからだといわれています。

下半身の汗を止めるには、脇のくぼみの真ん中から垂直に下がり、骨盤より少し下がったところ(股関節布巾)に丸い骨の膨らみがあります。
その膨らみの少し上を押さえると下半身の汗が泊り、上半身の汗が増します。

これはツボではないので明確な位置があるわけではありませんが、上記の場所(付近)を「手の平」などで広く、2~3分ほど圧迫していると効果が出てきます。
しかし、夏は薄着になるからと補正下着やボディスーツのような締め付けの強い下着を着用すると、脇したと骨盤の横を両方とも圧迫してしまって全身の汗が減少して熱中症に…なんてことないようにしてくださいね。

汗が止まる効果もツボの効果ではなく自律神経の反射を利用したものです。
身体のある特定の場所を刺激すると、離れた場所に影響がでる…。
マッサージで右肩を揉んでいるだけなのに左肩の筋肉が和らいだり、足の筋肉を揉んでるだけで腰の筋肉が和らぐということもよくありますが、ヒトの身体というのは不思議なものですね。

そんな不思議なチカラをもった人体ですが、暑い時に汗を止めてしまうと熱中症になるので使い方にはご注意くださいね。

さぁ、これからどんどん暑くなってきますので、熱中症を軽く考えず、元気に夏を乗り切りましょう!!

最後に……

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